Carpenters

アーティスト : The Carpenters 
  • A&M (1998年12月8日発売)
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 0082839350228

感想・レビュー・書評

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  • 「 Rainy Days and Mondays 」に尽きる。

  • "Close To You"、そして"We've Only Just Begun"によって一躍トップスターになったカーペンターズ。
    リチャードは、アメリカでの最初の成功の頃をこう回想している。
    "当時は、久々に歌詞の内容が全部分かるポップ・ソングが出てきたと多くの人達に言われた。(中略) ジェイムス・テイラーやブレッドを引き合いに出されたね"

    そんなカーペンターズの最初の来日は1970年11月。第一回東京国際歌謡フェスティバルへの出演が目的であった。
    アメリカではブレークしていたカーペンターズだったが、当時の日本ではまだ無名であり、一生懸命プロモーションをしていたそうだ。
    12月には、4thシングル"For All We Know"がリリースされ全米3位に。こうして、劇的な1970年は終わった。

    そして、翌71年。 兄妹は、初のグラミー賞獲得、そして年間200公演というコンサート・ツアーを行なった。
    勿論、シングルのリリースも忙しい合間を縫って行われ、とりわけ6月にリリースされ全米2位のヒットとなった5thシングル"Rainy Days And Mondays"は名曲中の名曲。
    "We've Only Just Begun"と同様、作詞ポール・ウィリアムズ、作曲ロジャー・ニコルズという黄金コンビによって作られたこの曲は、カーペンターズの許に送られた数百本のデモテープの中から選ばれた。(2人が70年に自作曲を売り込むために制作したデモ・ヴァージョンは、アルバム"愛のプレリュード~ソングス・コンポーズド・バイ・ロジャー・ニコルズ&ポール・ウィリアムス"で聴くことが出来る)

    7月にはデラニー&ボニーのボニー・ブラムレットとレオン・ラッセル作曲の"Superstar"が6thシングルとして全米2位となった。
    アルバム"Carpenters"に収録された楽曲に関して、リチャードはこう語る。

    "Close To You"と"We've Only Just Begun"の成功で、僕らのスケジュールは忙しくなった。
    これまでのようにリラックスしているわけにはいかなくなったんだ。
    僕には、作曲したり、色々な原曲を聴く時間もろくになかった。
    有り難いことに、強力な曲に巡り合うことが出来たけどね。
    "For All We Know"はそんな1曲だよ。
    カレンと僕はEngelbert Humperdinckのショーを開催するためにトロントにいた。
    開催の前に、一晩のオフがあったんだけど、マネージャーのSherwin Bashが映画"Lovers and other strangers"を観ないかって、勧めてくれたんだ。
    面白い映画だった。その時に、"For All We Know"を知って、ホーム・レコーディングしたのさ。(この曲は、後に、オスカーで、1970年の最優秀楽曲賞を受賞した。).

    "Rainy Days And Mondays"は、ニコルスとウィリアムスがデモを送ってくれたんだ。
    2回聴いた後「この曲はパーフェクトだ」って思ったね。

    "Superstar"は、ある晩、スタジオから家に帰った僕は、"Tonight Show"で、ベッド・ミドラーがこの曲を歌っているのを聴いたんだ。
    夢中になってしまって、どうにかレコーディングしようと思った。(今でも僕のお気に入りだ)

    アルバム"Carpenters"には、Randy Sparksの美しい名曲"Hideaway"も収録されている。
    Randyは、The New Christy Minstrelsや、"Today"で有名だね。
    カレンと僕がCarpentersとして活動する前、僕らは"Spectrum"というグループをやっていたんだ。
    Randyは僕らを雇って、彼のクラブ"Ledbetters"に出演させてくれた。
    "Hideaway"は、彼がショーで歌っていた1曲だ。
    僕らもその曲がとても気に入っていて忘れられないね。
    "One Love"は、ジョンと僕が、ディズニーランドで働いていた1967年に作った曲だ。
    元々は"Candy"というタイトルで、僕らの目を釘付けにしていた"Coke Corner"のウエイトレスに捧げたものだよ。
    このアルバムは、Felice Manciniがつけた歌詞で終わるけど(Sometimes)、これは彼女の両親に向けて書かれたもので、彼女の父Henryが曲をつけたんだ"
    (リチャード・カーペンター)


    -アルバム"Carpenters"-
    1971年6月にリリースにされたカーペンターズの3rdアルバム。
    3曲のシングルヒットは、どれも素直に心の琴線に触れてきますが、感傷的な気分にしてくれるカーペンターズ・バラードの傑作"Rainy Daus And Mondays"は特に素晴らしい。
    当時まだ20歳にもかかわらず完璧に歌いこなしているカレンのヴォーカル、そして、出しゃばり過ぎずにカレンを盛り上げているバックの演奏、要所要所をしめるコーラスはまさにカーペンターズならではのスタイル。
    一転して明るい面を見せるリチャードのヴォーカル"Saturday"、メドレーのように続く"Let Me Be The One"・・・。
    最初の数曲だけで引き込まれる歌世界。
    CDだと"For All We Know"、"Superstar"とシングルヒットが連続しているように感じますが、当時のLPでは、A面が"For All We Know"まで、"Superstar"がB面最初だったのです。
    最初と最後にヒット曲が配置してあるのも、全部聴いて欲しい・・という想いが込められていたのかな、と思ってみたり。
    こういう部分に、実験作品でもアーティスティックに走りすぎるでもなく、あくまでも名曲、秀作を集めて作られたアルバム・・というカーペンターズらしさを感じます。
    後半の聴き所は、やはりバカラック・メドレー。ただし、本作では編集の都合上、実際8曲の演奏から"Anyday Now"、"Baby, It's You"を除いた6曲が収録されているようです。

  • 朝のBGM

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