僕の夜―ロベール・クートラス作品集

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  • Amazon.co.jp ・本 (101ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784990330866

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  • クートラスの描くカルト群のような夜更けに愛し合いたい。

  • クートラスが一枚一枚手札大のカルト(カード)に描いた作品は、静かな面持ちながら多くを語りかけてくる。「残酷な暑さが続く夏だった。急勾配の坂道を、猫背の画学生、奥田が上っていく。九州にあるお寺の長男で、親からは絵などやめ、ただちに修業をと言われている。もちろん心は絵にあった。」添えられた小池昌代の文章も、冒頭からいきなり深く沁みいってくる。

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プロフィール

Robert Coutelas(1930–1985)パリ生まれの画家。10代から工場に勤めますが、その後ロマネスクの聖堂彫刻に憧れて石工となる。アーティストを志してリヨンの美術学校に入学し、パリへ戻り画廊と契約するも、己に忠実であるために自らその契約を破棄。その後別の画廊とも契約するが、国内外での度重なる展覧会のため、昼は画廊用の作品制作に追われ、夜は自らの世界にこもって「カルト」(手札大の油彩画)の制作に没頭する。その生涯をとおして描かれたカルトは、およそ6000枚にものぼる。後にはこの画廊との契約も自ら解除し、画家は亡くなるまで画材にも事欠くような困窮のなかで自らの芸術を追求し続けた。カルトのほかにも、グアッシュや油彩画、自宅のダルマストーブで焼かれたテラコッタ(素焼きの彫刻)など、その制作は多岐にわたる。

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