平成の百人一首。古今の短歌を集めている。最初の8人は、小倉百人一首とかぶらない。
須佐之男命、弟橘姫、磐姫皇后、王仁、聖徳太子、有間皇子、中大兄皇子、天武天皇
半分以降は小倉百人一首が出た後なので、全くかぶっていない。ちなみに最後の8人は
土屋文明、堀口大學、五島美代子、昭和天皇、吉野秀雄、林田美津子、長澤徳治、孤蓬萬里
やや特定の傾向の元に歌を選んでいるかもしれない。
さらに10年後に別の団体が発行した、「今昔秀歌百撰」が,重複しないように歌を選んでいるとのことなので合わせて詠むとよいかもしれない。
ところで2つの出版社から、異なる版が出ているので購入の際には注意が必要。amazon.co.jpでは、同じ書名のレビューをリンクしているが、特定の版でしか有効でない言及もある。
以下,明成社のウェブからの引用。
「「新カナ、新漢字版」を文藝春秋サンが、「正仮名、正漢字版」を我が明成社」
「国語問題協議会会員で、東北大学名誉教授の桂重俊先生は、文藝春秋サンの方の『平成新選百人一首』を「文春版」、そして明成社から出された方を「正統版」と呼んでおられます(『黒豹45』2003.5号)」