翼ひろげる子―子どもの生きる場所は、家庭、学校、友達の3つ。そのどれか1つにでも自分のことを受け止めてもらえるならば、子どもは生きていける
- 1万年堂出版 (2003年12月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784925253130
作品紹介・あらすじ
今も、世の中では、子どもの自殺が続き、少年事件がマスコミを騒がせている。では、われわれは、現代の子どものために、何ができるのか。学校や社会は、どうあるべきなのか。それについて、本書では考えている。
感想・レビュー・書評
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2012.2.4 初読 市立図書館
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”学校から帰って嫌だったことをお母さんに話せないまま、次の日になってしまうと、子供はすぐに忘れてしまう。だけどモヤモヤした気持ちは残る。大人であれば一週間前のことを覚えていて、こんなことがあったと言えるけど、子供はその日のうちに解消しないとすぐに忘れてしまう。だから子供の話しを聞いてやるならその日のうちかせめて次の日。そういう意味で親が家にいるというのは子供にとっては大事なこと。”
”自立しようという意欲のもとになるのは、安心感。安心感はどこから培われるかというと甘え。甘えない人が自立するのではなく。甘えた人が自立する。自立につまづく人を見ていると、幼少期に十分な甘えを経験できなかった子供が多い。人間が生きていくうえで、甘えは絶対に必要なもの。”
”「がんばれ」という言葉は相手を選ぶ。それより、「がんばってるね」と言う方がいい。”
”親が”変えよう、変えよう”と思っている間は子供はなかなか変わらない。逆に”変わらなくてもいい。今のままでも結構この子なりにやっているんだから”と本当に思えた時、はじめて子供が変わり始めるということが案外ある。” -
「輝ける子」の続編というより、まとめです。
「輝ける子」を見た後に読むと、まとまって感じ、読みやすいかもしれません。
こちらも例をもとに、分かりやすく説明してあります。