ツィゴイネルワイゼン [DVD]

監督 : 鈴木清順 
出演 : 原田芳雄  大谷直子  藤田敏八  樹木希林 
制作 : 内田百ケン 
  • パイオニアLDC (2001年9月21日発売)
3.78
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本棚登録 : 318
レビュー : 64
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102642518

感想・レビュー・書評

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  •  Pablo De Sarasate ♪ ロマの旋律(1904) ♪ 。_ _)。oO … 3'25" アタリカナ? …


    ・・・
    ♪ 0'00" (ツィゴイネルワイゼン)

    鈴木清順 監督作品

    ツィゴイネルワイゼン
    ZIGEUNERWEISEN

    シネマ・プラセット1980年vol1

    荒戸源次郎プロデュース

    監督 鈴木清順 (オープニングクレジット エンド) …

    ♪ 2'28" レコード ニ ハリ ガ オトサレル …

    ♪ 3'03" 。_ _)。oO

    ン?君、何か謂ったかな? …



    ――豊ちゃんは何処に?

    青地が振り向き「言霊(差延★1)」を召喚――サラサーテの声(痕跡★1)が掻き消す。

    誰そ彼に…黄泉孵る、方舟――。『さらば箱舟('84)』ε=ε=ε=(;-_-)/
    ・・・


    言霊と音連れ(訪れ:音ズレ(滑れ))――音霊が戯れ此岸と彼岸を逝き還らせ、
    逢瀬を重ねる逢魔が刻――目眩く清順美学に酔いしれロマのごとく彷徨う。

    生きているひとは死んでいて、
    死んだひとこそいきているような
    むかし、
    男の旁(ママ)には
    そこはかとない女の匂いがあった。
    男にはいろ気があった。

    私如きが謂わなくとも、ジャパニーズ・カルト では無く“Cult Japanesque”の最高峰――『陽炎座('81)』『夢二('91)』「浪漫三部作、内田百閒・泉鏡花・竹久夢二――“破綻?朽ち果て逝く”も清順美学の真骨頂」の第一作。
    『けんかえれじい('66)The Born Elegy』と『八月の濡れた砂('71)』の夢の コラボ 、天才アラーキー(荒木経惟)の スチール も“逝って”たなァ。
    当時、東京タワー下から'80年 7月25日渋谷公園通り西武広場(★2)に着陸した UFO もと言い、ドーム型“銀テント”劇場の アブダクション は「黒テント('70-)」「紅テント('67)」じゃあるまいし丁重にお断りして ヾ(≧ε≦)ノ彡
    日劇文化最後の“取り”に相応しい作品だったっけ。

    拙レヴュー『トロン』でも書いたが“Epoch-making 1Q82”の伏線はこの頃辺りか“Japanesque:ジャパネスク”が流行り出し・・・
    黒沢 明が Reboot し『影武者』の エキストラ 募集に悩んでいたら――
    Char が雨の日比谷野音で♪ Free Spirit('79) ♪無料 コンサート を開き Johnny,Louis & Char で Reboot。
    SILVER STARS ♪ 銀星団('79) ♪は BOW WOW と小室哲哉と、♪ SEE('80) ♪(:見)た。
    Y.M.O が♪ TECHNOPOLIS('79) ♪から♪ 増殖(X∞MULTIPLIES)('80)♪してきた。
    ♪ Malacca('79) ♪帰りの中村治雄は PANTA & HAL で Reboot し♪ 1980X('80) ♪ 年、『爆裂都市('82)』に雪崩込む。
    '75年の引退・病気療養から♪ We Want Miles('81) ♪だったが遂に帝王が♪ Man With the Horn('80) ♪ を引っ提げ Reboot。その前年、King of POP の♪ Off The Wall('79) ♪、戦慄の貴公子♪ Prince('79) ♪は戦慄どころではなかった――。
    快挙!アメリカCBSと契約した渡辺貞夫♪ HOW'S EVERYTHING('80) ♪、日野皓正♪ Double Rainbow('81) ♪、菊地雅章♪ SUSUTO('81) ♪を リリース 。
     
    俳優座シネマテン('81)開館の前年に荒戸源次郎が UFO で鈴木清順を アブダクション し Resurgence させ『影武者』『地獄の黙示録』を蹴散らした『本作』の御蔭で――幽玄、雅な山口小夜子の ジャケット ♪ 彩 aja ('77)★3 ♪ Steely Dan から“Japanesque”を奪還し『ERASERHEAD('77)』に一矢報いたっけ。_ _)。oO

    この年、角川商法『復活の日』は コケ たが『野獣死すべし』の並映は カルト な『ニッポン警視庁の恥といわれた二人 刑事珍道中』ヾ(≧ε≦)ノ彡

    その後、阪本順治監督、赤井英和と タッグ を組み邦画界を『どついたるねん('87)』!――
    『ファザーファッカー('95)』で初監督『赤目四十八瀧心中未遂('03)』等『人間失格('10)』が遺作。

    『リング('98)』の「呪いのビデオ」で『本作』を想い出したっけ。φ(ー。ー)y―~~
    私なら…監督が御健在の内に デジタル 処理し人物(モノトーン)以外を パートカラー で Resurgence するか知らん。 ε=ε=ε=(;-_-)/

    鈴木清順監督の座右の銘は「(なにせうぞ くすんで) 一期は夢よ ただ狂へ」と聞く・・・
    '16年11月 7日にご逝去された荒戸源次郎氏には同じ閑吟集から「世の中は ちろりに過ぐる ちろりちろり」を弔辞としたい――合掌。


    ★ 1 Jacques Derrida「声と現象('67)」「豊ちゃんはもう居ない」 シナリオ より。
    ★ 2 終りなんかじゃない、あたらしい、パルコのはじまり。あたらしい、渋谷のはじまり。「じゃあね」のかわりに、みんなで踊れ。 3年先で、待ってるよ。
    ★ 3 撮影:藤井秀樹

  • 鈴木清順監督による『浪漫三部作』の第一作。独特のカメラワークで、清順美学と呼ばれるのも頷けます。大谷直子、大楠道代二人の大女優がしのぎを削っています。原田芳雄が格好良い!

  • 怪しく強烈な個性を放つ中砂に関わった人々が中砂の死後も振り回されていく物語・・・なのでしょうか。
    初見では非常に内容が理解しがたいが、気力のある時にもう一度観る気満々です。
    ロケが鎌倉らしく、風景や建築物が美しい。
    中砂(原田芳雄)の色気にしびれた。昭和的エロチシズムぷんぷん。

  • 全然意味わからない。笑

    明け方5時から観る映画のチョイスとしてはかなり間違っていたのかも。いや、それぐらいの時間の恍惚とした状態じゃないと嵌らないのかもしれない。もうわからない。

    清順ワールド、奇怪で妖艶で狂気で、「只 狂え」という言葉をもってこの映画を世に送り出しただけあって、意味を問うてはいけない世界なんだろう。

    サラサーテの盤を使ったオープニングと中盤のサラサーテのシーン、その辺りからこの世界に入ることが出来そうな気も少しする。

    しかし、やはり映画は同録が好きです。

  • 今夏のJAPAN CUTSでのClassics枠において、今年2月に鬼籍に入った鈴木清順監督への追悼の意味も込めて選出されたのが本作。そういや原田芳雄が亡くなったのいつのことだったかと振り返るともう2011年のことだった。月日の流れの早さだけは止めるすべがない…。

    鈴木清順監督作品一覧を眺めてみるとなんとまだ「オペレッタ狸御殿」(2005) 一本しか鑑賞していなかった。今回奇しくもそれに出演していたオダギリジョー、その前作「ピストルオペラ」(2001) にて拾い上げられた韓英恵のご両人を壇上にてお見かけすることとなり、あらためて鑑賞欲が強まったことは否めない。韓英恵氏にいたっては名前を挙げて恩を述べるだけで涙声になっていたものだから、その人となりについてもっと知りたくなってしまった。

    145分の本作を集中力切れることなく走りきるには体調及び環境が今ひとつだったことが残念。DVD版を手に入れられた際にはすこしリラックスして、軽く酩酊して、あの絵画的、音楽的、幻想の世界をのんびりと再鑑賞してみたい。黒澤作品「まあだだよ」(1993) でおなじみの内田百閒の作品「サラサーテの盤」に基づいているということで、そちらの方も気になる次第。

    役者陣ではまず大谷直子。デビュー作「肉弾」(1968) 、園子温作品「希望の国」(2012) の両極端な活動時期の鑑賞を経て、1980年発表の本作にて一番の色気に魅了されてしまった。

    もう一人は藤田敏八。よく知らない役者さんだ…と思って眺めていたものの後につい最近鑑賞した「スローなブギにしてくれ」(1981) の監督であったことを知り驚いた次第。彼については今後は役者作品と監督作品を並行して追いかけていく必要がありそうだ。

  • ずっと前からずっと観たいと思っていて なかなか観られないまま時間だけが過ぎていた。どんな作品なのかほとんど予備知識を入れないままで 満を持しての鑑賞だったわけだが 正直なところ「よく分からない」で終わってしまった。視覚的に印象的なシーンの連続で 確かに「これを観た」というインパクトは心に強く残っているのだけれど ゆっくり思い返してみても わたしにとってはやっぱりよく分からない映画なのであった。

  • 2017/4/10
    80年作

  •  場面が変わったり、設定が変わったりと、物語の筋がみえなくなるところがある。夢と現実、あるいは生死を行き来する展開を全て理解することは難しい。
     それでも、2時間以上この作品を見通すことができるのは、単純にその展開の不気味さであったり、あるいは、和服などの衣装や舞台の色使いなどのセンスに魅せられるからだろう。原田芳雄がかっこいいため、それだけでも絵が持つ。

  • 1980年 日本
    監督:鈴木清順
    原作:内田百閒「サラサーテの盤」
    出演:原田芳雄/藤田敏八/大谷直子/大楠道代/麿赤兒/樹木希林
    http://www.littlemore.co.jp/seijun/zigeunerweisen

    原作は百閒の短編。夢と現実の曖昧な百閒の作風と、鈴木清順の美学が融合した傑作。大楠道代が美しかったなあ。

    (1996/3/9)文芸座2

  • 鈴木清順監督による大正浪漫三部作、第一弾。もう全編を通して官能の入り混じる美に身を貫かれ、脳が溶けてぐしゃぐしゃになってしまうんじゃないかと思った。内に狂気を秘めたる学者とその友人である狂気そのものの無頼漢。二人の妻からとろとろと零れ落ちるエロスはタナトスへの導きであり、気が付けば美と静寂に彩られていたはずのその風景は冥界への入り口へと変貌を遂げる。極彩色の着物を着こなす豊二郎の妻が美味しそうに腐りかけの水蜜桃をほおばる姿の妖艶さといったら!決して引き返せない悦びに身を委ねてしまいたくなる、傑作中の傑作。

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