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- / ISBN・EAN: 4988135525659
感想・レビュー・書評
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久々に観ました。久しぶりすぎてストーリーも覚えておらず、初めて観たように楽しめました。
ストーリーの根底には哲学的なものがあるみたいですが、自分にはそんな小難しいことは全くわからないので
「銃撃戦がスタイリッシュ!」
「あ〜懐かしい!このマトリックスポーズ‼︎」
と純粋にアクション映画として満喫しました。
続編観たことないから、あらすじ忘れないうちに観なきゃ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コンピュータプログラマーとしてニューヨークの企業で働くネオ(キアヌ・リーブス)。
凄腕ハッカーという別の顔を持つ彼は、最近"起きてもまだ夢を見ているような感覚"に悩まされていた。
そんなある日、自宅のコンピュータ画面に、不思議なメッセージが届く… 。
「起きろ、ネオ」
「マトリックスが見ている」
「白うさぎの後をついていけ」。
正体不明の美女トリニティー(キャリー・アン・モス)に導かれて、 ネオはモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)という男と出会う。
そこで見せられた世界の真実とは。やがて、人類の命運をかけた壮絶な戦いが始まる。
キアヌ・リーブス主演、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス共演。 驚異のVFX(視覚効果)による、かつてない映像表現が話題となった近未来アクション超大作。
サイバーパンク・ムーブメントそしてそれに影響を受けた「功殻機動隊」などに影響を受けつつ、人間が生きる現実はコンピューターが作り出した仮想現実だったという設定、仮想現実の中でルールや物理原則から自由になるための方法がカンフーの修行によって自分の殻を破るというのがカッコいい。最初は頼りなかったコンピューターオタクでハッカーだったのがモーフィアスの導きや戦いの中で救世主として覚醒していくネオ、クールだがネオを一途に愛するトリニティ、ネオを導くモーフィアス、ワイヤーワークを生かした華麗なカンフーアクション(ネオとモーフィアスの稽古シーン、ネオとスミスのカンフーバトルなど)、ジョン・ウー張りの華麗なガンアクション(捕らわれたモーフィアスを救い出すためにネオとトリニティがエージェントと戦うシーンなど)、聖書や不思議の国のアリスやオズの魔法使いなどを引用したユニークな台詞、傑作SFアクション映画です。 -
初めてを見たときは「これどうやって撮ったんだ!?」と斬新な映像にぶっ飛んだもんです。今回久々に観たんですけど、ビジュアルとアクションにアイデアが溢れていて、いま観ても十分カッコいいですね。とくにクライマックスのアクションシーンの問答無用の盛り上がりったら! ストーリーや世界観も凝った作りにはなっていますがそんなのは二の次だと言ってよいでしょう(ストーリーはちょっと中だるみあり)。
ただ、腹が立つのは、ネオとトリニティ(美人すぎないキャリー=アン・モスに好感)の有能ぶりと対照的に、偉そうなモーフィアスは役に立たないばかりか人質になって足を引っ張る無能ぶり…。
「マトリックス リローデッド」
http://booklog.jp/users/myjmnbr/archives/1/B003EVW55K
「マトリックス レボリューションズ」
http://booklog.jp/users/myjmnbr/archives/1/B003EVW55K -
DVD
前半の世界観の説明は眠くなったけど、後半のアクションはすごく面白い! -
私史上、燦然と輝く名作映画です。
初めてこの映画を観た時の衝撃が忘れられません!
漠然と感じていた現実世界というものが180度変わりました。
不思議の国のアリスが超SFアクションになったようなお話ですが、実存とは?と問いかける哲学映画ともいえます。
人の想像力ってすごいです。 -
昔は「映像とアクションが凄いSF映画」というぐらいでしかなかったマトリックス。
ボードリヤールのシミュレーション/シミュラークルの理論を勉強したうえで数年ぶりに臨んだ。
するとまあ・・・
面白い!!
マトリックスやハイパーリアルの概念は幼い頃の自分には難解すぎたが、今回は思案を巡らしながらひとつの作品としてしっかり向かい合うことができたように思う。
青いカプセルか赤いカプセル
自分ならどっちを選んだだろうか
ハイパーリアルすなわち“実在しない現実”で虚構の生活を送るか、それとも、とても受け容れがたい“現実”を受け容れるのか・・・
最悪の裏切り者サイファーの気持ちもそういう意味ではよーーく分かる。 -
近未来SF映画。
10年以上前に流行ったこの映画を今さらながら見返したのは、オルターグローバリゼーション的な視点からこの映画を考えることができると、今さらながら気付いたから。
自由であると信じていた当たり前の生活が、実は巨大な機械(システム)によって見せられていた夢であり、現実世界の人間は機械を延命させるための部品の一つでしか無いとしたら…
考えるだにおぞましいようなこの映画の設定は、しかし必ずしもありえない話ではない。というのも、私たちの生活を支える様々なシステムは幸福な世界を提供するように見せかけながら、同時に私たちの生活を支配し、管理するものでもあるからだ。
資本主義というシステム一つとっても、それは一見人間に自由と快楽を与えるようでいて、その実、様々な搾取と暴力の上に成り立っている。システムが供給する夢のなかで眠っていれば幸せかもしれないが、しかしそれが夢であると気づいてしまったらどうするのか。夢から醒めてしまった後で、もう一度そこに戻る気になるだろうか。
キアヌ演じる主人公ネオがコンピュータ会社に勤めるプログラマであるとともにハッカーであるという設定も、現代の反グローバリズム運動におけるネットや情報利用とリンクしているように思えるし、エンディングであのRATMがWake Upという曲を歌うのも、そうしたテーマと無関係ではありえない。 -
公開されてから20年以上経って初めて観たマトリックス。
コンピューターによって作られた仮想現実と人間社会が崩壊した現実の間を行き来するネオ(キアヌ・リーヴスさん)、モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーンさん)、トリニティ(キャリー=アン・モスさん)と、現実世界のエージェント・スミス(ヒューゴ・ウィーヴィングさん)の戦いは、ランボーやターミネーター等のアクションとは一味も二味も違うアクロバティックさ!集中して観ていないとストーリーが判らなくなってしまう、ちょっとした哲学的難解さがこの映画の最大の特徴かも!? -
設定がいい感じに現実味も帯びていて、本当にこういう世界になりうるかも…?と想像しながら楽しめた。