トリツカレ男

  • ビリケン出版
3.77
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本棚登録 : 543
レビュー : 136
  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784939029165

感想・レビュー・書評

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  • 切なくも美しい童話のような物語

    あまり聞いたことのない本が読みたくて、ブックパッカーという貸本屋さんを訪れた。
    私のリクエストは「徹夜してしまうくらい惹かれる本」

    こうして借りたのが本書であり、リクエストのとおり、気づけば物語に入り込んで2時間ほどで読み終わってしまった。



    トリツカレ男のジュゼッペは、いちど何かにとりつかれると、ほかのものが目に入らないくらい夢中になってしまう

    次から次へと、とりつかれるように夢中になるジュゼッペが、あるときとりつかれたものとは・・

    ユーモラスな口調の語り手から紡ぎだされるジュゼッペの物語はときに切なく心を打たれる

    読後、押入れからMr Children 「HERO」をひっぱりだして聞いてしまうほど、この歌がよく似合う。


    切なくも美しいこの物語に、文字通りトリツカレてしまう本です。

  • 【小説】トリツカレ男 純粋で温かい気持ちになれる恋愛小説でした。

  • ハッピーでファンタスティックなお話だった。

  • 始めは普通に読んでいたが、終盤に近づくにつれてジュゼッペの暖かい気持ちや男らしさに泣けてきた。
    ジュゼッペはかっこいいやつだった。
    比較的短いし、読みやすい文体なので本が嫌いな人にも是非読んでもらいたいなぁ。

  • これを読んだときに後にも先にもないぐらい涙し、その時の夏の空気や冷えたフローリングや自分の体勢まで覚えている。

  • 何気なく読んでみたら
    面白すぎて一気読み
    素晴らしい一作
    4.8

  • 「なにかに本気でとりつかれるってことはさ、
     みんなが考えてるほど、
     ばかげたことじゃあないと思うよ」

  • トリツカレ男のまっすぐな愛情。自分もこんな風にひとを愛したいと思える、とてもあったかい物語。
    ジュゼッペはもちろん登場人物が皆愛らしい。

    きっとこの先何度も読み返したくなるだろう
    大好きな一冊になりました。

    氷の上の私たちはいつか転ぶ。
    タタン先生の言葉が印象的

  • 人生に無駄なものなんて無い。
    どんなに寄り道しても、遠回りでもちゃんと意味が有る。

    感動するというよりも、なんだかほっこりする話です。

  • 自分の今の状況と関係あるかもしれないけど、読んでいてこんなに何度も泣いた本は初めて。そして最後にはじんわりと幸せになれた。ジュゼッペとペチカという名前。言葉づかいと、独特な世界観。いしいしんじさん天才かと思う。他の作品も読もう。全部。

著者プロフィール

いしいしんじ
1966年、大阪生まれ。京都大学文学部卒業。94年『アムステルダムの犬』でデビュー。
2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞、
16年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。
そのほか『ぶらんこ乗り』『ポーの話』『四とそれ以上の国』『海と山のピアノ』など著書多数。
趣味はレコード、蓄音機、歌舞伎、茶道、落語。

「2019年 『マリアさま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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