- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784938456535
作品紹介・あらすじ
もっとも寡黙であるが故にもっとも知られていないビートル。ジョン・レノンとポール・マッカートニーというふたりの天才のあいだでみずからのサウンドを追求し続けたジョージ・ハリスンの知られざるエピソード満載。人生における「成功」とは地位や名誉やお金ではない。ジョージの生きざまは真の「成功」の意味を教えてくれる。
感想・レビュー・書評
-
先輩とビートルズの話してて「ビートルズのメンバーって、ジョンとポールとリンゴと・・・・あと誰?」なんていう失礼な行き詰まりをやったことがある。帰ってからウィキで調べて、やっと思い出し・・・いや、初めて知ったって言ったほうがいいのか。ジョージ・ハリスンって名前は知ってたけど、映画俳優か何かの人だと思ってた。罰あたりな言い方になるが、ジョージ・ハリスンの名前を瞬時に挙げられる人は他の3人のそれほどはいないと思う。時を経ても、クワィエット・ビートルはクワィエット・ビートルであり続けるのだろう。
でもそんな、知ろうとしなければ知ることのできないという存在感が、彼に深みを与えているとも思う。彼の生き様は、あまり表に出ることのない(エンターテイナー的ではない)ミュージシャンたちの大きな心の支えとなっているはずだ。彼は静かであっても、確かな魅力を持っており、それが人々の共感を呼ぶ。彼のことが書かれてある記事には友人関係のことについて書かれてあることが多いが、やはりそれだけひとを引き付けるものを持っていたのだろう。
読むのは正直しんどかったが、よくもまぁこんだけ調べたものだと思う。ジョージ・ハリスンの魅力に浸ることができた。そしてあらためて、ビートルズメンバーの個性の違いを実感させられた。詳細をみるコメント0件をすべて表示