世界の裏側で、ユキは、ダンスを踊る

著者 : 荒木スミシ

• ノンカフェブックス (2011年11月1日発売)

作品紹介・あらすじ

「隣の部屋」で電話が鳴り始め、"僕"はそっと忍び込み受話器をとった。村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』をモチーフに、美少女ユキと世界の裏側に迷い込んだ"僕"との間違いの恋が始まる。「あなたのこと好きよ!でもあなたではなかった!」雨の日の滑走路を、恋心を持ってユキは飛ぼうとして走り始めた。-音楽を聴いて育った僕たちの新しい小説。

感想・レビュー・書評

[morokeさんの感想 · 2012年8月13日]

「隣の部屋から電話の音が聞こえる」 世界の裏側、ユキと少女、マリア... 筆者は村上春樹後の作家は彼の子供のようなモノだという。本書も羊男など、村上作品の影響が色濃く出ている。TUTAYAブックスで直筆サイン入り本を購入。"ノンカフェブックス"は筆者自身が立ち上げたレーベルであり、返品本の再生も行っている。

[oceanic-hopeさんの感想 · 2012年1月22日]

ダンス・ダンス・ダンスRMXの改題作だということを、買ってから知った。


誤植散見。
日本語の語呂があまりよくない箇所もちらほら。


そしていつも通り、登場人物たちがよく泣くんだが、なぜ泣くのかがてんでわからない。
ゆえになんだかふわふわした読後感。
小説って、ドライブされないと読むのが億劫になる。

[tsukinoさんの感想 · 2012年1月20日]

＞ 村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』をモチーフに、美少女ユキとの恋を描いた物語。