NEXT GENERATION GOVERNMENT 次世代ガバメント 小さくて大きい政府のつくり方〈特装版〉

著者 :
  • 株式会社黒鳥社
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本棚登録 : 115
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784991126055

作品紹介・あらすじ

品切れ続出・入手困難だった幻のムックを デジタル庁の創設を前に黒鳥社から緊急復刊!
※日経BP(旧:日本経済新聞出版社)から2019年12月に発売された同タイトルと内容は同じです。


全国の「戦う公務員」に贈る!
D.I.Y.でオルタナティブな「行政府論」――

小さい政府/大きい政府の二項対立を超えていく、小さいけれども、誰も排除されない大きな社会を実現する、「小さくて大きい行政府」はありえないのか?

人口減少によって社会が疲弊し「公共」が痩せ細っていくなか、デジタルテクノロジーの可能性を正しく想像することで、新しい公共のありかた、新しい行政府の輪郭を見いだすことができないか。

テクノロジーと社会の関係に常に斜めから斬り込んできた『WIRED』日本版元編集長、『さよなら未来』の若林恵が、行政府のデジタルトランスフォーメーション(ガバメントDX)に託された希望を追いかけたオルタナティブな「行政府論」。

eガバメント、データエコノミー、SDGs、地方創生、スマートシティ、循環経済、インディアスタック、キャッシュレス、地産地消、AI、クラウドファンディング、ライドシェアから……

働き方改革、マイナンバー、ふるさと納税、高齢ドライバー、「身の丈」発言、〇〇ファースト、災害、国土強靭化、N国党、Uber・WeWork問題、プラットフォーム規制、リバタリアニズム……

さらにはデヴィッド・グレーバー、暴れん坊将軍、ジョーカー、ヒラリー・クリントン、メタリカ、カニエ・ウエストまで……

縦横無尽・四方八方・融通無碍に「次世代ガバメント」を論じた7万字に及ぶ「自作自演対談」に加え、序論、あとがき、コラム32本を一挙書き下ろし! 企画・編集・執筆、全部ひとり!現場で戦う公務員のみなさんにお届けしたい、D.I.Y.なパンクムック!

感想・レビュー・書評

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  • 21世紀の公共のあり方について、対話形式で様々な観点を取り上げていく。行政府のデジタル化という避けて通れない話題を軸に据え、小さくて大きい政府が実現できるかもしれないという夢と希望を与えてくれる本。

  • 時代が変わっていく中で、行政(特に地方?)の役割はなにか、そのために行うべきことは何かが書かれている。
    政府が進めるDXとの兼ね合いも興味深い。

  • DX(デジタルトランスフォーメーション)に邁進する昨今からこの先の時代に政府、というか国家はいかな在り方を目指していくべきか。先進的なインドやエストニアなど諸外国の事例も交えて語られていて興味深い。これからの政治、政府に何を期待して求めていくのが良いかの参考になった。個人的な仕事へのヒントも多数拾えて面白い。

  • 配給制に慣れ切った行政のサービスを技術や民間の力を利用しながらアップデートすべきという一貫している主張は本当にその通りだと思う。帰国してから役所に行かなければならない回数の多さに驚きを隠せない。行政のデジタル化はまさに今始まったところと思うが、期待したいところ。

    人口減少社会でありながら自然災害のリスクが大きい場所に住む日本が、本書でいう「大きくて小さな政府」の考え方をうまく取り入れることに期待したいし、各種取組においては多かれ少なかれ貢献したいと思う次第である。

  • これからの次世代ガバメントのあり方について、従来の行政システムや、海外の事例と比較し、対話形式でわかりやすく述べられている。
    本書によると、これまでのように画一的なサービスを提供するだけでは、現在の多様化した社会には適応できず、個人に合わせたサービスを提供するにも予算が限られるという問題があるという。行政が個々人に合わせて全てをサポートするのは限界がある一方、民間企業に委託するなど市場に委ねたところで、利益重視となることから、サービスの質が担保されるわけでもない。それに対し、期待される行政システムとは何か、目指すべき社会は何か、をデジタルの可能性も含めて提言している。
    個人的に印象やったのは、日本の地域が抱える、人口減少・高齢化によってコストが高まり経済的に支えることが困難になる問題は、インドやアフリカなど貧しい国が抱える課題と構造上似ているというところ。これまでは日本の地域課題と途上国の課題へのアプローチは異なると考えていたので、自分にとっては斬新で新しい気づきを得ることができた。 

  • アンタッチャブルだと思っていた行政の領域でこのように考えられるなんて目からウロコ。

    自分のビジネスももっと目線を上げて考えないと。

  • 副題の「小さくて大きい政府」とは、
    ・まず政府が詳細に決定、準備して画一のものを配給する考え方を脱する

    ・行政は各種基盤、マーケットプレイスを準備しつつその上で様々な主体に活動してもらう仕組みつくる
    ・デジタルインフラの整備により書類仕事を廃し、様々な活動を調整する余力を持つ

    ・政府の予算と人員は小さくとも、ユニークな活動により多様なニーズを満たすサービスが提供される社会に

    のような考え。

    なぜ「小さくて大きい政府」が求められるのかを
    かつて官僚制がもたらした意味、今後の社会が直面する課題、海外での行政変革の事例、デジタルテクノロジーが行政にもたらす特性、など様々や紹介、コラムを交えて書かれており分かりやすい。

    本書の趣旨は上記のようなあくまで総論であり、具体課題を挙げてその解決策を検討するというような記載は無い。

    なお、本文は対談調に書かれており、ページ数に対して文章量はかなり少なくサラッと読める。

  • 他のビジネス書と一味違うリアリティ

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著者プロフィール

若林恵
平凡社に入社し『月刊太陽』編集部に所属する。 2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。12年に『WIRED』日本版編集長就任、17年退任。18年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。

「2022年 『B Corpハンドブック よいビジネスの計測・実践・改善』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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