- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784938742881
感想・レビュー・書評
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3+
いずれ劣らぬビッグネームが肩を並べる、何とも豪華なアンソロジーであるが、内容の方は良く言えば安定した、悪く言えばさして刺激のないものだった。バラエティには富んでいるが、少し物足りない感がある。ただ現在では手に入り難い作品も収められているので、古書店で割とよく見かける本書の役回りは小さくないと思える。
ところで手元にあるのは1999年発売の3刷である。表紙カバーに作家名が記載されているが、山村美紗の“紗”が“沙”に、島田一男の“男”が“雄”になっている。もちろん内容には何ら差し支えはないのだが、これは読む前から少し萎える。webで調べると訂正されている版もあるようだし、気にする程のことでもないが、興味のある方はチェックしてみるのもいいだろう。
以下は所収作品
山村美紗「呪われた密室」
高木彬光「影の男」
中町信「動く密室」
泡坂妻夫「ナチ式健脳法」
大谷羊太郎「北の聖夜殺人事件」
天城一「むだ騒ぎ」
島田一男「渋柿事件」
鮎川哲也「妖塔記」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/5219652.html)
(収録作品)北の聖夜殺人事件(大谷羊太郎)/ナチ式健脳法(泡坂妻夫)/呪われた密室(山村美紗)/動く密室(中町信)/渋柿事件(島田一男)/妖塔記(鮎川哲也)/影の男(高木彬光)/むだ騒ぎ(天城一)
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著者プロフィール
山村美紗の作品





