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- Amazon.co.jp ・本 (704ページ)
- / ISBN・EAN: 9784939138409
感想・レビュー・書評
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こまわり君だと読めたのに、キャラが違うとなんでだろ。
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70年代の作品ということもあり、表現が実に自由です。私が生まれる前のことなので時代背景はわかりませんが、やれ差別だなんだという言葉狩りの風潮に抗っているのか、キチガイとかおまんことか連呼しまくります。それがなんとも爽快だったり。
新装時に「・・・差別的な・・・作品の芸術性を・・・読者のご賢察を・・・」などという、よくある出版社からの言い訳がつけられていないのは立派だと思います。
さて、作品ですが、逆向春助を中心にしたドタバタ劇で、短編の各話が完結する形になっています。下巻の最後に山上先生の回想が記されているのですが、それによると連載当初は主人公をあえて決めないスタイルの漫画にしたかったそうで、その様子が確かに伺えます。
悶々とした青春の日々を送る春助たちですが、明るく、どことなく将来への希望のようなものを感じてしまうのは、描かれたその時代が自然に滲んでいるからなのかもしれません。
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