未来派野郎

アーティスト : 坂本龍一 
制作 : ピーター・バラカン  坂本龍一 
  • ミディ
3.82
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本棚登録 : 87
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4988034202521

感想・レビュー・書評

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  • 86年に発表されたポップで疾走感あふれる教授の人気アルバム。「エスペラント」に続くこの「未来派野郎」は速度、機械、戦争をテーマにし、マリネッティの未来派にインスパイアーされたもの。教授ならではのシンセ・サウンドが堪能できるアルバムに仕上がっている。<1><4><6><7><10>などの才気走ったアバンギャルドな曲と、<2><3><9>のような親しみやすい曲が同居して、何の違和感もない不思議な作品になっている。同じ時期の矢野顕子『峠のわが家』と対をなすような作品なので、同時に両方聴くのもおもしろい。参加メンバーは吉田美奈子、パール兄弟の窪田晴男、メイシオ・パーカーJr、アート・リンゼイなど。③はクロニックラブではなく、Ballet Mecanique。

  • 生まれてはじめて行ったライブ。
    クワイのような頭をして登場した姿が衝撃的だった。
    遊び心満載の音楽。

  • 1920年代のフューチャリズムを掲げるとは・・・
    Variety Showに流れているのはムッソリーニの演説か?

    YMOの解散コンサートのアートディレクションもそうだったけど、どうしてこの頃は、ファシズムが纏っていた雰囲気に傾倒していたんだろう?
    きっと経済が概ねうまくいっていて、安保闘争や三里塚闘争も過ぎ去って、日本の世間が一見平和っぽい時期だったから、こういうスタイルができたのかな?

    今日の坂本龍一氏からは想像もできないけど。

    トラック9のParolibreは名曲。

  • Parolibre。
    小品ながら教授のピアノ曲でも最高に素晴らしいと思う。
    戦メリより圧倒的にこの曲の方が好きだな。

  • 「あの頃の未来」って感じの硬質な音が好き。特に『Ballet Mecanique』と『黄土高原』、何回聞いたことか

  • 2010年になって聞き直しました。
    かの香織の声が好きです♪

  • たった一曲だけ持って宇宙空間を漂流するとしたら(そう、パイオニア10号やボイジャー1号・2号のように)、私は迷わず〈Ballet Mecanique〉を選びます。坂本龍一はいちばん好きなミュージシャンで、好きな曲はたくさんあるのですが、歌詞やボーカル、プロモーション・ビデオまで含めると、やはり〈Ballet Mecanique〉です。

  • 〈Ballet Mecanique〉は世界でいちばん好きな曲です。

  • 2007/3/3レンタル
    中三のとき(5月くらいかな)、図書館で借りたカセットをダビングして聴いていた。同時に借りたのが山下達郎の「ポケットミュージック」。「黄土高原」のコーラスが吉田美奈子だったことに今更ながら気がついた。

  • Ballet Me[']canique
    は中谷美紀らもカバー

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著者プロフィール

さかもと・りゅういち:1952年東京生まれ。3歳からピアノを、10歳から作曲を学ぶ。東京藝術大学大学院修士課程修了。78年にソロ・アルバム『千のナイフ』でデビュー。同年、細野晴臣、髙橋幸宏とともにYMOを結成し、シンセサイザーを駆使したポップ・ミュージックの世界を切り開いた。83年の散開後は、ソロ・ミュージシャンとして最新オリジナル・アルバムの『async』(2017)まで無数の作品を発表。自ら出演した大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』(83)をはじめ、ベルトルッチ監督の『ラスト・エンペラー』(87)、『シェルタリング・スカイ』(90)、イニャリトゥ監督の『レヴェナント』(2015)など30本以上を手掛けた映画音楽は、アカデミー賞を受賞するなど高く評価されている。地球の環境と反核・平和活動にも深くコミットし、「more trees」や「Stop Rokkasyo」「No Nukes」などのプロジェクトを立ち上げた。「東北ユースオーケストラ」など音楽を通じた東北地方太平洋沖地震被災者支援活動もおこなっている。2006年に「音楽の共有地」を目指す音楽レーベル「commmons」を設立、08年にスコラ・シリーズをスタートさせている。2014年7月、中咽頭癌の罹患を発表したが翌年に復帰。以後は精力的な活動を続けた。2021年1月に直腸癌の罹患を発表し闘病中。自伝『音楽は自由にする』(新潮社、2009)など著書も多い。

「2021年 『vol.18 ピアノへの旅(コモンズ: スコラ)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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