- Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
- / ISBN・EAN: 9784944098439
作品紹介・あらすじ
『文章上達の秘伝』かゆいトコロに手がとどく文章指南。独創的(オリジナル)にして普遍的(スタンダード)。(2万字)ロングインタビュー「書くこと」と「私」充実の「7つのヒント」も収録。
感想・レビュー・書評
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「書く」という作業に対するフェティシズムを介したプロ編集者と読者との交流録。
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続編って言うのは、前編を上回るインパクトがないことには、感動が少ないです。これは、文章に限ったことではありません。アドヴァイスの根幹に流れている考え方は同じなので、どうしても目からウロコが落ちる数も減ってきます。あるていど読む前から予想はできているのですが、やはり、前作のできのよさや感動の大きさから多くの期待を込めて読んでしまいます。読者心理としては、致し方ありませんよね。しかしながら、前作よりは、質問、回答とも、より内面に迫ったものが多かった気がいたしますので、より高レベルな悩みをお持ちの方には、良かったのかもしれません。という私は低レベル人間ということで、若干減点してしまうのも仕方がないこと。
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ライティングのスキルに関する本はたくさん読んできたけど、ここまでマインドに寄った本は初めてだったし、それだけで際立った個性がある。「プロ編集者による文章上達秘伝スクール」の第二弾だが、ここでは村松さんも吹っ切れたのか、ライティングに関係ないトピックでも自分の内面を語りまくる。それはちょっとやり過ぎかなと思うけど、その分自分の心にずしりと響く文章論もあった。くだらねぇ質問してるなぁ、よくクソまじめに答えるよなぁ、と思いながら読むのだけど、今回も400P以上読み切ってしまった自分がいるし、知らぬ間にごっつ影響を受けてしまった文章を書いている自分がいる。
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101208*読了
こんなに分厚い本なのに、夢中で読んでしまう。止まらない。それはひとえに村松さんの人間的魅力によるものだと思う。文章に人格が表れるとはこういうことなんですね。納得。 -
思い悩んだ時に読むかもしれない。
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メルマガで「文章ってどう書けばいいんですかー?」と頻繁に質問されたものを集めて、本にしてしまった感じが拭いきれない1冊。
しかも、書式が統一されていないし、今読み返してみると反面教師的な生かし方しか思いつかない。 -
著者の友人、安齋肇氏のイラストが表紙を飾る、秘伝シリーズ第2弾。
書く行為の洞察が、ほぼ人間洞察に達する語り口がパワーアップしている。 -
「この本は、アマチュアの文章書きの質問に、プロ編集者が答えるというQ&A形式のものです。」……まえがきより抜粋。
アマチュアからの質問は勿論ですが、中にはプロの方からの質問もあり、Q&A形式なのでより実践的で、まさに“カユいところに手が届く”良い感じの本です。
確かにちょっと値は張りますが、それに似合った(もしくは以上)の充実した内容が収録されていると思います。
このシリーズは他に2冊出版されております。自分は経済的に余裕がなかったので持っているのはこれだけですが、お金に余裕のある方は他もオススメだと思います。……と言ってもこの本だけで充分っちゃ充分だとは思いますが(苦笑)。