ナイト・クルージング

アーティスト : フィッシュマンズ 
制作 : 佐藤伸治 
  • ポリドール (1995年11月24日発売)
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4988005173744

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  • 1995年発表のシングル。

    眠れない夜の子守歌みたいに優しく
    泣き出しそうな佐藤伸治の歌声。

    胸を締め付ける
    メロウな浮遊感を併せ持つ
    よく練られた旋律。


    夜の高速をコレかけて走ってたら
    このまま車ごと空を飛んで
    夜の闇に溶けてしまいそうな
    心地よい浮遊感と錯覚に陥ります。


    いつの間にか涙を流している自分。

    そして幼い頃
    毎晩見ていた夜空が蘇ってくる。


    自分は施設で育って
    友達もあまりいなかったから、
    小さい頃から
    ずっと月を眺めては
    話しかけてた暗い子供だった。


    その日あったこととか、
    いじめられたこととか、
    早く大人になって
    強くなろうって決意した時も
    尖った月を見上げてた。

    だからついつい
    大人になった今も
    そのクセで
    空を見上げてしまいます(^_^;)



    大人たちが寝静まった後に繰り出す
    深夜の散歩。

    昼とは違う
    神秘的な夜の町の顔。

    音も光も薄れて
    声をあげると
    どこまでも響く感じに心ワクワクして、
    ただ夜を歩くことに
    好奇心旺盛だったあの頃。


    お日様が出ているときは言えなかったことも、
    夜の闇にまぎれてしまうと
    なんでも許されるような気がする
    夜の不思議。


    佐藤伸治は死んでしまったけど、
    見えなくなっても会えなくなっても
    消えてしまうわけじゃない。

    誰の魂も、込められた言霊も
    どんな想いも。


    ただ空気を震わせて消えていくだけの
    「たかが音楽」が
    もたらしてくれるもの。

    フィッシュマンズが鳴らした音楽は
    眠れない夜を持て余す人や
    日々の暮らしの中では満たされない
    誰かの空虚な心に残って、

    それをまた誰かが聴いて、
    ずっとずっと
    これからも聴き継がれ
    歌い継がれていくんやろうなぁ〜って思います。



    「だれのせいでもなくて 
    イカれちまった夜に…」
    うっかり聴いてしまうと、
    涙がこぼれてしまうのでご注意を…。
    (愛と敬意溢れる、クラムボンによる秀逸なカヴァーもオススメです)

  • なによりもまず、これを聞けばフィッシュマンズがどんなバンドか分かります。
    喜び、倦怠、切なさ、日常の様々な感情が混ざり合い、浮遊する空間を感じます。

  • 初めてフィッシュマンズにはまった曲です。自転車に乗りながら夜中、バイト帰りにいつも聴いていました。

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