L.A.コンフィデンシャル [DVD]

監督 : カーティス・ハンソン 
出演 : ジェリー・ゴールドスミス  ラッセル・クロウ  アーノン・ミルチャン  ケヴィン・スペイシー  キム・ベイシンガー  ダンテ・スピノッティ  ロン・リフキン  ジェイムズ・クロムウェル  デヴィッド・L.ウォルパー  ブライアン・ヘルゲランド 
  • 日本ヘラルド映画(PCH)
3.83
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  • (15)
  • (3)
本棚登録 : 716
感想 : 124
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988132550388

感想・レビュー・書評

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  • ラッセル・クロウ演じるバドの異常なほどに女性をいたわる熱血漢ぶり。
    ガイ・ピアーズ演じるエドの正しすぎる正義感と抜け目ない出世欲と頭の良さ。
    ケビン・スペイシー演じるジャックのみみっちい小遣い稼ぎと「名誉のバッヂ」でのミーハーぶり。

    お三方の個性が際立っていて、なおかつビジュアル的にも楽しめて最高でした。

    でも敵の陣地への踏み込み方が雑だったり、人を殺しすぎだったり、天使の街は命の値段が軽いなーと。

    あまり凝った伏線もないところがかえって純粋に楽しめたのかなと思いました。

    夫が絶賛して観ろとしつこく言うので観ましたが、私の2時間を返せ!…とはなりませんでした。
    つまり、エンタメとしては十分面白かったです。

  • マフィアのボスが死に、縄張り争いが激化する50年代ロサンジェルス。ある日コーヒーショップ元刑事を含む男女6人が射殺された。各々の思惑で犯人を追いかける刑事たち。

    アカデミー賞2部門受賞の名作。王道のハードボイルドかと思いきや、その結末か。ちょっと拍子抜け。最後まで貫いてほしかった

  • 久々に見た正統派、硬派なサスペンス映画でした。主人公は3人。3人ともそれぞれ知性派、肉体派、策略家とこれまた王道ながらもツボを抑えています。それぞれが寄り添いすぎず、自分のやるべきことに確信を持って行動しているように思えました。
    最初は3人とも頼りない、姑息、安直という印象を受けるが、話が進むに連れ、全員の目的が定まったとき、全員の「正義」が一致し、事件解決に向かう。
    少し長く感じるかもしれないけれど、最近では珍しいとも思えるまっすぐな一作だと思う。ただのハッピーエンドでもない終わり方もまた良かった。

  • 生涯ベストワンの映画です(今のところ)

    ラッセル・クロウ、ケビン・スペイシー、ガイ・ピアースら、男臭い俳優陣がまず魅力的。この一癖も二癖もある刑事たちの群像だけでも十分映画は成立してるんですけど、サスペンスとしてもよくできてて、意外な展開と効果的な伏線が散りばめられてます(「ロロトマシ」はうまいですねぇ)。50年代のロスの空気感もよく再現されています。

    そしてこの3人の男たちそれぞれが予想を裏切る行動に出ていく終盤は圧巻。そして衝撃のラスト。 暴力と汚職まみれのロクでなし刑事が最後に正義に目覚め悪を告発する。そんな展開を期待させておいて、最後に「あれ」ですからねぇ。あんなラストは誰も期待してないんですよ。でも現実はキレイ事では済まされないってこと。この居心地の悪いラストが残す余韻こそ、この映画の最大の魅力でしょう。

  • 縄張り争いが激化する’50年代のロスアンゼルス。街のコーヒーショップで元刑事を含む6人の男女が惨殺される事件が発生した。
    殺された刑事の相棒だったバド(ラッセル・クロウ)が、捜査を開始。
    殺された女と一緒にいたブロンド美人リン(キム・ベイシンガー)に、接近する。
    彼女はスターに似た女を集めた高級娼婦組織の一員。
    同じ頃、その組織をベテラン刑事のジャック(ケビン・スペイシー)が追っていた。
    野心家の若手刑事エド(ガイ・ピアース)も事件を追い、容疑者を射殺。事件は解決したかに見えたが……。
    アメリカ文学界の狂犬ジェイムズ・エルロイの同名小説をカーティス・ハンソンが、原作に忠実に映画化。
    母を父に殺され仇を討ちたくて刑事になった荒れくれ刑事バドを演じるラッセル・クロウ、父や兄のような刑事になりたい野心家刑事エドを演じるガイ・ピアース、刑事ドラマの監修をやっている刑事ジャックを演じるケビン・スペイシーの対照的な刑事3人が対立しながらも己が信じる正義のために、ナイトアウル事件とコーエンの部下殺害とユリの館の3つの事件を結びつける意外な真相にたどり着くまでの複雑で予想外な展開がスリル満点で、背後にある陰謀(ミッキー・コーエン亡き後のロスの支配に関係あり)に驚かされます。
    エドとバドとリンの三角関係も加えて、クライム・サスペンス・ノワールの傑作になっています。

  • テンポよく楽しく見れる。こんなに銃社会なのかってくらいバンバンやってる。

  • いつ観るかが重要。若いうちにこれを観ていたら(その後に作られた警察ドラマを先に観ていなかったら)もっと面白かったかも。でも映画のかっこよさは損なわれていない。エピソードがギュッと詰まっているので少し整理しながら観ないとストーリーが分かりづらいけれど、脚本がキチンとしているのでちゃんとラストまで引っ張っていってくれる。刑事達の性格の違いもよく描かれているし、原作と違っていても納得できる人物像に仕上がっている。
    黒幕が誰かという点だけに重きを置くと意外性はないかもしれないけれど、そこに行き着く過程がいい。関係者が消されていき、とある言葉が謎を解くきっかけになる。反発していたのにそれぞれの正義感を知ることで互いに認め合う。そういうのが映画的で面白いです。

  •  友人含め色んな人が面白いと言ってる『LAコンフィディンシャル』、観なきゃな観なきゃなーと思いつつ何年も過ぎ、ようやく鑑賞。冒頭5分経過、「あ、これおもいっきし観たことあったわ・・・。」最近こういうことがちょいちょいあるんでショック。昔はそんなこと全くなかったのに。90年代~00年ぐらいのラッセル・クロウの映画は昔わりと観てて、刑事ものっつったらこれしかなかったっすね。
     原作がジェイムズ・エルロイのLA四部作ということで『ブラック・ダリア』とも共通してる点が多いです。あちらが駄作な理由として原作が小説の場合、地の文をナレーションでベラベラ語るような映画はダメなパターン。『LAコンフィデンシャル』の場合も序盤はそのパターンですが、狂言回しというか語り部がゴシップ誌の記者シド(ダニー・デヴィート)がやってるのでこの点うまく解決されてます。序盤は話が拡散してるんでよくわかんなくてつまんないんですが、中盤以降だんだんと話が収束してきてからが非常に面白くなります。
     しかしジェームズ・クロムウェルはこういう役が多いため完全に出オチでした。ていうかこの映画以降か。『スペース・カウボーイ』でも似たような感じだったなあ。
     『グラディエーター』とか『ビューティフル・マインド』とか00年代初頭ぐらいまでのラッセル・クロウの映画はどれも面白かったですよね。

  • 1953年のLA。カフェで6人の男女が惨殺された。ロス市警は捜査を開始。捜査の鍵を握るのは謎の女リン(キム・ベイシンガー)。彼女を追う警察官はトラウマを抱える熱血漢バド(ラッセルクロウ)と野心家エド警部補(ガイ・ピアース)、もう1人は曲者ヴインセンズ(ケヴィン・スペイシー)、役者は揃っている。しかし事件は思わぬ展開に・・・。

    50年代のLAを舞台にした刑事ドラマ。エリート刑事のエドと肉体派刑事のバドが反発しあいながらも最後には協力する王道な展開ですが、それぞれが魅力的で格好良いですし、二人で黒幕に立ち向かうクライマックスは見応え十分です。意外性はありませんが、良く練られた脚本で完成度の高い作品だと思います。

  • ※暴力及び流血描写、性描写の含まれる作品です。

    【印象】
    ふたりは刑事(3人)。
    1950年代ロサンゼルス。汚い治安。

    【類別】
    アクション。ほんの少しサスペンスでスリラーでホラー。

    【脚本等】
    時に出てくる下品な言葉遣いが目立ちます。この豚野郎。
    序盤に視聴者へ明かされる裏が多いので緊張感は薄いでしょう。

    【画等】
    髪型や化粧その他が雰囲気の時代表現に大きく寄与しています。
    死体が多少出てきます。拷問場面に不快感を覚えるかもしれません。

    【音等】
    作中の時代を意識した古めかしい音楽です。あまり用いられません。

    【備考】
    原作は四部作の三作目に当たります。しかし本作のみを観ても問題ありません。

  • ロスを舞台に思惑が錯綜するクライムもの。
    正反対の刑事が、いがみ合いながらというか、完全に反目してるが、これはまあ完全に後半で手を組む振りだなあっと思いニマニマしながら観賞。
    最終的に、即席なのにコンビプレー炸裂しすぎてて笑ってしまった。

  • 有名な作品なのに、なぜか今まで遠ざかっていました。もっと早く見とけば良かった。

    事件が複雑で理解するのに時間がかかったけど、脚本が良くできてるし、俳優陣がめちゃくちゃ豪華!
    特にラッセル・クロウ演じるバドがかっこよかった。
    黒幕が分かるまでの過程も分かってからの過程もどちらも面白かったです。刑事ものとして良い出来です。

  • 社会派サスペンス映画。
    ケビン•スペイシーの演技に引き込まれる。ストーリー的にはちょいちょい無理はあるけどよいと思います。少し目を離すとなんの話か分からなくなる展開の映画だからかなり集中して観れる。

    ただ、黒幕幕の人がけっこう悪役で出る人だから、前半で「こいつ悪いんだろうな」って予測ができちゃった。

  • 王道サスペンス映画。ラッセル・クロウがほっそりしてる!
    キャラクターも展開もすごく面白かったのに、字幕がひどくてちょっと残念でした…

  • 王道サスペンス映画!なんといっても特筆すべきはジャック(ケヴィン・スペイシー),バド(ラッセル・クロウ),エド(ガイ・ピアース)の3人の刑事の強烈な個性のぶつかり合い.これだけでも十分見応えがある.そこにマフィア,麻薬,高級娼婦,ハリウッド,ポルノ,ゴシップ,殺人とくればサスペンス好きにはたまらない.胃もたれするぐらいのフルコースを2時間堪能したよう.若き日のサイモン・ベイカーも拝める一作.

  • きっちりしている映画。
    かっこいい男とかっこいい女の映画。

  • 男臭い映画だ。
    酒に喧嘩に女に殺人わくわくする要素沢山ありの
    主人公の真っ直ぐで不正を許さぬ若い刑事の成長物語。
    そう、この映画の基は至ってシンプル。
    シンプルイズザベスト。
    面白くないわけがない。
    話をさらに面白くしているのは役者たち。
    ラッセルクロウの目の異常性は画面を通してでも、「殺される」と思ってしまうほど狂気。
    ケビンスペイシーの一癖二癖もある演技は観る者を引き込ませる。

    観るべき。

  • 2時間半と聞いて、飽きっぽい私は少々気分の進まないまま見始めたが30分で作品に引き込まれ、気がつけばエンドロール。主に三人の刑事たちに視点を当てているが、それぞれに違った過去があり、目指す"正義"がある。むしろ、2時間半では物足りないほどのスリルを味わえる。

  • 何回見てもおもしろいです。ガイ・ピアース、ラッセル・クロウ、ケビン・スペイシーは三者三様でかっこよくて、キム・ベイジンガーは妖艶。音楽もステキです。結局、正義は誰の何のための正義だったのか?

  • バドがカッコよかった!!
    原作読んだらやっぱりバドがかっこよかった!!

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