角砂糖の日(新装版)

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  • LIBRAIRIE6
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (100ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784990932008

感想・レビュー・書評

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  • 短歌で書かれた伽藍。

  • 「跳ねる兎」「蘭の火」「記憶街」からなる歌集。去年12月に新装復刊。
    函入り、本体とのコントラストが美しい。手に取るとなんとも特別な感じがする。こうでなくちゃ。一頁一首の贅沢さもひとしお。

    ひとつひとつの歌のひとつひとつの言葉がまるで、様々な世界を覗ける万華鏡のよう。溶け合って揺れるイメージを抱いてなお、その佇まいは静謐で、描出する筆致もどこか科学の理性を思わせる。
    標本の美と愛と哀を通して、無限の夢に遊ぶことができる。これはそういう作品なのかも。瞬きのたび瞼の裏に近く遠く何かが見える気がして、なんともドキドキしてしまった。
    全体的には「記憶街」の甘くほろ苦くどこか残酷なノスタルジーの味わいが好み。でも一番は「蘭の火」の第一首。

  • なんというか,短歌という形に収まりきってない感じがある.

  • ことばの海におぼれる

  • 短歌ではなく、物語だった。
    (でもちょっと俺には難しかった)

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著者プロフィール

山尾悠子(やまお ゆうこ)
1955年、岡山市生まれの小説家、歌人。寡作ながらその幻想文学は極めて高い評価を受けており、執筆中断期間もあったことから「幻の作家」「伝説の作家」と言われることもある。
同志社大学文学部国文科に入学し、高校までに読んできていた泉鏡花を専攻(のちに泉鏡花文学賞受賞という機縁もある)。大学在学中の1973年、「仮面舞踏会」が『S-Fマガジン』SF三大コンテスト小説部門の選外優秀作に選ばれたことをきっかけに、1975年11月号の「女流作家特集」で同作を掲載し20歳でデビュー。
1980年に書き下ろし長編『仮面物語』、1982年歌集『角砂糖の日』を刊行。1985年以降は出産・育児で発表が途絶えていたが、1999年に復活、2000年に国書刊行会から『山尾悠子作品集成』を、2003年には2作目の書き下ろし長編『ラピスラズリ』を刊行。
2018年刊行、15年ぶりの長編となった『飛ぶ孔雀』が第46回泉鏡花文学賞を受賞した。日本文藝家協会会員。

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