核と刀: 核の昭和史と平成の闘い

著者 :
  • 明成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784944219933

感想・レビュー・書評

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  • 現在でも核を巡る世界の動きは活発化しており日本国内でも核論議が昔と異なり言及されてきている背景において本書は日本がアメリカと平行に実施していた原爆研究、さらに実際に東京で核が落とされた際のシュミレーション、中国が東トルキスタンにて行ってきた核実験の実態、日本の原子力技術の実態など正に核というテーマに関して様々な要素で構成されている。
    まず、冒頭からの戦時中における日本の原子爆弾の開発の詳細など、大まかには知る所だが実態までは知らなかったので大変参考になる記述であり、尚且つ現在の日本の周辺国と抱き合わせになる核問題など非常に詳しく書かれている。
    特に中国の行った長崎の原爆の200倍4トンにも及ぶ核実態の実態は鮮烈な内容であった。並びに核エネルギーの平和利用を実現する日本の技術力の高さを初めて知った。

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著者プロフィール

札幌大学外国語学部教授
主要著書:
哲学のリアリティー: カント・ヘーゲル・マルクス (共著,有斐閣,1986)
ヘーゲル用語事典 (共著,未来社,1991)
承認と自由: ヘーゲルの実践哲学の再構成 (未来社,1994)


「1997年 『実践と相互人格性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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