三訂版 アサーション・トレーニング: さわやかな〈自己表現〉のために
- 日本・精神技術研究所 (2021年6月24日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784931317185
作品紹介・あらすじ
日本にアサーション・トレーニングを広めた著者による、原点にして決定版の一冊が、11年ぶり2度目の改訂です。心理学の新しい理論を取り入れ、大幅な加筆修正を行いました。はじめて、アサーション・トレーニングに触れる方から、旧版の書籍を読んだことのある人まで、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
「〈アサーティブ〉とは、自分も相手も大切にした自己表現です。アサーティブな発言では、自分の気持ち、考え、信念などが正直に、率直に、その場にふさわしい方法で表現され、そして、相手が同じように発言することを奨励しようとします。つまり、アサーティブな自己表現では、自分の自己の表現の権利を活用して自ら自分を表現し、同時に相手の自己表現の権利と自由を尊重しようとします。その結果として、互いの意見が葛藤を起こすこともあり得ると考えます。つまり、互いに率直に話をすれば、自分の意見に相手が同意しないこともあるし、また、相手の意見に自分が賛同できるとは限らないこともあるでしょう。むしろ、率直に話した結果、意見や考えが一致すれば、それはラッキーなことです。一致しないときは葛藤が起こります。そんなとき、アサーティブなやり取りでは、すぐさま意見を変えて相手に譲ったり、相手を自分に同意させようとするのではなく、面倒がらずに互いの意見を出し合って、譲ったり、譲られたりしながら、双方にとって納得のいく結論を出そうとします。」(本文より)
感想・レビュー・書評
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アサーションを単なる自己主張のことだと勘違いしていた。自他尊重の精神に裏付けられたコミュニケーションであることが理解できた。ダイバーシティの重要性が増す中、学ぶべき内容だ。アンガーマネジメントとしての学びもあった。「多くの場合、怒りで相手を撃退しようとするよりも、自分は『困ったり』『怖れたり』『がっかり』していますと伝えたほうが、相手に脅威を与えることなく、あなたの状態が伝わり、相手が対応しようとしてくれる可能性が高いでしょう」
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義務と感じていたものを権利と置き換えるだけで、こんなに考え方が自由になるとは
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2階書架 : 361.45/HIR : 3410167587
https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/webopac/BB50371967 -
同じ著者の本でも読みにくいと思う
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実践よりも心がけに重きを置いてる印象。
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なんとなく全体感は掴めるけど実践的なのかは不明かなと思った
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どうしてもっと早くこの本を読まなかったのだろうか・・・。コロナ禍にあって第三版を発行してくださったことに感謝しますし、この先の武器としてこの本を活用していきたい。世の中でも身近でもダイバーシティと言われ、ついには自分自身の職業課題として突きつけられている現状、私は確信を持ってアサーション訓練が現状を打破する方法と言いたい(本を読んだだけですが)。平木先生、アサーションを輸入してくださって、ありがとう。社会人の必読書になれば世の中が変わると思いました。
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“相手ができないから、あなたにやってもらいたいと思っているから、という理由だけで、あなたがそれをしなければならないということはありません。あなたがしようと思えばやればいいし、自分で決めたのですから、できる限りでそのことに責任を取ればいいのです。自分で決めたことは、責任を取らなければならないのではなく、取ることができると思ってみましょう。”(p.95)
“自己表現や関係のあり方は「自分で選んでいける」のだ”(p.178)
“「人は誰でも違っている」「違いは間違いではない」”(p.179) -
東2法経図・6F開架:361.45A/H64a//K
著者プロフィール
平木典子の作品






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