なぜ生きる

  • 1万年堂出版
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本棚登録 : 556
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784925253017

感想・レビュー・書評

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  • 明橋先生の本をずっと読んで子育てしてきました。なのでこの本も興味あって読みました

  • 360ページを超す厚く長い本ですが、
    あとがきの3行のみがこのテーマの本質だと思います。
    残りは、著名人や偉人の言動を
    著者のアナロジーで換言しただけの、
    あまりテーマに近づくことに寄与しない
    文章が続きます。

    テーマが何であって、
    それを伝えうる文体かどうか、
    ということを著者は配慮すべき。

  • 印象に残った箇所をまとめました。
    文章がかたくやや難しい。


    ・生きる目的は、幸せになること。「よく人間に生まれてきた」と生命の歓喜を得て、未来永遠の幸福に生きること。金でも財でも名誉でも地位でもない。これはみんな共通である。
    この目的を知った時、一切の悩みも苦しみも意味を持ち、それに向かって生きるとき、全ての努力は報われる

    ・仕事や趣味、愛する家族等はあくまで手段や幸せを構成する要素であり、目的と混同してはならない。
    現に、メダル獲得を目指してきた選手が目的を果たしても虚無感に襲われるのはこのためである

  • これを読んでも、「なぜ生きるか」についてポジティブな回答は得られません。むしろ、人生は生きるに値しないのではないか・・・と読者を悩ませてしまいます。

    しかし、これを読んだあとにに、哲学書「人間はなぜ8本足か?」(土屋)を読んでください。「なぜ生きるか」について、明るい答えが返ってきます。

    要は、人生をつまらない、と考える人と、人生はハラハラドキドキの連続だ!とポジティブに考えられる人との違いなのでしょう。

    「朝起きて電車にゆられて」とつならない側面だけをとりだして「人生は生きるに値しない」といっているようなものです。

    「よく見れば なずな花咲く 垣根かな」

    雑草みたいな目立たない花が咲いていたということが、芭蕉の俳句になるのほど重要なことなのです。




     

  • ごみ

  • 「なぜ生きる」を読んでみた。

    この間、「なぜ生きる」のアニメ映画を見てきたので、本はどんなものだったのか思い出したくて読み直した。
    10年以上前に読んで、すっかり忘れていて、一つも覚えてなかった。



    読んで思う事。
    アニメは判りやすいストーリーが付けられていたんだなぁと。本はうだうだと「この世は地獄だ」みたいな話が続く。
    正直、うんざりしてしまった。



    そして最後まで、「なぜ生きる」は謎のまま終わる。
    前半はこの世の地獄を憂う話。
    後半は親鸞様を称える話。

    親鸞様は嫌いではない。そもそも全く知らないに等しい。
    単に祖母がお経の代わりに歌っていた歌で出てきた人という程度にしか認識していない。後は教科書に書いてあったこと程度(?)
    親しみはあるが、んじゃどんな生き方をした人?と言われると知らない。
    それをざっくりと知る事が出来たのはいいと思ったが……「親鸞様はこう言われていた」みたいなものは解釈次第でどうにでもなるような気がしたので、それ……ホントにその解釈で合ってるの?と思ってしまった。

    アニメにしても前半は判りやすいストーリーが付いていたけれども、後半は仏教の話ばかりでつまらなかった。



    …と、ここまで書いていて思った。
    前回も、「この本には『なぜ生きる』の理由なんて書かれてない。つまんない」みたいな感想を書いた気がする。

  • 表現が難しいから、あまり理解できなかった。

  • 不満がなくなると苦痛に変わる。限界効用逓減の法則
    苦しみの新しい間を楽しみといい、楽しみの古くなったのを苦しみといわれる。
    仕事は、人生の目的を達成する手段
    あの頃がどんなに楽しかったとしても、それは戻れぬ昔であり、今は楽しくない。
    思い出は、”甘さ”こそあれ、今を楽しくする”力”はない。
    死は突然にしかやって来ない。いつ来ても、その当事者は、突然に来たとしか感じない、生きていることに安心しきっている心には、死に対する用意が何もできていない。死は来るべからず時でもやってくる、平気でやってくる。人間の力では止めることも動かすことも出来ない怪物である。
    幸せもとめて生きているのに、”死”を目的に生きているようなもの、生きるために生きる人は、”死”を目的にいきているようなもの。
    私達は結して苦しむために生きて来たのではない、生きているわけでもない。すべての人間の究極の願いは、苦悩をなくして、いかに明るく楽しく何度海の人生を渡るかに尽きる。
    冥土とは死後の世界である、人生は冥土の旅に違いない、一日生きれば、一日死に近づいている。万人共通の厳粛な事実である。百パーセント堕ちるとハッキリしている飛行機に乗る者はいないだろう、今れたときから私達はそんな飛行機に乗っている。
    霊前は故人の霊の前、冥福は冥土の幸福、いずれも死後を想定している。
    後生まとは死後の事
    生きる目的は、金でもなければ財でもない、名誉でもなければ地位でもない、人生苦悩の根元を断ち切られ、よくぞ人間に生まれたものぞと生命の歓喜を得て、未来永遠の幸福に生きることである。

  • 特記事項なし。

  • 意味不明な部分がかなりありましたが、逆にとても心に響く部分が何ヵ所もありました。

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著者プロフィール

心療内科医。京都大学医学部卒業。国立京都病院内科、名古屋大学医学部附属病院精神科、愛知県立城山病院を経て、真生会富山病院心療内科部長。NPO法人子どもの権利支援センターぱれっと理事長、富山県虐待防止アドバイザー、一般社団法人HAT代表理事。専門は精神病理学、児童思春期精神医療。全国で「認定子育てハッピーアドバイザー養成講座」を開講し、人材育成に当たる。著書は、シリーズ累計500万部を超える『子育てハッピーアドバイス』など多数。

「2022年 『読んでみない? からだのこと。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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