風の谷のナウシカ [DVD]

監督 : 宮崎駿 
出演 : 島本須美  納谷悟郎  松田洋治  高畑勲  久石譲  辻村真人  京田尚子 
  • ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
4.13
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本棚登録 : 4537
感想 : 506
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959241980069

感想・レビュー・書評

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  • マンガを見て感動したため、久しぶりにDVDを観てみた。

    子供のころ好きだったのに、マンガでの感動が大き過ぎたのか、すこし期待外れだった。
    それぞれの描写があまりなく、やはり2時間には収まりきらないんだなぁと思った。

  • 「金曜ロードショー」にて久々の視聴。

    邪悪な大人vs純真無垢な子ども、そして戦う美少女。日本アニメで散々拡大再生産される話型のひな形がここにあります。昔観たときはこれに胸が踊ったわけですが、今観ると「自然と人間の共生」という壮大なテーマと、強固で緻密な世界観に痺れます。

    それにしても腐海と放射能汚染のアナロジーは恐ろしいくらい。原発事故と放射能汚染により、現代の日本に暮らす私たちは「風の谷」の住人といってもいいかもしれません。映画では1人の少女が全ての罪を背負って殉死するという宗教的神々しさに溢れたクライマックスが訪れますが(実際には死にませんでしたが)、私たちの未来には何が待っているのでしょうか…。

  • 物語の舞台は、大戦争によって文明社会が滅びてから1000年後の世界。
    海のほとりにある小国「風の谷」が大国トルメキアと工房都市ペジテ市の争いに巻き込まれる。
    彼らが狙っているのは、人々の命を脅かす「腐海」とそこを守る蟲(むし)たちを焼き払う力を持つ「巨神兵」と呼ばれる巨人型の超兵器。
    しかし、自然を愛し蟲の心を理解する力を持つ風の谷のナウシカは、彼らの考え方に強く反発する。
    自らの利益のため、風の谷をはじめ多くの人々と蟲たちを犠牲にすることもいとわないペジテの男たちの暴走と、トルメキアの皇女・クシャナの企みを止めるために、自らの命を賭けて彼らに立ち向かっていく―。
    (金曜ロードSHOW!)ホームページより

    冒頭の蟲(オーム)との戦い、BGMがロールプレイングゲームみたいだった(笑)

    画が古くさいし、蟲は気持ち悪いしで、「トトロ」のように万人受けする作品ではないだろうに、これを映画にした宮崎駿の度胸はすごい!

    ナウシカは凛とした強さと、健気な少女らしさとどちらも持っていて、魅力的なヒロインだ。
    「姫ねえ様真っ青な異国の服を着てるの
    まるで、金色の草原を歩いてるみたい」
    オームの血で汚れてるだけだけども。

    大空を飛び回る主人公、神と人との戦争(環境問題)、強い女性、音楽、どれをとってもその後のジブリ作品の核となる要素を含んでいる。

    原作コミック全7巻のうち、映画は2巻までの部分だけのよう。
    全部読んでみたいなぁ。

  • キツネリスを肩に載せてメーヴェに乗るナウシカが素敵

    おそらくジブリ映画アニメの中では例外的に、「大人も子供も楽しめる作品」とは言い難い作品なのではないかと思う。

    「もののけ姫」以上に、人間と自然の対立というテーマは入り組んで描かれている。
    かなり重いテーマを突き付けられた作品。

    腐海のなかで瘴気に怯えながら、つつましく生きる風の谷の人々。
    その中で、風の谷の「蟲愛ずる姫君」であるナウシカは、本来共存できないはずの蟲たちを守ろう、大切にしようとする。

    瘴気は土から来るものであって、腐海の下の空気や水は澄んでいる。人間が汚した環境を浄化してくれているのだ。
    それにも関わらず、人間は腐海の瘴気によってやられてしまい、次々と人間の街は滅びていく。

    人間の世界の権益を守るために、腐海を焼きはらおうとする大国トルメキアのクシャナ殿下。
    そのためには、世界を滅ぼした巨神兵をも復活させ、大地の怒りである王蟲の大群を焼きはらおうと試みる。

    人間同士の戦いと、自然の脅威と共存・・・
    地震や、原発、そして、国家の権益や防衛という大きなテーマを突き付けられている今だからこそ、この作品にあらためて触れたい。

    ラストの終わり方がなにかまとめたようにきれいすぎる。
    漫画の原作版とは相当違う内容であることを聞いたので、是非、漫画の方も読んでみたいと思った。

  • すんごいよかった。ジブリすごい。
    原発事故で入れなくなった町とか、人の住んでいる里までおりてきてしまう熊とか、人の力でコントロールできないエネルギーを持つこととか、この映画の全ての場面が現実世界とリンクして、改めてすごい映画だなぁ、この映画を30年も前に作った宮崎さんは偉大だなぁと思いました。

  • こ、こんな深い話だったのか。。。

    子どもの頃に見たっきりで、
    さいごに王蟲の大群が攻めてくる話、くらいの記憶しかないし
    ぜんぜんこの話の意味をわかってなかった・・・

    すべてを支配して力を得ようとする人間同士の争い
    自然を支配することはできない
    それが人間はわからない

    非常に感銘を受けました。
    大人になってからあらためて見れてよかった。

  • 心に染み渡るストーリー

  • 描かれる世界がすごい。
    アニメーションという媒体がこれでもかと言わんばかりに利用され
    色彩的・視覚的な素晴らしい表現が成されている。

    まさに日本のアニメーション、という感じ。

  • ジブリでは1番好きかな。

  • 何度見ても、ナウシカのカリスマ性に圧倒されるわ。。。

    でも完全に原作の方が深いし、世界観がはんぱない。


    にしても、クロトワかっこよ過ぎだなー!!!!!!! ヽ(≧∇≦)ノ♪

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著者プロフィール

アニメーション映画監督。1941年東京都生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)入社。「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)で劇場作品を初監督。1984年には「風の谷のナウシカ」を発表。1985年にスタジオジブリの設立に参加。「天空の城ラピュタ」(1986)、「となりのトトロ」(1988)、「魔女の宅急便」(1989)、「紅の豚」(1992)、「もののけ姫」(1997)、「千と千尋の神隠し」(2001)、「ハウルの動く城」(2004)、「崖の上のポニョ」(2008)、「風立ちぬ」(2013)を監督。現在は新作長編「君たちはどう生きるか」を制作中。著書に『シュナの旅』『出発点』『虫眼とアニ眼』(養老孟司氏との対談集)(以上、徳間書店)、『折り返し点』『トトロの住む家増補改訂版』『本へのとびら』(以上、岩波書店)『半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義』(文春ジブリ文庫)などがある。

「2021年 『小説 となりのトトロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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