生きものたちのささやき: 博物誌より

  • 朔北社
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  • Amazon.co.jp ・本 (78ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784931284890

感想・レビュー・書評

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  • 南塚さんの絵だ!という理由で購入。とはいえ博物誌も読んだことがなかったのでちょうど良かった。
    科学的な話かと思っていたけど、意外にファンタジックな文章。翻訳は小学生向けに平易にしているらしい。擬人化された動物からの視点だったり、仕草や動きの描写が人のようだったりして、ふしぎな感じがする。だからこそ南塚さんの絵(銅版画)が似合うんだなと思う。

  • 発想がものすごく新鮮で、鱗が落ちる。ルナールの目には生きものたちがこんな風に見えているのか、と大変感慨深い。

    何でも「枠」に当てはめて物事を捉えすぎる人(私も含めて)には、新しい世界が開けたような感覚を味わえるのではないだろうか。

    --- 以下はネタバレ ---

    私のお気に入りは、
    - 毛虫 → バラの首に巻かれた毛皮のマフラー
    - ちょうちょう → 二つ折りのラブレター
    - ろば → 大人になったうさぎ

    私の目にはそんな風に見えたことは1度もなかった。素敵。

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