メディアを語る (別冊思想地図β ニコ生対談本シリーズ#2) (別冊思想地図β ニコ生対談本シリーズ # 2)
- コンテクチュアズ (2012年3月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784990524333
作品紹介・あらすじ
メディアが見せる未来
ネットはマスメディアに代わってなにをなしうるのか。奇妙なコミュニケーションを生成するアーキテクチャ。人々を連帯に誘う祝祭空間。匿名の空間に生まれる民主主義の可能性とは。
ネット中継で新しい言論の場を創造する試み、『ニコ生思想地図』。メディアの最先端を担う論者の目には、どんな未来が映っているのか——。
好評『別冊思想地図β』シリーズ第2巻。
感想・レビュー・書評
-
宇川さんの対談が、読めるのが貴重かな。音楽関係の人のインタビューしか目にしていないので、東さんみたいな音楽関係以外の人との話は、貴重でした。
それとプレ一般意志2.0でもある。
読みやすいので、おすすめです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ニコニコの川上会長が語るメディア論に惹かれる本書は興味深い。
-
川上量生さんとの対談だけ読みたかったのだけど、お三方とも面白くて、鬱憤もだいぶ晴れてスッキリした。
「メディアというとジャーナリズムばかりが注目される」とか「ツールだけが暴走している状況」とか、そうそう、匿名だろうが実名だろうが、あんまり面白い使われ方をしていないことに変わりはない。
なかでも、濱野智史さんとのアーキテクチャの話が面白かった。
じつは海外でも匿名サービスは浸透しているという話から、WikiLeaks を例に、日本の匿名には「理念」がないという指摘。まったくその通り!
そこをすっ飛ばして可能性の話なんかされると、薄気味が悪くて僕は引いてしまいます。
でも最後に東さんがまとめているように、新しいクリエイティブの話をするためにゲストを招きながらも、クリエイティブの話ばかりしているわけにもいかない気持ちが生じ、会話がすれ違う「亀裂」がいくつも記録されている対談でもあるという認識に、「おおっ!」と思った。
なんか、人と話すことも難しくなりましたよねえ……。んだんだ。 -
思想地図βを読まないとと思いつつ読んでいなかったら、別冊第2弾が出てしまった。酔っ払い同士の対談に最もページ数をさいています。活字だからまだいいけど、ニコ生放送時は相当ひどかったのでは。
-
言論てよみものとしては面白いけど、自分の生活には関係ないというか人生を変えてくれるようなわくわく感はない。そこが本当に出会うべき良い本との違いだろうか。
世の中を変えてくれる爆弾本、今のところ短歌とミシマ社。