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- / ISBN・EAN: 4988135532435
感想・レビュー・書評
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有名な作品、一度は観たいと思っていた映画です。
見始めて数分で、ちょっと最後まで観れないかも•••と思わせる内容で。暴力や性描写がえげつないです。でも展開が気になり、結局ラストまで視聴。
これを観て何を感じるかは人それぞれだと思いますが、自分的には鬼畜映画としか言えません。暴力の楽しさみたいなものにひたすらフォーカスしていて、不快感しかない作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
暴力やレイプなど自身の破壊衝動そのままに過ごすアレックスだが、仲間の裏切りによって警察に捕まってしまう。早く出所するため彼はある人体実験の被験者になることを希望する。
衣装や俳優さんたちのメイク、家などのスタジオ、そういったものたちの造形が奇抜かつ独特、シーンの撮り方というのもあると思いますが、そうしたものが色々と合わさってなんとも引き付けられてしまう、忘れがたい映像になっていたように思います。
内容は管理社会や全体主義国家への皮肉や風刺を効かせたものでした。と、書きつつも最近の通り魔事件なんかを見ているとこうしたこともある程度必要なんじゃないか、と思ってしまうのも怖いところ。
結局手術での無理やりの矯正より、性格面の更生をしなければならない、というのは分かりきったことではあるのですが、実際何をしたらいいのか、ということが全く分からない。アレックスのたどり着いた結末も、国家は何をしていいかわからず、人はありのままであることが一番いいんだ、としか言えない社会に対する皮肉のように思えてしまいました。 -
どんな映画かまったく知らずに観た。
なんて不快な映画(決して悪口ではない)。冒頭に抱くのは圧倒的な嫌悪感。口をあんぐり開けたまま最後まで観たらその後は何もなかったことにしたい。 -
たしかビブリア古書堂の中でこの作品をめぐる話があった気がする。その時からずっと心の中で気になってたが、今回晴れて鑑賞。
のっけからグロい!エロい!の連続である意味、映画の中に引き込まれていった。
アレックスが凄く可愛らしい顔立ちしとる。
その分、残虐さや無邪気さが増長されて、より映画全体の不気味さに貢献してるように感じた。
社会風刺やら管理主義社会へのアンチテーゼとやら評価されてるようですが、深いことはよくわかりません。
ただ、人間の脆さというか人間と社会、生とは、といった事について(考えさせられる人には)考えさせられる映画なので一度だけ観てもいいとおもいます。 -
何となくこわいイメージがあって食わず嫌いしていたけど
(グロいのかと思ってた)
こんなにナチュラルに暴力描写へ引き込まれる映画だったとは。 -
狂っている。だがそれがこの映画の魅力でもある。
それ故に見えてくるものがある。 -
お恥ずかしながら今迄、巨匠・スタンリー・キューブリック監督の作品を観た事がなかった事もあり、この「時計じかけのオレンジ」を鑑賞したのですが、始まってから15分で観るのを止めようと思ってしまいました。今迄、人並みには映画を観てきましたが、こんな事初めてでした。。。
なんとか自分を奮い立たせて最後迄観る事が出来ましたが正直、非常に評価の分かれる作品だと思います。作品内では暴力と性描写が多く観られますので嫌悪感を抱く筈です。ただ、作品が上映された当時の時代背景を考慮するとキューブリック監督が訴えたかったメッセージが理解出来るかもしれません。
簡単にストーリーを説明させて頂きますと、イギリス・ロンドン不良グループ・ドルーグのリーダー・アレックス(マルコム・マクダウェルさん)は、ドルーグのメンバーとつるんでは無差別な暴力や強姦に明け暮れていたが、仲間の裏切りにあい逮捕。懲役14年の実刑判決をくらい収監。刑務所内では模範囚を演じ、内務大臣の監査時にルドヴィコ療法の被験者に成る事で出所する事が出来た。施設での治験を通してアレックスは暴力や性行為に対して激しい嫌悪感を抱く体質に変わる事が出来たのだが、この治験の本当の目的とは!?
途中で観るのを止めてしまっても全く問題無いので、気になる方は是非、御鑑賞を! -
SFとしては面白いストーリーですが、善悪の価値観がぶっ飛びすぎててちょっとついていけない。主人公はベートーヴェンがトラウマになってましたがこっちは雨に唄えばは完全にトラウマです。
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十数年ぶり。
インパクトのある作品だからよく憶えてる。自殺未遂後は当時の自分にはわからなかったのだろう、殆ど記憶になかった。
「有り余るエネルギー」とか縁のない話だし、罪と罰・善と悪みたいな解釈もしっくり来ないし、煎じつめた暴力の描写も嫌い。だけど見たくなる。
不思議。