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- / ISBN・EAN: 4959241980106
感想・レビュー・書評
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色々な意味で深いお話で好き。
始めてみたのが、幼稚園の時なので、怖くてあまり分からなかったが、
学校の道徳の時間で、改めて見てみると本当に深い。
そして、エボシの話を聞いた。部落の方々?だと。
それよりも、人間に捨てられたサンに、エミシの末裔アシタカ。
何度見ても、感動して昔は怖いと思っていた自分が馬鹿だった。
人と獣の価値観。森林伐採。色々考えることがあると。
そして、音楽も好き。
久石譲さんのアシタカ聶記 (セッキ)という曲は本当に感動。
一度聞いてほしい。聞いてない人は損していると・・・。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何度観ても飽きない。そして大人になって観ると、なんて複雑な映画なんだろうと思う。皆が自分の正義を持っていて、簡単には分かり合えないのだけれど、でも、アシタカは、ただ直向きに「曇りなき眼で見定め、決める」。アシタカの生き様はすごい。
「森とタタラバ、双方共に生きる道はないのか」
アシタカは人間だけど、森と人間、どちらの味方とも言い難い。ただ目の前の人を見て、その人たちの幸せの為に生きる。その姿が、森とタタラバどちらともの人から信頼される秘訣だろう。そもそもあそこまで一生懸命目の前の人に尽くせるのは人徳ありすぎだろうと思う。そして「そなたは美しい」のあの破壊力と言ったら。
サンのどちらともに属すことのできない孤独も、いい感じに響く。
全体的にはっと気づかされることばかりのいい映画だけれども、ただ、人間は破滅するまで気づけないという、愚かさまで描いていて。自分本位な醜さも。
人間に対する痛烈な批判と、自然に対する畏敬の念、この映画のテーマは壮大で、いつの時代になってもきっと変わらない永遠のテーマだと思う。名作。 -
山里に住む若者アシタカは、怒りと憎しみにより“タタリ神”と化した猪神から呪いをかけられてしまう。
呪いを解く術を求めて旅に出るアシタカはやがて、西方の地で“タタラ”の村にたどり着く。
エボシ御前が率いるその村では、鉄を造り続けていたが、同時にそれは神々の住む森を破壊することでもあった。
そして、そんなタタラ達に戦いを挑むサンの存在をアシタカは知る。人の子でありながら山犬に育てられた彼女は“もののけ姫”と呼ばれていた……。
自然と人間の関係をテーマとし続けてきた宮崎駿の集大成的作品で、それまでの日本映画の歴代興行記録を塗り替える大ヒットとなった。
金曜ロードショーで、改めて見て思いましたが、何年か前の作品とは思えないくらいテーマも古びていないですね。
自然と人間の対立。憎しみの連鎖。タタリの源であるそれを平和に収めようとする主人公アシタカ。
差別された者を集めて新たな国作りをするために自然開発するエボシ御前 。
自然を守るためにエボシ御前と戦う神々。それぞれに正義がある。
この作品が問いかける憎しみの連鎖や自然と人間というテーマは今でも問いかけられている。
個性豊かなキャラクターの魅力、それぞれが自らのトラウマや運命と向き合って進もうとする生き方に、混迷の世の中で憎悪の連鎖や人間と自然の関係を抱えながら調和を求めて生きることの根源を問いかける優れた映画でした。
「共に生きよう!」 -
来月ジブリ美術館行く予定なので自宅でジブリ祭りを開催することにした。
再来年くらいに屋久島行く予定なのでこの選択。(鬼は大笑いする)
いやー10年以上ぶりくらいだったけど、いろんな創作物に影響与えてるんだなぁって改めて感じた。
思ってたよりオーソドックスですごい宮崎駿だなって今更感じた。
難しい話とは思うけど、この深いテーマが「生きろ」ってキャッチコピーひとつで語られるところが、名作たる所以なのかな。
また見たいなと思う。 -
-ルームメイトがdvd借りてたんで物凄く久しぶりに見た。
-子供の頃弟が好きで、うちで何回も繰り返しビデオ流れてたな。そう。まだビデオだったな。
-言葉使いも古いし、当時は大して意味も分からず見てたんだろうな。大人になってみると「ああこういう意味だったんだ」みたいなのが多かった。
-そして何より石田ゆり子の声がいい。 -
神聖な領域に、何故人間は土足で踏み込んでいくのか?侵してはならない場所を、何故平気で汚すのか?神と称される生き物たちが、己を失い朽ち果てて行く姿は、見ていて悲しすぎる。アシタカのまっすぐさが救い。泣けて仕方なかった。
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コメントありがとうございます。
初コメで、テンション上がりました(笑)
ジブリの作品は全てが心に響きますね。お子さんもお好きなのでは...コメントありがとうございます。
初コメで、テンション上がりました(笑)
ジブリの作品は全てが心に響きますね。お子さんもお好きなのでは?
にしても、続けて同じ作品を観るというのもなかなかない経験ですね。だから余計に記憶に残られたのかもしれませんね(*^_^*)
誉田哲也さんの作品について語れるお仲間が出来て本当に嬉しいです。ダークすぎて、まわりの友人や家族は「グロすぎてついていけない」と言うので・・・。
青春系の作品、おススメがあったら教えてくださいませ。2018/02/17 -
こんにちは。
娘は「ナウシカ」が好きなようです。(自分は「ラピュタ」が最高傑作と思っていますが)
“白い誉田”のおすすめ・・・・...こんにちは。
娘は「ナウシカ」が好きなようです。(自分は「ラピュタ」が最高傑作と思っていますが)
“白い誉田”のおすすめ・・・・、大喜びで挙げさせていただきます。
●「武士道シックスティーン」
剣道少女の青春。たぶん、一番万人受けするだろうかと。映画化原作。続編アリ。
●「疾風ガール」
ガールズバンドの天才ギタリストが、ちょっとした謎を追う爽やかなミステリ。
「もって生まれた才能」ってね・・・もうね・・・と、ライトな語り口の軽めな作品なのに、読後にいろいろ考えさせられる一作。
続編あり。続編もかなりのイチオシ。
●「世界でいちばん長い写真」
ストーリーは全く違うけど、雰囲気は映画「スタンド・バイ・ミー」のような……、現代だけどちょっぴりノスタルジックな気分にもなれる、日常生活の延長をゆく爽やかな青春物語。(内容がうまく魅力的に説明できない・・・・詳しくはレビュー見てください)2018/02/19 -
こんばんはヾ(≧∇≦)
早速の白誉田作品のおすすめ情報ありがとうございます<(_ _)>
先ほど本屋に寄り、疾風ガールと歌舞伎町...こんばんはヾ(≧∇≦)
早速の白誉田作品のおすすめ情報ありがとうございます<(_ _)>
先ほど本屋に寄り、疾風ガールと歌舞伎町セブンを購入してきました!
現在、病気療養中のため、読書くらいしか出来なくて、明日から読み始めたいと思います。楽しみです。
ジブリでは、耳をすませば。が、私は一番好きなのですが、本当のジブリ作品なら、ナウシカかな?と思います。ラピュタも好きですが、オームと心を通わせるシーンが好きで。
読み終わったら、レビュー入れます♪2018/02/20
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アシタカがかっこいい
ひたすら、かっこいい
美輪さんの名台詞がね…美輪さんで良かったよね、本当
美輪さん、変な方だと思ってたけどこれで印象様変わりだったわー本当に
そしてエボシ、好きです
レビュー書いてる皆さんかなり壮大で知的なこと書いてるから
少々…恥ずかしいわこんなレビューで← -
筋書きが素晴らしい。主人公は「事件」にいつも追いつかない。たとえそれが自身を引き裂かれざるを得ないようなものだとしても、つねに後手に回される。そして貢献しても感謝されることは少ない。むしろ「お前は必要とされていない」と言われることのほうが多い。就活生と似ている・・と思うのは私だけではないはず。
エボシの存在は奇妙だ。女性で、合理主義者で、野心家。中世でありながら男女共同参画的な社会を建設し、鉄をつくり、山を荒らし、あげくには神を殺す。しかし、誰からもかえりみられない病人をかくまう一面を「秘密の庭」に持っている。自然からも社会からも見捨てられた人々を救おうとする。まるで現代人そのものではないか。
鉄を生産し、生態系のバランスを崩したタタラ場は、それゆえに壊滅した。しかし自然は大きな犠牲(シシガミやイノシシ、森)を払って、バランスを保とうとする。そして最後に救いのような草原が残った。この宮崎さんの思想はマンガ版ナウシカから受け継がれている。ちなみに草原は生態系の中で砂漠の次に「貧しい」。
ボーダーにいる登場人物が光る。アシタカは村を追われ、タタラ場と自然界の仲介に失敗する。サンは人間ながらヤマイヌとして必死に生きようとする。どちらも「お前はいらない」と言われ続ける運命を背負っている。もがき続ける彼らに、多くの若者は勇気づけられるだろう。
アシタカとサンは共に住めなかった。しかし共に生きようと誓う。もののけは恋の物語というよりも、生き方をめぐる妥協の物語。それは恋愛というよりも、他人の生き方を肯定するという「パートナー」をめぐる物語だ。 -
しばらくぶりに観直して、この作品が文明と自然というようなある意味でわかりやすい対称関係(対決関係)を描きながらに、それだけには終わっていないことに気がついた。
おそらくすでに19世紀より描かれてきたこの対比関係のさらにもう一段先では、他を滅ぼしながらしか人間性を回復できない社会の矛盾だとか、他者のいのちを喰らいながらしかまっとうに生きることのできない現実だとかを、たたら場の人びとを通して表象させているように思う。
あるいはそうした瀬戸際での生を彼女たちは主体的な生として、人間性の回復として実践しているけれども、それが実際には強いられた生でもあって、たたら場は彼らにとって最後に残された生きる場所でもあり、そこは常に周囲の人間社会との緊張関係にあるということ。そういう背後を絶たれている彼らが、失われたものを取り返すために切り取るのが“森”であるということ。
そこに今も昔も相も変わらず繰り返される、持つ者と持たざる者、相対的に持たざるがゆえに持てる者たちの最前面に立ってむしり取る役目にあたらねばらない者たちからなる人間社会の構図をみることもできよう・・・。
終幕にあたってサンとアシタカが語り合い確かめ合っているのはそうした諸々の不条理や緊張関係でもあったのだろうと。 -
ジブリ作品。鹿やイノシシが森の中から姿を現す。その光景はまだ見たことのないほど野生らしい反面、警戒するほど恐ろしかった。なんでこんなに動物が怒りに満ちた表情をするのだろう…。観る前はそんな興味がなかったはずなのに、たった30分で作品に惹かれました。誠実な人間の姿が作品に映し出されています。
著者プロフィール
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