しょぼい喫茶店の本

著者 :
  • 百万年書房
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本棚登録 : 555
感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784991022173

作品紹介・あらすじ

就職できなくても生きる!!


東京・新井薬師に実在する「しょぼい喫茶店」(という名前の喫茶店)が出来るまで、と出来てからのエモすぎる実話。


【STORY】
就活に失敗した大学生が、人生に行き詰まる→「しょぼい喫茶店」をやりたいとブログに綴る→『しょぼい起業で生きていく』著者・えらいてんちょうに発見され、ブログがSNSで話題に→見ず知らずの人から100万円もらう→ここまでの展開に感動した女性が「手伝いたい」と鹿児島から上京→ふたりで「しょぼい喫茶店」(という名前の喫茶店)をオープン→紆余曲折ありつつ、そしてふたりは結婚。という超絶ウソっぽいですが実話、のお話です。

感想・レビュー・書評

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  • 就活に挫折した著者が、死にたいとまで思っていた毎日を友人のことばに救われ、できることをやろうと考え、「しょぼい喫茶店」を開業するまでのこと。

    なかなかそう簡単には、起業できないわけで…
    だが、やりきるのが凄い。
    紆余曲折もありながら、なんとかやっている。
    おりんさんもいて良かったなと思えた。

  • 就活に失敗、働きたくない…普通の人の思い描く人生が送れないんじゃないか…と思い悩んだ末、ゆる~くやっていける喫茶店を開きたい…ということで資金集めやら開店準備やらでばたばたとしながら「しょぼい喫茶店」を開いたというえもんてんちょうさんの開店記。
    TVドラマになりそうな成功と失敗と展開。

    人生いろいろ
    考え方もいろいろ

  • インクルーシブな居場所作りがしたい。そこが地域のこどもの居場所になったらいい。
    「ハイパー児童館ぷれいす」って名付けてみたけど、もっとカフェ的な在り方でもいいかも。そうしたら、こどもだけじゃなくて、なんというか、井戸端というか、公開縁側というか、そういう場所にもできる?カフェいいね。

    そんな風に思っていたら出会ったのがこの本。運命的だったな。

    変な言い方だけど、ちゃんと失敗していて信用できる。

    でも、“えもいてんちょう”さんの若さや「失うものは何もない」っていう割り切りは持ち合わせてないなぁ。そのあたりをどう解決していくか。そもそも解決できるのか。

    やりたい気持ちとイメージはあるので、始めかけた妄想での営業日誌を本格化してみようかな。しても何も起こらないかもしれない。でも、しなかったらますます何も起こらない。だったらやるか。

    ボクには奥さんはいるけど“おりんさん”がいない。
    羨ましいな。

  • 成功と失敗が書かれているので参考になる。
    当たり前のことだけど、いろんな人と助け合い一つの店が成り立っているのだと感じた。

  • 現代では、SNSでのつながりで、こんな働き方もできてしまうという話。社会で通用しない、働きたくない、という思いから、バイトしたりSNSで資金を集め、自分で喫茶店を始めるんだけど、そんな行動力があるのに、社会で通用しないとか働きたくないって思ってるわけ無いと思う。こういう本読むと、結局、もともとそういうセンスある人なんだよ、って思ってしまう。本も出してるし。

  • 何ともうらやましい本であります。
    対人的に上手くいかず、就職活動の波に乗れずにいた時に、喫茶店経営を思い立ち、ツイッターでその事をつぶやくと、お金を貸してくれる人と、未来のパートナーが現れる。
    これ小説だったらストーリーとしては上手く行き過ぎて失格だと思います。
    現在進行形で営業している「しょぼい喫茶店」という店を経営している「えもいてんちょう」の本です。これはビジネス書ではないし、啓発本でも無い・・・。一番近いのはビジネス書なのかもしれないけれど。
    彼のラッキー話を読んでいるという気持ちで文字を追っていましたが、そもそも動き出さなければラッキーは発生しないし、色々思い悩んでSNSで発信したその素直な弱さが人を引き付けたんだろうなと次第に理解されてきました。
    彼の行動に影響を受けて、若者の個人営業の店舗がどんどん増えていくと面白いですね。SNSによって個人の宣伝能力が著しく上がっているので、色々なやり方が考えられえそうです。その代わり地域に根差した安定感のある経営は逆に難しいのかなとも感じました。
    内輪受けを繰り返していると外部の人が入って来にくくなるデメリットも有りますからね。
    なんにせよ何を言ってもうらましい事には変わりなし。

  • 色々挫折はしてるけどなんかトントン拍子に進んでいくなって思ってたら、しっかり調子に乗って失敗して、V字回復はしないけど現在進行形でやり直していく様子に好感を持てた。
    その中で著者が自分には飛び抜けたものはないけど、できる限りのことで周りを円滑に回していく姿、店というよりはコミュニティを守っていくという姿勢が良かった。

    ”この喫茶店で一発逆転はできない。それはわかっている。わかっているけれど、それでも僕とおりんさんは、いつか魔法が起こるんじゃないかと本気で信じている。そう信じてサイコロを振り続けること。魔法が起こるまで、地道で泥臭くて、お世辞にもシンデレラストーリーとは言えない日々を、毎日毎日繰り返すこと。それが優秀な経営者じゃない僕とおりんさんにできることなんだと思う。”

    そして最終章の「グルーヴはひとりじゃ生まれない」というタイトルと下の文章に、ずっと自分が思っていたことへの共通項と、これからの生き方への新しい提案のようなものを感じた。

    ”お店を始めるまでは、何にも縛られない自由こそが幸せなんだと思っていたし、それを確保できるだけのお金があればいいと思っていた。でも、今はそうじゃない。僕は、自分自身の自由を放棄して得られるものでしか大切な物を守ることができない。だけど、そのことで僕以外の誰かが幸せになるのなら、それは僕にとっても幸せなことだ。”

  • 自分が生きていけるだけのお金を稼げるくらい働けばいい、というのは肩の力を抜いて生きられる考え方だなあと思いました。
    自分の持てるものをどのように提供してお金にするのか、そのひとつの選択肢として、喫茶店起業という道が紹介されています。
    仕事ってなんだろう、と読みながら改めて考えさせられました。

    一通りしょぼい喫茶店の物語を楽しんだあと、お店のことを調べたら閉店されたとのこと。
    ご店主が心身共に健康を取り戻されることを願います。

  • 成功談、失敗談が飾らない言葉で記されている。
    人生の挫折からの開店までの経緯や、順調時の驕り、売上減時の試行錯誤。
    店舗経営について綺麗事だけじゃ済まない部分をしっかりと綴ってくれている。
    時折起きる奇跡の様な展開も、実話だから面白い。

  • 素直にスゴイと思った。その時々の自分の気持ちを文章にできるのもスゴイと思ったし、自分を分析して、行動し続けている。
    夫婦愛も素敵。お互いにリスペクトし合っている。わたしには、おりんさんのような器は今はない。
    失業にあたり読んでみたのだけれど、わたしも行動し続けようと思った。自分に期待しすぎない!

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著者プロフィール

1994年長野県生まれ。上智大学文学部卒業。就職活動に失敗し、しょぼい喫茶店を開業。

「2019年 『しょぼい喫茶店の本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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