近代公教育の陥穽: 「体罰」を読み直す

著者 :
  • 流通経済大学出版会
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 3
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784947553621

作品紹介・あらすじ

「体罰はいけない!」「いや、体罰も必要だ!」
「体罰」は、いまだ終わりが見えない論争の中にある。ふり返れば、私たち誰しもの身近にある体罰。この体罰の日常に、これまで私たちはいかにかかわってきたのか。そして、これからいかにかかわってゆけばよいのか。
本書は、体罰を「近代公教育の陥穽」として捉え、そこから再び体罰を「読み直す」道を探る一冊である。ここには体罰をめぐる教育と法(教育行政学・法学・教育哲学)の地平からの多角的な考察とともに、体罰をめぐる新たな地平を切り拓くためのひたむきな対話が収められている。「体罰はいけない!」を超えて、私たちは、近代公教育の陥穽である体罰からいかに抜け出すことができるのか。本書の考察と対話は、その道を指し示す一つの道標となるものである。
本書は、現職の教員の方々をはじめ、これから教員を目指す学生、スポーツ指導者、そして保護者の方々にも推薦する一冊である。

著者プロフィール

1954年東京都に生まれる。跡見学園女子大学美学美術史学科卒業。主な論文に「山梨・放光寺仁王像について」(『仏教芸術』245、1999年)、「山梨・慈眼寺の鉈彫像と神仏習合像にみる未完成表現について」(『仏教芸術』314、2011年)、「浅間神像をめぐって」(『仏教芸術』348、2016年)などがある。

「2021年 『神像彫刻重要資料集成1 東日本編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鈴木麻里子の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×