スレイヴ―パソコン音痴のカメイ課長が電脳作家になる物語

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  • ポット出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784939015144

作品紹介・あらすじ

大阪の中小企業で、課長になったばかりの亀井遠士郎は郊外に家を新築したのだが、妻と娘の反対で、書斎を持つことを許されなかった。このため亀井は、部下の薦めで手のひらに乗る小さなパソコンを買った。それを書斎にしようというのだ。

亀井が書斎を持とうとしていたのは、マスコミで活躍している大学時代の同級生・ジェリィ平賀をギャフンと言わせる、本質的で普遍的な何かを書くためだった。

小さなマシンは亀井の生活に弾みを付けた。そいつを使って、亀井は電脳回廊を駆け回り、GNUやグーテンベルグ計画などを知り、だれもが情報の奴隷になっている現状に気付いていく。

息つく間もないストーリー。まるでRPGのキャラのように、亀井はコンピューターから経済、生物学、ジャーナリズム、文学、法律、歴史、哲学、思想という各種アイテムでパワーアップされてゆく。抱腹絶倒のコメディ、怒涛のカンフーアクション、疑惑と裏切りのサスペンス、耽美なロマンス、美しい家族愛…。あらゆる要素を凝縮した深い内容と、最後に待ちかまえる大ドンデン返し!『ソフィーの世界』より勉強になり、『百年の孤独』ほど難解でなく、『アルジャーノンに花束を』より涙を誘い、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』より切なく、『人間失格』より元気が出る。小説のスタイルを取りつつ、面白くてタメになる現代人必読の文明批評と言えよう。

著者プロフィール

畑仲 哲雄(はたなか てつお)

1961年大阪生まれ. 1985年関西大学法学部卒業後, 毎日新聞社入社, 1990年日経ホーム出版社『日経トレンディ』編集部に転職し, 1991年より2011年まで共同通信社勤務. 2004年東京大学大学院学際情報学府修士課程に進学し, 2007年同課程修了, 2013年同大学院博士課程修了. 博士(社会情報学). 2013年より龍谷大学社会学部准教授. 専門はジャーナリズム研究. 主な単著に, 『地域ジャーナリズム:コミュニティとメディアを結びなおす』(勁草書房, 2014), 『新聞再生:コミュニティからの挑戦』(平凡社, 2008), 共著に照屋・萩野・中野編著『危機の時代と「知」の挑戦(上)』(論創社, 2018), 菊池・有賀・田上編著『政府の政治理論:思想と現実』(晃洋書房, 2017), 小林・菊池編著『コミュニタリアニズムのフロンティア』(勁草書房, 2012)など.

「2018年 『ジャーナリズムの道徳的ジレンマ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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