- Amazon.co.jp ・本 (524ページ)
- / ISBN・EAN: 9784946515095
感想・レビュー・書評
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佐藤亜紀のファンです。少なくとも単行本収録の小説は全部読んでますが、評論系を含めても何しろ少ない。
これは鼎談なので、どうしようかと思ったけど、店頭で見つけたら見過ごせません。
一つのテーマに5~10冊くらいの本を上げ、3氏が言いたい放題。
男性陣、どのような方々か存じ上げませんが、棘も毒も十分にあるはずの佐藤氏がとてもおとなしく見えるのだから、ただ者ではない方々なのでしょう。
例えば「学校」というテーマに「ピノッキオの冒険」みたいな作品も出てくるのですが、「95年ベスト本」はフーゴ・オット「マルティン・ハイデガー」、森本孝「アルフレート・シュッツのウィーン」など、どれもなじみのない書名です。難しい。
けど、1冊に与えられるスペースがさほど大きくないので、めちゃくちゃ深い話に突入する少し前で一応のケリが付くから、なんとか読むことができました。
読んじゃった本の書評を読むのは、見落としてた部分を教えられることもあれば、「そうそう、そうなんだよ~~」と共感する楽しさ。読んでいない本の場合は、この本はおもしろそうだという発見が欲しいから。だけどこの書評集はどちらにも当てはまらない。
書評を読んでアドレナリンがふつふつと湧いてくるような気分になったのは、後にも先にもこの本くらいですね。
というわけで、取り上げられてる本を何冊か読めたら、再読予定。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2014/1/25購入
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月刊誌の書評対談をまとめたもの。
お目当ての佐藤亜紀はこの対談では大して発言していない。取り上げる本が小説以外のものが多かった。
これまで自分が読んで感銘を受けた本が数冊取り上げられていた。そしてどれもが酷評されているんだが、反論したいというより言われてみればそうだなと納得してしまう視点があった。
読みたいなと思う本を多数見つけたので良い読書だった。 -
世の中にはなんてたくさんの本が出版されているのでしょう!?
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