北条氏康と東国の戦国世界 (小田原ライブラリー 13)

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  • 夢工房
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  • Amazon.co.jp ・本 (138ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784946513978

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  • 戦国の英傑・北条氏康の真実。
    16世紀半ば、戦国乱世の東国に新たな時代を切り拓いた小田原北条三代、氏康の生涯に光を当てる。武田信玄・上杉謙信ら戦国群雄との東国争覇戦や検地・税制・目安箱の整備など民生を主体とした領国経営の実態を徹底した史料調査で再現。文武両道に通じた出色の氏康像。(2004年刊)
    ・はじめに
    ・1 祖父宗瑞・父氏綱のもとで
    ・2 関東制覇への道
    ・3 北条軍団の編成
    ・4 新しい領国経営への取り組み
    ・5 小田原二屋形の時代
    ・6 「武榮」を求めて
    ・7 戦国文化の彩り

    著者は小田原市教育委員会の学芸員。140ページの薄い本ではあるが、氏康の事績を余す事なく伝えており、なかなかの良書。2004年の刊とやや古いが図版が多いのが嬉しい。

  • 信玄やら謙信やらと同時代人なのに、いまいち注目度が低い…と「はじめに」にあるように、確かにこの人を取り上げた本というのはお目にかかったことがないような…。

    この辺りの歴史はよく分かってませんが、前半と系図を頼りになんとか理解…。
    文化的な部分にも触れられていて、本の薄さに似合わず、中身があったように思います。

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著者プロフィール

1932年(昭和7)東京に生まれる。東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。富山大学・聖徳大学名誉教授、文学博士。
著書に『王朝歌壇の研究』『万葉集形成の謎』(共に桜楓社)、『閨怨の詩人小野小町』(三省堂選書)、『王朝貴族物語 古代エリートの日常生活』(講談社現代新書)、『万葉集の誕生と大陸文化 シルクロードから大和へ』(角川選書)、『心にひびく日本の古典』(新潮社)、『こんなにも面白い日本の古典』(角川ソフィア文庫)、『創られたスサノオ神話』(中公叢書)、『大麻と古代日本の神々』(宝島新書)、『こんなにも面白い万葉集』(PHP研究所)など他多数

「2020年 『草莽の防人歌 万葉のわだつみの声をきく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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