感想・レビュー・書評

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  • 『感受体のおどり』を読んで、そういえば『abさんご』ノーカット版が付録についていたなぁ……と思い出して購入。発売は9月頃だったか。
    『abさんご original』は早稲田文学新人賞のために削った部分を復活させたノーカット版。付録のせいか造本がやや甘いように感じられたのは残念だが、内容は長い分、より物語に深みが感じられた。
    本誌の特集は『早稲田文学新人賞のひとたち』と『オオエとハルキ、ふたたび』。
    『新人賞のひとたち』では黒田夏子のインタビューを始め、歴代受賞者の短編を掲載。仙田学の『盗まれた遺書』と間宮緑『チャカ』が面白かった。
    特集以外では澤西祐典『ムービット・ウィゴー』が良かった。『フラミンゴの村』が面白かったので期待して読んだが、今回はちょっと三崎亜記を思わせるユニークな日常もの。
    多和田葉子の『晩秋のカバレット「変身」』も期待していたが、これは文章で読むよりイベントに参加した方が楽しめそうな気配。問題はイベントに行く時間がなかなか取れないことか……。
    連載が全て翻訳小説なのも他の文芸誌にはあまり見られない状況だろうか。タチヤーナ・トルスタヤ『クィシ』が気になるが、矢張り最初から読まないとイマイチ掴みきれない。こちらは単行本を待つしかなさそうだ。

  • 早稲田文学のツイートによると「野谷文昭さん、陣野俊史さん、青木淳悟さんによる濃密なボラーニョ座談会掲載です!(第3回「2666ナイト」)」「ニコール・クラウスの短篇(長篇に組み込まれた一章)、オルガ・トカルチュクの長篇冒頭(短期集中連載!)も掲載。トカルチュク氏は、三月に日本で行った講演も抄録。中欧文学好きにはたまらない内容です! もちろんドン・デリーロ、タチヤーナ・トルスタヤ、セース・ノーテボームの連載も」
    ところで、「特装版(¥2,400)」と「通常版(¥1,500)」の違いは何?

    オルガ・トカルチュクの「逃亡派」(白水社エクス・リブリス)も、早く出ると良いなぁ~

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