BROTHER [DVD]

監督 : 北野武 
出演 : ビートたけし  オマー・エプス  真木蔵人  寺島進  大杉漣  加藤雅也  石橋凌  ジェームズ繁田 
  • バンダイビジュアル
3.51
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レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569607225

感想・レビュー・書評

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  • 制作年:2000年
    監 督:北野武
    主 演:ビートたけし、オマー・エップス、真木蔵人、加藤雅也、寺島進、ロイヤル・ワトキンズ
    時 間:144分
    音 声:日:DTS5.1ch、英:ドルビーサラウンド


    抗争の果てに日本での居場所をなくしたヤクザ・山本は、留学したまま消息が絶えてしまった弟・ケンのいるロスへ向かった。
    ところが、やっと捜し当てた弟は、仲間のデニーらとジャンキー相手のドラッグ売人に成り下がっており、しかもドラッグ・トレードのトラブルに巻き込まれていた。
    そんな彼らを持ち前の度胸と無謀さで救う山本。
    そしてそれを機に、彼は自分の組を組織し、マフィア相手に実力でのし上がっていくのだった。
    やがて、日本から山本の腹心・加藤も駆けつけ、組織は拡大、絆を深めていく。
    デニーも、そんな山本たちの日本流のやり方が理解出来ないなりにも、彼のカリスマ的魅力に惹かれていった。
    だが、そんな日々も長くは続かなかった。
    やがて巨大なイタリアンマフィアとの抗争の末、壊滅に追い込まれてしまう。
    そして、たったひとり生き残ったデニーは、どうしようもないが愛すべき山本のことを思いながら、ひとりメキシコへ向けて車を走らせるのだった。

  • 血縁関係の兄弟はアメリカにいる弟一人だけで、それも腹違いという設定。その弟を含め、ヤクザ世界での兄弟分たちが次々と死んでいき、主人公の山本も自分の死を賭してアメリカの弟分を守る、っつー流麗な物語になってます。ともすれば殺風景のまま淡々と進んでしまうたけし映画ですが、そこに叙情性をもたらすのが久石譲の音楽で、ほかの作品でも担当してますが本作はまた黒人のルーツを意識したのかジャズやヒップホップを絡めたようなテーマ曲が泣けます。昨日はパルマのヤクザ映画見ましたが、痛みや感情がモロにくる、尖った感じのこちらがずっといいなと思います。

  • わたしはあれだね、アウトレイジがすきですね…

    こっちは何か合わなかった、な

  • 北野武監督 第9作目 

    日本で落ちこぼれた ヤクザ(北野武)が
    弟(真木蔵人)のいるアメリカに行く・・・
    弟は ヤク の売人をしていた。
    そして 舎弟の 寺島進 もアメリカにわたり・・・・

    寡黙な 北野武は シマをとろうとする。
    ヤクザの 海外進出 である。

    暴力がたんなる暴力になっているのが
    チカラ足らずなのかな。

    マフィアと戦争すると 攻めるときは
    ゴッドファーザー風であるが・・・

    加藤雅也と石橋凌は 立場が逆転したほうが
    よさそうだ・・

    マフィアの アタマをとってからは
    日本的なテイストで・・・・処理するのは
    残念。

    事務所で殺されている人間たちで
    「死」という文字を作るのは パロディか・・・・

    そして 北野武の映画は 終わり方が
    結論を押し付けすぎる・・・
    ダニーのシーンは 余分だ。
    北野武が 死んで そのまま
    大きなアメリカの大地に 太陽が沈んでいくのが
    いいと思う・・・。

    かたせ梨乃が出るのは ヤクザ映画のサービス。
    大杉漣が ハラキリをするのは 出血サービス。

  • ネタバレなし!
    <テーマについて>
    いわゆるvシネマ系のヒーローヤクザものではありません。つまり、ドンパチアクションや仁義・任侠がテーマではないということです。
    アウトローを生きる人間のリアルを描いていると思います。

    <感想>
    「寂しい映画」という印象。
    長年尽くしてきた組を追われた主人公が、アメリカで暮らす弟の元へ逃げてゆくのですが、ヤクザという狭い世界で生きてきた人間が居場所を失うというのは、かなり絶望的な状況です。
    (主人公がアメリカに来た冒頭シーンはほとんどセリフがないのですが、映像はとても寂しい雰囲気です)

    徐々に居場所を作ったかに見えるのですが、個人的にはなにか虚しさを感じました。キャラクターの心理描写が細かくないので、その判別はつきませんが。
    そして最後もあっけないのですが、主人公は希望を残したかったんじゃないかと思います。だからああいう形をとったのではないかと。(ネタバレになるので一応濁しますね。)
    終始寂しい雰囲気をまとった映画でしたが、最後にちょびっとだけ希望を持ってきたところは好感でした。

    <配役・役者の演技>
    満点。俳優陣の魅せ方は実に見事です。
    切腹や指を切るシーン、結構メインのキャラが死ぬシーンでも、変にもったいつけたり、盛り上げたりせず、さらっとやるのが引くぐらいリアルでした。
    このクレイジーさは見所です。

  • 意外と面白かった。紙飛行機のシーンが好き。

  • まさにバイオレンス・エンタテインメント。
    暴力描写だけではない。物語自体面白い。
    全体に漂う悲哀感も良い。

  • 座頭市と並ぶエンタテイメント作品。問答無用で人が殺されていく場面や、指つめの場面は迫力満点。武の演技も他の作品よりも役柄にハマっている気がした。
    終わり方があっけなくて余韻に浸る間がない。もう少しなんとかならなかったのかと思う。

  • 北野監督作品としてはめずらしいハリウッド作品ですが、

    その世界観が出ていて好きな作品です。

  • すっっっごくよかった。
    マキクロードがでているところ全部。そのナイーブさが画面を通してきても微細に感じられ、いつ終わるかわからない時間の重さや、虚勢を張るだに身にしみる自分のからっぽさ、それでもまわりの人間への愛情、身だしなみの強さ、人となりの信頼感、申し訳なさ、自分のわくをはみ出る時のおそるおそる。何というか、それがきれいなセンチメンタリズムの物語になって、恋をしそうなほど良かったです。うちに招いてゆっくり眠らせてあげたい。ああいうのって、当時絵として書かれなかったのかちょっと気になる。あせた茶色で、シャープな感じ。
    更に、全体的にギャグセンスがすごいよかった。北野武って、あんま「面白い人」っていうイメージがわたしのなかにないので結構びっくりした。人がたくさんいないとできない、はみだしもつれつのギャグセンスとか、体張ったりするところとか、美意識とすごくからんだところにあるギャグで、何度か声をだして笑うところがあった。わはは。しかしこのセンスが面白いってテレビにでてた昔はなんというすごい時代だろう。さんちゃんが車を壊されるやつとか何度見てもなける。
    大学に「映画は時間だ」と言う先生があって、私はその授業が非常に印象に残っているのだけれど、まさしくそれ。この重たい時間。一枚一枚のフィルムに重たい時間が焼きつけられ、ふっと愛情の温かな時間が焼きつけられ、悲喜こもごも、というか。そこからどこへいくのか、というのがわたしに次にあるありかたではあるが、わたしは本を読むことよりも体験だな、と最近思っています。

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著者プロフィール

ビートたけし。1947年、東京都足立区生まれ。72年ツービート結成。89年『その男、凶暴につき』で映画監督デビュー。97年『HANA-BI』でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。著書多数。

「2020年 『浅草迄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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