風と共に去りぬ [DVD]

監督 : ビクター・フレミング 
出演 : ビビアン・リー  クラーク・ゲーブル  オリビア・デ・ハビランド  レスリー・ハワード 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
3.89
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感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135521682

感想・レビュー・書評

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  • アメリカの精神、アメリカ人の精神の根っこを壮大に描き切っているという感じ。しかし、当時としては豪華絢爛の資金力と最新気鋭の技術をフルに使いきったのが見ていてわかった。だが、肝心のヒロインの人間性が全く持って共感できず・・・(苦笑)どちらかと言えば、クラーク・ゲーブル演じるレット・バトラーをメインで描いた方が面白かったかもしれない。ハリウッド映画黄金期だからこそ、作られた映画。今だったら間違いなく連続TVドラマ化しているところだが、色々とうるさくなった今の時代ではリメイクは難しそう・・・

  • 何年ぶりだろう。BSで放送されていたので久しぶりに見てみた。独身の頃、東劇でリバイバル上映されてて見に行ったんだった。

    やっぱり大作。スカーレット=ビビアン・リー。あの表情、強気で傲慢、まさにビビアンはスカーレット。
    あの性格だから、メラニーの出産を乗りきれたし、タラの家を守れた。だけど変わりに泣く人もいた。
    バトラーと結婚し豪華絢爛な生活。
    でも強気な性格の為に悲しい結末に。
    どうして素直になれないのかしら。いや素直過ぎたからこそなのか。

    そういえば、「スカーレット」っていう本があったはず。読んでみよう。

  • 美人でちょっと傲慢なお嬢様が、思いを寄せる男性が別の人と結婚してしまったり、戦争起こったりと色々大変な人生を生き抜いていく映画。

    3時間超とこれだけ長いと主人公の人となりがずいぶん分かるし、話の展開もドラマティックだから飽きないで見れた。
    それにしてもすごい主人公だった。圧倒されっぱなし。淑女っぷりを求められている時代で、あの現代でもなかなかお目にかかれないバイタリティ。すごいよ。あれだけ自己を貫き通すのってなかなか難しいこと。
    しかし。。可愛げがないというか素直じゃないというか・・幸せになれないタイプだなあ。それともあれだけ前向きだったらある意味幸せなのか。

  • スカーレットの自由気ままさ、わたしは何が何でもやる!という姿勢がとても良い。ほれぼれする。(女性だからそう思うけど、男性から見たら嫌な女性かもとは思う。)
    それからちょっとツンデレっぽい。微笑ましい。
    バトラー船長はものすごい気長いね!なんだその寛容さは!全部包みます!みたいな。かっこいい!
    でも飄々としてるから女性としては不安になる。中盤戦とか、ここで!箱入りお嬢さんに!何てこと!という場面もある。

    232分で2部構成。
    個人的には第2部のお気に入りの箇所で終わってあげてほしかった。
    でもその後も続くから良い映画になってるってこともわかる。
    バトラー船長の台詞で「君は不幸に自分で突っ込んでいく」みたいなのがあるけど、ほんとにそう思う。

    そもそも何で観たかというと、先日観た「白夜行」の登場人物が原作を読んでいたから。
    今度原作も読みたい。

  • 3時間越とすごく長かったのに、あまりそう感じさせなかった。

    スカーレット・オハラははじめいけ好かん女やなあという印象やったけど、南北戦争後、飢えと貧乏から立ち上がる様は確かに強かやった。
    しかしメアリーの貞淑さ、優しさも強い。

    でも一番好きなのはマミー。

  • NHK BSプレミアムで放送されていたものを観た。

    有名なのに観たことがなく、正直「こんな映画だったんだ?」
    とびっくりした。大体、主人公のスカーレット・オハラが
    わがままで我が道を行くタイプの女性だったことにびっくり。
    あの頃の映画だから、もっと善人の女性なのかと思っていた。
    でも、まぁ、善人はつまらないか。「殺人しても、貧しさから
    脱却してやる~」と歯を食いしばって生きていく力強さが
    素敵だった。

  • 今から70年前の映画作品
    大昔観たけど全然覚えてなくて
    見返すこと3時間42分。
    ものすごく長い 長すぎる
    けど面白かった

    しかしスカーレット性格が曲がり過ぎ
    レットみたいに情熱的な男性をなんで選ばなかったのか…
    白人貴族社会が南北戦争によって
    崩壊し、どん底から這い上がっていく
    スカーレットの人生。。
    今から70年前以上の作品なのに
    こんなに面白いだなんて。

  • さすが超大作。4時間近くもあるが、全く飽きずに観れる。ストーリーがしっかりしている作品はやっぱり観た後の余韻が違う。
    観ててドキドキというかワクワクというか、そういう高揚した気分になった。レット・バトラーがもうすごいかっこいい。スカーレット・オハラは特に後半が良かった。表層だけじゃない演技のすごさ。
    この作品の前後で映画が語られるくらい影響力の大きかった作品で、その時代にカラー(テクニカラー方式:プリズムを内蔵した特殊なレンズを使用して、被写体を三原色に分解してそれぞれ別々のフィルムに記録するという三色法を使った方式)でしかも細部にかなりこだわった豪華な映画になっている。

    <概要>
    1939年制作。マーガレット・ミッチェルの世界的ベストセラー小説『風と共に去りぬ』を映画化。全編で3時間42分という大長編であるにもかかわらず、当時空前の大ヒットを記録した。

    スカーレット役選びは映画制作前の一大キャンペーンとして、全米各地にてオーディションが行われた。映画の舞台であるアトランタで選ばれたイヴリン・キースは、スカーレットの妹・スエレン役にキャスティングされた。またスカーレット役の有力候補にはベティ・デイビス、キャサリン・ヘップバーン、マーガレット・サリヴァン、ノーマ・シアラー、ラナ・ターナー、フランシス・ディー、スーザン・ヘイワードなどがいた。カメラテストも行われポーレット・ゴダードにほぼ内定していたが、チャーリー・チャップリンと未婚のまま同居していたこともあって白紙となった。

    <ストーリー>
    舞台は奴隷制が残る1860年代のアメリカ南部・ジョージア州。南北戦争の頃である。
    アイルランド系移民で一代で成功した農園主の娘、スカーレット・オハラは、自分と同じ上流階級の長身の美青年アシュレー・ウィルクスに恋をしていた。だがアシュレーは、アシュレーの従姉妹メラニーと婚約していた。「12本の樫木屋敷」でのバーベキューパーティーで、2人の結婚を知って愕然としたスカーレットは、癇癪を起こしてアシュレーの屋敷の家具のつぼを投げつけて壊す。これを見ていたレット・バトラーは、彼女の躍動的な精神に恋をしてしまう。
    スカーレットは軽蔑する友人たちの陰口を聞き、メラニーへのあてつけのために彼女の兄(チャールズ・ハミルトン)が自分に求婚をするように仕向けた。何も知らないチャールズは、スカーレットの思惑通り、南北戦争の開戦のニューズに沸き立つ中で彼女に求婚、スカーレットは後悔しながらも結局結婚してしまう。しかしチャールズは結婚後まもなく戦場に赴き病死。スカーレットは17歳にしてチャールズとの間にできた長男ウェードを出産して、未亡人となる。
    ウェードを連れてアトランタに赴き、ピティパット・ハミルトンとメラニーとの新生活を始めたスカーレットの前に、かつて無頼な行為で社交界から締め出されたレットが、彼女が未亡人になったことを聞いて現れる。スカーレットに、自分と似たものを感じるレットは、スカーレットがかぶる淑女の仮面を取り去り、彼女本来の姿を露にしようとする。またスカーレットも、喪服姿でダンスパーティに参加するなど破天荒な行為で周囲の評判を落とす。
    そんな中、南軍は北軍に対して苦戦を強いられ、ついにアトランタの陥落も目前となったが、出産を目前に控えたメラニーの看護をしていたスカーレットは、脱出の機会を失ってしまう。進撃する北軍の砲声の中、産後間もないメラニーとその赤ん坊やウェードを抱えて脱出の機会を失い途方に暮れた彼女は、大嫌いなレットに助けを求める。タラへの帰還を望む彼女を、レットは炎上するアトランタからやせ馬の馬車で脱出させる。危険地帯を通り抜けた後、レットは自分は軍隊に入るのでこの先は一人で帰るようにとスカーレットに告げる。冗談だと思い笑うスカーレットに情熱的な口づけを残して、彼は南軍の守る前線へと赴く。
    置き去りにされて怒り心頭に発したスカーレットだが、ようやく故郷・タラへと到着した。しかしタラは北軍の駐屯で荒廃し、頼りにしていた母・エレンも腸チフスで病死していた。一夜にしてオハラ家の主となった彼女の意識は、飢えを凌ぐことと故郷を守ることだけに集中する。税金の工面に窮したスカーレットは、妹の恋人であり、商店を営んでいた、フランク・ケネディを奪って第二の結婚をしたが、やがてフランクの商才のなさから自ら商売を始める。その間にフランクとの女児(エラ)ももうけるが、当時女性が男性を差し置いて主体的に経営を行うことはタブーに近かったことや、北軍の移住者と友人になったりしたことから周囲からの評判は下降し、メラニーを始めとするウィルクス家の人々とレットを除き彼女の周囲から古い友人は続々と離れていく。また彼女の不用心な行動が難民から襲われるという事件を引き起こし、制裁を加えようとしたフランクは銃弾に倒れてしまう。
    スカーレットは、レットと第三の結婚をする。しばらくしてスカーレットはレットとの娘ボニーを生み、レットは初めての娘を溺愛する。スカーレットが、自分を愛する者に対して無慈悲であることを知るレットは、以前からスカーレットを愛していたことをひた隠しにする。またスカーレット自身も次第にレットを愛するようになっていたにもかかわらず、自分は相変わらずアシュレーを想い続けていると信じ込み、それを自覚することが出来ずにいた。ある時酔ったレットがスカーレットを強引にベッドにつれていき、スカーレットは初めて肉体的な喜びを知る。しかし、レットは自らその行為を恥じる。一方レットの情熱的な訪れを待つスカーレットは、訪れることのないレットに対して自分が単になぶりものにされたと思い2人の気持ちはその日からさらにすれ違い、夫婦仲は日増しに険悪になっていく。再び懐妊したスカーレットにレットが暴言を吐いたことがきっかけでスカーレットが階段から転落、流産して生死を彷徨う。レットはメラニーにスカーレットがもし死んでしまったなら耐えられないとスカーレットへの激しい愛を吐露する。しかしこの流産は二人の間に深い溝を作ることになり、レットはボニーに全ての愛情を注ぐが、ボニーは彼がプレゼントしたポニーの「バトラーさん」から落馬し、スカーレットの目の前で死んでしまった。これを機にスカーレットとレットの最後の絆が断たれてしまい、レットは家によりつかなくなる。
    娘を失ったショックから抜けきらないうちに、スカーレットに最後まで友愛を示し続けたメラニーまでが流産により命を落とす。スカーレットは、この時初めてアシュレーを奪った恋敵として憎んでいたはずのメラニーを、実は心から愛し頼りにしていたことに気づき、また、死の床のメラニーに指摘されて初めて自分が愛しているのはアシュレーではなくレットだということを自覚する。スカーレットは彼女の悪夢の中で何かを探していた自分の「その何」かがようやく見つかった思いで急いで帰宅し、レットに愛を打ち明ければレットとの関係がすぐ回復すると思うが、レットはすでにスカーレットを追うことに疲れきっていた。これまで隠してきた心の内の変遷と結論としてもうスカーレットを愛してはいないことを説明し、故郷に帰ってしまう。自分を支え続けてくれたレットとメラニーを同時に失い、ついに孤独となったスカーレットだが、彼女はやがて明日に希望を託し、絶望の中から一歩踏み出す。

  • ここまで強い女性っていない。スカーレットとメラニーの関係が好きです。

  • ずいぶん昔に…まだ学生の頃に見たときは
    全然理解できなかったんだけど
    今になってもう一度見たら色々理解できる事が多くて
    印象が変わった映画。

    貞淑さと善良さしか女性に求められていなかったあの時代に
    バイタリティと個性が溢れるスカーレット。
    そして敵はいつも男性ではなく女性…
    それと対比するような善人の塊のような性格のメラニー。

    アシュレーも以前見たときはただの優しい男としか
    思ってなかったけれど
    今見たらなんか生活力のない口だけの人なんだなぁ、とか、
    レットは意外といい人だなぁとか。

    時代背景も、南北戦争で南軍の若者は戦地に赴く前に
    麻疹が大流行しちゃって生き残った人が行ったとか
    そもそも南北戦争が起こったきっかけとか
    ここ最近で読んだ本ともリンクする内容が多くて
    より深く理解できた一因。

    最終的にタラに戻って成功してレットをまた
    取り戻す!と言ってたけれど
    あの分だと同じことを繰り返しそうだなぁ…と言う
    心配もありつつ…
    ただ3時間でも色々はしょってる部分がありそうな気がして
    (なんかこう心の動くのが早いのが気になって)
    原作を読んでみたくなった。

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