フラッシュ・ゴードン [DVD]

監督 : マイク・ホッジス 
出演 : サム・ジョーンズ  メロディ・アンダーソン  オルネラ・ムーティ  マックス・フォン・シドー  ティモシー・ダルトン  ハイアム・トボル 
制作 : クイーン 
  • 東北新社
2.81
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本棚登録 : 37
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4933364610157

感想・レビュー・書評

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  • 近未来のアメリカ東海岸一帯。その日、人々は暗闇の中で目ざめた。
    陽はとっくに昇っていいはずの時刻だ。早速科学者たちが召集され、この異常現象の調査が始められた。
    その結果未知のエネルギー放射線の仕業で月の軌道が12度ずつずれ、皆既食が起こったことが判明した。
    元NASA(米国航空宇宙局)の原子力科学者ハンス・ザーコフ博士(ハイアム・トポル)は、恐るべき事実をキャッチした。それは、月の軌道が12度ずつずれていくと、10日以内に月が地球に衝突し、人類ともども地球が壊滅するというのだ。
    ザーコフ博士は、その放射線を探り、それが惑星モンゴから発信されていることをつきとめた。
    そして、フットボールのヒーロー、フラッシュ・ゴードン(サム・ジョーンズ)を自作のロケットに乗せ、ザーコフ博士はこの大惨事を未然に防ぐべくモンゴ星を目ざして向かった。
    恋人デイル・アーデン(メロディ・アンダーソン)と共にモンゴ星に到着したフラッシュは森の王国アーボリア、空中都市フリジアなど、見たこともない巨大な凍ったダイヤのような世界を驚異をもって眺めた。そこにはホークマン(鷹人間)と呼ばれるエイリアンが住んでおり惑星アクエリアからはトカゲ人間が現われた。
    2人は、遂にモンゴ惑星の悪の軍団と遭遇し、その支配者、皇帝ミン(マックス・フォン・シドー)と姫オーラ(オルネラ・ムーティ)の無慈悲で残忍な独裁ぶりを目にする。
    彼らの側には悪漢クライタスと、その手下カラ(マリアンジェラ・メラート)がいたが、フラッシュらは、皇帝に反抗する銀河王国の息子バリン(ティモシー・ダルトン)とその配下の樹木人間部隊の協力を得て反乱軍を組織した。
    やがて壮絶な宇宙戦争が展開され、見事、フラッシュは、ミン皇帝一味を倒すのだった。アメリカの新聞で連載していた漫画を映画化。
    赤と金色でぎらぎらしたセットや漫画に忠実過ぎてかえって安っぽい衣装や大袈裟でバカっぽい台詞と、すれっからしの大人には単なるコスプレショーにしか見えないけど、映画「テッド」の主人公のような子供心を持った大人や子供にはカルト映画として支持されているカルト映画。

  • デッデッデッデッデッデッデッデッデッデッデッデッ...
    フラッシュ!アアッー!せいびゅーろぶゆにばーす!

    ごーどんずあらいぶ!

    迷作と名高い『フラッシュ・ゴードン』がひっそりとTSUTAYAにあるのを
    発見したので・・・なんか、嬉しくなって・・・つい・・・
    置いて無いと思ってたのに・・・

    だいたい、年上の人・・・10歳ぐらい上の人ですかね、
    MTVとかベストヒットUSA世代の人、
    そこらへんの人って「ロック好き」じゃなくて「洋楽好き」の人が多いけども、
    Queen好きの人も多くて、この映画の話をすると
    「あぁ~・・・Queenの・・・あれね(苦笑)」という反応が多くて
    観なくても想像がついてしまうというw

    秋元康しかり、鈴木敏夫しかり・・・
    プロデューサーなんてのは大概、山師みたいなもんだと思うんですけど
    モノホンの山師、ガチの愛すべき山師はやっぱり
    我らがディノ・デ・ラウレンティス!!!
    この『フラッシュ・ゴードン』といい、4年後の『デューン』といい・・・

    『デューン』は世界観だけならめちゃくちゃカッコいいんすよね!!
    で、『フラッシュ・ゴードン』は・・・それすらダサいw
    ダサいというより前時代的。
    世界観がダサいだけならいいんですよ。
    そんなの、ただの主観だし好みだから。

    でもこの映画は・・・序盤ですでに話がまったくわからん!w
    フラッシュってアメフトのプロ選手かなんかっぽいんだけど、
    途中でアメフト攻撃しててやっと気付いたwwwwwww
    観るのがあまりにも辛くて一度寝落ちしましたわ・・・。

    そして改めて翌日観たら、最後の方が微妙に面白いのが腹立つ・・・

    トポルさんとかティモシー・ダルトンとか出てるし、Queenだし
    監督はイギリス人なので半分イギリス映画だと気付く。
    特典のインタビューが本編より面白くって、
    この監督さんは憎めない・・・というよりいい人そうで好きです。
    洗脳シーンはたぶん監督の思想が反映されてるんだろうなあ。
    ど派手な原色系の色彩(キレイというよりはもはやエグい)なので、
    ラテン圏ではウケたのだそう。
    ディノさんもイタリア人だし、そういうラテンの傾向と
    イギリスの変なアクがめちゃくちゃに混ざったような印象が・・・。

    原作コミックは戦前、1934年開始だとか。
    数年前に亡くなったフランク・フラゼッタさんも絵師をしてたり。
    で、2年後の1936年にすでに映像化されてますね。

    有名な話ですが、ルーカスが『フラッシュ・ゴードン』を映画化したかったのだけど
    映画化権がすでに押さえられてて代わりに出来たのが『スターウォーズ』。
    『スターウォーズ』は色んな作品の要素が入ってるんですが、
    こういう経緯もあるので『スターウォーズ』はルーカス版『フラッシュ・ゴードン』とも言えて
    1936年版から引用されてる部分もあるようです。
    冒頭の、黄色い文字で字幕が奥に流れるとことか、ワイプとか。
    『フラッシュ・ゴードン』+『隠し砦の三悪人』、他諸々って感じか。

    この1980年版『フラッシュ・ゴードン』では、1977年の『スターウォーズ』から
    再引用されてて(パクりともいうw)、だから似通ってる。
    クライタスっていう皇帝の側近で、ダースベイダーそっくりの奴いますよね。
    あれは原作にはいないらしいのでパクったのでは。
    あとシーカー・ドロイドみたいなのとか。
    ラストシーンも酷似してますけど、
    元が『隠し砦の三悪人』→『スターウォーズ』→『フラッシュ・ゴードン』・・・
    クラウド・シティは『帝国の逆襲』なのでパクりじゃなくって
    あれはスターウォーズが原典の『フラッシュ・ゴードン』からパクってて・・・

    と、書いててなんだかわけがわからなくなってきましたがw
    けどそういう作品で、当時はSF映画ブームだったので
    ディノさんがそれに乗っかって一発当てようとしてたとしか・・・

    ミン皇帝の元ネタはフー・マンチューっぽいんだけど、
    明なんだか清なんだかはっきりして欲しい、っていうか
    「謎の中国人」っていうのがすでに前時代的ですけどねw
    で、これマックス・フォン・シドーさんなんですけど
    『デューン』にも『ジャッジ・ドレッド』にも出てまして
    『ジャッジ・ドレッド』とダサさの方向性がなんとなく似てる・・・。
    あれもイギリスのコミックだったですね。


    しかし、『フラッシュゴードン』じゃなくて『スターウォーズ』が、
    『デューン』じゃなくて『エイリアン』がちゃんと出来てよかったですよ・・・。
    まかり間違えばこれらは産まれなかったかも。
    デヴィッド・リンチは再起して傑作『ブルーベルベット』を産み出しますが。



    追記:この手のマイナーなDVDにありがちですけど、字幕のひどさ(笑)。
    『スパイナル・タップ』と同じ会社だっけ?
    きちがいきちがい言いまくるし、精神病院がどうの・・・
    直訳っぽいけど警察国家とか訳されてもピンときません・・・。

    この訳者の英語力のなさに最も驚いたのは、
    「Hang on!」を「待て!」って訳してたことw
    中高生レベルのミス・・・。
    「Hang on」で「待て」ってそれ電話とかでしょ!!w
    普通は「しっかりつかまってろよ!!」ですよね。
    カーチェイスやバイク・飛行機等、乗り物のシーンではベタな言葉なのに・・・。

  • チープだけど結構好きです。当時としては十分、SWと比較しちゃ駄目。

  • FLASH!アァ〜〜〜〜!!!

  • ちょっとおバカなファンタジー。
    ホントにフラッシュ・ゴードンが頭悪そうに見えるんですけど。

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