戦略プロフェッショナルの心得 ―ビジネスの現場で、理論だけの戦略が実行できない理由
- 永井孝尚 (2008年9月16日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784990432300
感想・レビュー・書評
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内容的には いいのだが、
1 字が小さ過ぎる。他の新書と比べても読みにくい。
【読んでもらうと言う姿勢】の欠如。
わかりやすく説明と言っているが 読みやすいことが前提。
2 引用例が 織田信長だったり、太平洋戦争だったり、
歴史の引用ではなく ビジネスの実例であげる必要があると思う。
なぜか、オレは 歴史を知ってるぜと言う感じで嫌らしい。
3 章立てが 戦略的とは言えない。
『戦略とはなにか』をもっと前に持ってくるべき。
というような 欠点が存在している。
たしかに IBMの 戦略プロだけあるが、
大きな企業向きとも言えそうだね。
中小企業的なアプローチができないのも弱さと言えるが
それを求めても、せんないことだ。
顧客ニーズには 対応していない。
しかし、提案されている内容は 結構おもしろい。
なにが 本質なのか
そのことが 納得性がある。
読んでいるうちに 人間は おそろしいものだ
小さい字が 次第に 大きく見えるようになった。
おぉ。人間の なれる力に 感謝。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
目次は非常によいと思う。
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■目次
はじめに
第1章 市場と顧客を理解するために
・市場調査が出た時点で、既に市場が変化しているというジレンマ
・普及のための壁「キャズム」
・情報は客観的に見るべきであり、主観的に見てはいけない
・視聴率の1%の違いの意味:市場調査の数字はどの程度信頼できるのか?
ほか
第2章 戦略を構築するために
・なぜマーケティング理論だけでは、戦略は立てられないのか?
・バリュープロポジションの考え方
・非常に怖い、間違ったバリュープロポジションによるビジネス展開
・模倣戦略から脱却するための、1つの方法論…ジレンマを逆手に取る
・なぜ「競合にうち勝つ」という目標が間違いなのか?
・ひたすら顧客満足度を高めても、実は売り上げが必ずしも伸びるわけではない
・なぜ歯医者が虫歯予防のCMに出るのか?
ほか
第3章 製品を開発するために
・1920年代と2000年代の製品開発の比較
・追加投資せずに効果的な新製品開発を行う方法
・五式戦闘機に見る製品開発の難しさ
ほか
第4章 価格を設定するために
・価格とコストを混同する間違い
・価格戦略を間違えて事業が失敗した事例
・値引き販売の麻薬的効果
・「エブリディロープライス」なのになぜ儲かるのか?
ほか
第5章 セールス活動と連携し、販売チャネルを開発するために
・セールスとマーケティングは、考え方が正反対
・エコシステムをいかに作り上げるか?
ほか
第6章 市場とコミュニケーションするために
・マーケティング予算が少ないことは足かせではない
・個人でもできる、ウェブマーケティングのための4つの勘所
・「人に伝わる」とはどういうことなのか? 信長の「朽木越え」を記号論で考えてみる
ほか
第7章 検証し、継続的な改善を図るために
・「99.9%は仮説」、だから仮説検証
・実は「売れていない」ことは問題ではない
・問題の分析が、単なる言いわけになっていませんか?
・なぜ新製品が売れないのか?テクノロジーライフサイクルからの考察
・嗚呼、勘違いのKPI
ほか
第8章 戦略とは何か?
第9章 戦略プロフェッショナルのキャリアプランのために
・常に答えを考えていたい2つの質問
・一生の宝になる戦略構築力を身に付けるには?
・変化が激しい時代、現場で得た経験は役立つのか?
ほか
あとがき
■レビュー
著者プロフィール
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