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- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784939046056
感想・レビュー・書評
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サッカーの後援者として知られた故高円宮憲仁親王は根付のコレクターとしても有名でした。そのコレクションを紹介した本です。根付といっても、キーホルダーやストラップのようなものではなく、印籠や煙草入れなどを帯から下げるときのストッパーの役目をするパーツのことで、江戸時代のものは骨董屋さんなどで見ることができ、美術館では昔の根付の展覧会もよく開かれています。
特筆すべきは、高円宮のコレクションが現代作家の作った根付であること。モチーフも奇抜なものが多く、小さな根付を刻み出すテクニックも生半可なものではありません。きものを着なくなり、根付が生活のなかにあった実用品としての位置づけを失った現代に、これだけのコレクションを築くというのもすごいことです。高円宮妃が2006年に2冊目の本を出しています。
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