コロナパンデミックは、本当か?: コロナ騒動の真相を探る

  • 日曜社
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本棚登録 : 30
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784990969622

作品紹介・あらすじ

 本書『コロナパンデミックは、本当か?―コロナ騒動の真相を探る』は、ウイルスと感染症に関する専門的立場から、科学的事実に基づいて、この現象の真相を解き明かしてくれる。その意味で、多くの人々が待ち望んでいた、まさに絶好の書物だ。ドイツ、シュピーゲル誌でベストセラー第一位。反ロックダウン運動のバイブルになっている啓発の書。
 本書は、「新型コロナ」にまつわる多くの科学的な疑問について、明解な答えを出している。そして、このコロナ騒ぎについて、「何か変だな……」と思いつつも、未だに釈然とした理解を得ることのできない人々に、一貫した論理の流れを示してくれている。主要な論旨は:①新型コロナウイルスは、強毒のキラーウイルスではない。②ヨーロッパでロックダウン措置が取られたとき、感染の波は終息していた。③信頼できないPCR検査が感染者を増やしている。④コロナよりも、ロックダウンなどによる市民生活の制限によって引き起こされる経済的・心理的被害の方がはるかに大きい。⑤ワクチンより自然の免疫システムの働きが重要。⑥政治もメディアも完全に機能不全に陥った。⑦子供たちの未来のために、生活を正常に戻すべきだ。
 本書の著者スチャリット・バクディは、疫学、感染症学の研究者として多くの重要な業績を残し、ドイツのみでなく世界の研究者から広く尊敬されている第一級の科学者である。ドイツでロックダウンという厳しい措置が決定されて以来、政府による一連の措置に強く反対する声を挙げ、他の多くの科学者とともに、科学的知見に基づいた冷静な主張と議論を展開し続けた。氏の主張を無視し続ける権力によるどのような誹謗中傷、どのような排斥行為にも怯むことなく、カリーナ夫人とともに科学者としての良心に忠実に発言し行動している。
 また、監修者の大橋眞による「補足:コロナ・プランデミックとオンデマンド感染症」は、PCR検査の問題点を詳述している。主要な論点は:①PCR検査は多くの偽陽性・偽陰性を作り出す、精度の低い装置だ。②RNAウイルスであるコロナウイルスは変異が激しいので、PCR検査キットは無数のタイプのコロナウイルスを正しく検出することはできない。氏はその上で、今回の騒動が、如何にして人々に恐怖心を与えるかということを目的として始まった、コロナ・プランデミックである、と結論づけている。

感想・レビュー・書評

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  • 2021年末の大掃除で発掘した本です、この本は2021年の間に読む本の様ですね。読みかけになっていたために、評価は「★一つ」にしております。内容が不満足だったわけではありません。

    2021年12月29日作成

  • 反ロックダウン運動のバイブルと呼ばれている本だが、通説と離れたかなり偏った極端な主張をしており、鵜呑みにするのは危険である。

    作者の主な主張は以下の通り。
    1. 新型コロナウイルスは一部の高齢者以外には危険ではない。
    2. PCR検査は当てにならない。
    3. ロックダウンなどの厳しい規制には効果がない。
    4. 新型コロナワクチンは危険で不要である。

    作者は、自分と異なる主張には侮蔑を含めて激しく批判し、同調する意見には手放しで大絶賛しており、あまり客観的な態度ではない。また、主張の根拠についても、通説に疑問を投げかけるだけで、薄いと感じられた。

    また、本書の監修の大橋氏は、日本で流行している新型コロナウイルスは武漢発のものではなく、元から日本にあったウイルスがPCR検査で見つかっただけだと言って、PCR検査が今回の騒動を作り出したという不思議な説を主張している。

    やはり、このような異端の主張を読む前に、「新型コロナの科学」(黒木登志夫 著、中公新書)のような一般的な解説書を読んでおくべきだろう。

  • PCR検査について感染者、陽性者について考えさせられる本でした。

  • データから考えれば、最も妥当と思われる。

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