千のナイフ

アーティスト : 坂本龍一 
  • 日本コロムビア (1994年11月20日発売)
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4988001120483

感想・レビュー・書評

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  • ジャケットのスタイリストは幸宏さん

  • 久々聞いた。中国っぽい感じするんだよな、でも教授は、この時点ではあんまり中国の音楽は詳しくないとのこと。



    Produced, Composed, Orchestrated and Performed by
    Ryuichi Sakamoto

    Moog III-C with Roland MC-8 Micro Composer / Poly Moog / Mini Moog / Micro Moog /
    Obertheim Eight Voice Polyphonic with Digital Programmer / ARP Odyssey /
    KORG PS-3100 Polyphonic / KORG VC-10 Vocorder / KORG SQ-10 Analog Sequencer /
    Syn-Drums / Acoustic Piano / Marimba:
    Ryuichi Sakamoto

    Special Credits
    Computer Operation / Synthesizer Programming
    Assistance: Hideki Matsutake

    Castanets: Tatsuro Yamashita

    Recorded Date: 1978.4/10-7/27
    Nippon Columbia 1,2,4 Studio

    Recording Engineer: Toshihiko Takahashi
    Mixed by Toshihiko Takahashi, Ryuichi Sakamoto




    坂本龍一さん秘話発掘「デビュー盤は売上200枚」「カフェ店員から『この音楽じゃモテないですよ』」
    4/7(金) 7:15配信

    NEWSポストセブン
    坂本龍一さんの意外なデビュー秘話(時事通信フォト)

     音楽家の坂本龍一さんが3月28日、亡くなった。享年71。ちょうど1か月前、貴重な音楽的記録となる『坂本龍一 音楽の歴史』が刊行されたばかりだった。長年にわたり坂本氏さんを取材してきたライターの吉村栄一氏が手がけ、本人の肉声が遺されている。そこには、意外なデビュー秘話もあった。

     音楽ユニット「YMO」への参加をきっかけに世界的成功を収めた坂本さんだが、それに先駆け、1978年にアルバム『千のナイフ』でソロ・デビューを果たしていた。しかし、すでにスタジオミュージシャンとして知る人ぞ知る存在ではあったものの世間的知名度は低く、初回のプレス枚数はわずか500枚。しかも、そのうち約200枚しか売れなかったという。その当時のことを、同書で坂本さんはこう振り返っている。

    「アルバムが完成したとき、うれしくてよく行っていたカフェバーでかけてもらったんです。大音量で流れたら店内が微妙な雰囲気になった。仲の良い自分も音楽をやっているというウェイターにそっと、坂本さん、この音楽じゃモテないですよって言われて衝撃を受けました(笑)。

     女性にモテるかという以前に、売り上げとか聴き手のことはまったく考えずに作っていたんです」(『千のナイフ』再発売盤ライナーノーツのための取材インタビュー)

     この売り上げに頭を抱えたディレクターの斉藤有弘氏は、海外市場での可能性を探り、英国のヴァージン・レコードに『千のナイフ』を送ったが、「我が社は坂本龍一氏との契約に興味がない」とそっけない返答があったという。

     だがその翌年、YMOが世界的ブレイクを果たすと、本作も脚光を浴び、数十万枚の売り上げに。あの「世界のサカモト」にも、下積み時代があったのだ。

     ご冥福をお祈りします。

  • 昔からこういう方向性だったんだね。

  • 読み終わった……だと…

  • 今作は、1978年に発売された教授のファーストソロアルバム。YMO結成とほぼ同時期に制作されています。アルバムタイトルの「千のナイフ」はハービーハンコックの「スピーク・ライク・ア・チャイルド」にインスパイアされてできたとか。また参加アーティストも豪華。

    細野晴臣、高橋幸宏はもちろんのこと、山下達郎がカスタネットのみで参加する「DAS NEUE JAPANISCHE ELEKTRONISCHE VOLKSLIED」、ギタリスト渡辺香津美、ピアニスト高橋悠治らも参加。きわめて実験色が強いアルバムに仕上がっています。

  • 言うこと無し。としかいいようがない。出会えてよかったアルバム。

  • あんまりlounge beatsじゃない。
    東洋風な実験的イージー
    リスニング。音は愛想の
    いい音なので、そんなに
    怖がる必要はないです。
    「千のナイフ」が衝撃で
    9分ぐらいある曲なんですけど、
    はじめて聞いたときは3回ぐらい
    繰り返しました。Glass hopperも
    これまたいい曲で教授の
    デビューアルバムなんですけど
    教授のアルバムをこれから
    きいてみようかしら、なんて
    人にもいいと思います。




  • 世界のサカモトのデビューアルバム

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著者プロフィール

さかもと・りゅういち:1952年東京生まれ。3歳からピアノを、10歳から作曲を学ぶ。東京藝術大学大学院修士課程修了。78年にソロ・アルバム『千のナイフ』でデビュー。同年、細野晴臣、髙橋幸宏とともにYMOを結成し、シンセサイザーを駆使したポップ・ミュージックの世界を切り開いた。83年の散開後は、ソロ・ミュージシャンとして最新オリジナル・アルバムの『async』(2017)まで無数の作品を発表。自ら出演した大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』(83)をはじめ、ベルトルッチ監督の『ラスト・エンペラー』(87)、『シェルタリング・スカイ』(90)、イニャリトゥ監督の『レヴェナント』(2015)など30本以上を手掛けた映画音楽は、アカデミー賞を受賞するなど高く評価されている。地球の環境と反核・平和活動にも深くコミットし、「more trees」や「Stop Rokkasyo」「No Nukes」などのプロジェクトを立ち上げた。「東北ユースオーケストラ」など音楽を通じた東北地方太平洋沖地震被災者支援活動もおこなっている。2006年に「音楽の共有地」を目指す音楽レーベル「commmons」を設立、08年にスコラ・シリーズをスタートさせている。2014年7月、中咽頭癌の罹患を発表したが翌年に復帰。以後は精力的な活動を続けた。2021年1月に直腸癌の罹患を発表し闘病中。自伝『音楽は自由にする』(新潮社、2009)など著書も多い。

「2021年 『vol.18 ピアノへの旅(コモンズ: スコラ)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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