Ok Computer -12 Tr.-

アーティスト : Radiohead 
  • Emd/Capitol (1997年6月15日発売)
3.78
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本棚登録 : 901
感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 0796841543546

感想・レビュー・書評

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  • 今から3年前、17の時に、初めて買ったRadioheadのアルバム。冒頭のAirbagが流れた瞬間、激しい眩暈と嘔吐感が奔流のように頭蓋を抉った。

    それから数か月、アルバムを再生するたびに眩暈のようなものにひたすらとらわれて、それでも頭の隅を圧しながら耳を澄ました。
    音楽観を覆す強烈な“出会い”の瞬間…

    Paranoid-androidの深宇宙的なギグやTom Yorkのシンギングに“陶酔”し、Exit musicの憂鬱やLet downのハイトーンヴォイスやファルセット、Karma-police…No surprisesのアラーム(不安)とサプライズ((幸福な)驚き)…音楽と詩と演奏の三位一体。

    アルバムの冒頭では重層的な曲の展開に半ばトランス状態になりかけ、中盤ではハイになり、でもNo Surprises→Lucky→The Touristと次第に広がる静寂とベルベットの闇のような温かさ。アルバムの終わりに近づくとうっすら涙がにじんできて、アルバムの最後には精神は感覚の掴みえないどこか遠くに呆然と漂い出てしまう…。もうどうしようもない、これは…これは…いったい、なんなのだ…

    そして世界を構成する要素はゆっくりと速度を失い、魂はその外縁をはるかに超えたどこかへいったっきり、しばらく戻って来てはくれない…

    酩酊の恍惚と泥酔の嘔吐がまじりあう感じ。それがいつまでも続く。

    イヤフォンをはずしても、眩暈が納まるまでに時間単位でもっていかれる。まったく、なんて音楽つくってくれんだ…Radiohead。

  • 異世界の音みたいだなと思っていた。
    歌詞がおおむね嘔吐しているようなもので大満足だ。

  • 人生を変えてしまうようなアルバム

  • 1997年サードアルバム。名盤。
    どうしてもレディオヘッドのアルバム1枚選べと言われたらこれ。

    01. Airbag
    02. Paranoid Android
    03. Subterranean Homesick Alien
    04. Exit Music (For a Film)
    05. Let Down
    06. Karma Police
    07. Fitter Happier
    08. Electioneering
    09. Climbing Up the Walls
    10. No Surprises
    11. Lucky
    12. The Tourist

  • ¥205

    【要約】


    【ノート】

  • 不気味だが強く惹かれる。

  • UKロックが好きな人なら、避けては通れない名盤中の名盤、という紋切り型の紹介になってしまうのですが、まあ、超絶に名盤ですね。めっちゃんこ、暗いですが。ロックンロール全年代、鬱アルバムの代表選手ではなかろうか?

    バズ・ラーマン監督の映画「ロミオとジュリエット」のエンドロールで使用された「Exit Music(For a Film)」の締めの歌詞「お前ら、窒息しちまえよ」とかね、

    「Fitter Happier」で、現代社会における理想的な模範的な生活を送る姿を延々と述べ続けて、んで、最後の最後で「なんて惨めな豚なんだ」みたいに言い捨てちゃうところとかね、

    いやあ、もうね、とことん暗いですね。絶望的なアルバムです。でも、それでもね、めっちゃんこ綺麗なアルバムなんだなあ。ハマるハマらないは、人によって大きく分かれるとは思うのですが。好きな人には堪らない。

    ジョナサン・グレイザーが担当した「Karma Police」のPVも、めちゃんこね、どぎついです、色々と。でも、まあ、超絶名作だと思います。あのヤバさが堪らないんだよなあ。

    個人的に、いっちゃん印象深い、このアルバムにまつわる出来事はですね、これです。

    当時、1997年ですか、このアルバムのリアルタイムのリリース時は。アルバム国内盤のライナーノーツを、当時「SICKS」をリリースしたばかりの、イエローモンキーの吉井さんと菊池お兄さんの方の筈、の、お二人が書いてはったんです。

    それの、吉井さんのコメントがね、こう、愛があって、負けん気たっぷりで、もうね、凄く良かったんですよ。「今度、対バンしましょうよ。負けねえよ」っていうような文章があってね。吉井さん、カッコええなあ、、、

    あの1997年から、もう、ほぼ20年がたっているのですね。2016年。レディオヘッドは、その後も飽くなき前進と進化を続け、今ではロック界では世界最高峰の存在となっていると思われる現状です。U2やストーンズみたいなもんかと。

    で、イエローモンキーもね、紆余曲折ありましたが、今年、感涙の再結成、果たしました。そんな2016年、サマソニで、両者、同じフェス会場で演奏してたんですよね。

    吉井さん、対バンではなかったですが、レディオヘッドと一緒にフェスにでて、どうでした?楽しかったんだと思うなあ。感想、聞きたいなあ。

    まあ、大幅に話は脱線していますが、とりあえずこのアルバムは最高です。とある人々にとっては、家宝になる一枚なのです。間違いなく。

  • 2016年15枚目

  • RADIOHEADの中でも好き。Paranoid Androidを昔から好きで聞いていたってのは示唆的ではあるよね。

  • これ好きな人が多いってのをどこかで見たことがある。

    • kakubookさん
      カルマポリスは大好きな曲や
      カルマポリスは大好きな曲や
      2013/08/25
    • t-maruyamaさん
      たしかにええなあの曲
      たしかにええなあの曲
      2013/08/25
    • gregglesteinerさん
      そうなんや
      なんも印象残っとらん、も一度聴かなあかんな
      そうなんや
      なんも印象残っとらん、も一度聴かなあかんな
      2013/08/26
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