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- / ISBN・EAN: 4988142085528
感想・レビュー・書評
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1957年当時のアメリカ社会を背景に、今となんら変わらない人間、心の機微。
題字のフォント、カメラアングル、ひとつの部屋の中で完結するストレートプレイ、 すべてカッコイイ。
制作当時の評価はどうだったのか気になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
12人の陪審員による会議のみ
死刑判決の問題ですが、すべてにあてはまる
一人ひとりが社会の中の個性であり、役割に感じました
極端な表現に感じるところもありましたが、半世紀たった今でも、とても勉強になる映画です -
三谷幸喜さんの「12人の優しい日本人」がおもしろかったから、期待して鑑賞しました。そしてやはり期待を裏切らないおもしろさ。人間の感情の描き方、ドラマの進め方、素晴らしい脚本だと思いました。
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まさに社会の縮図、学校のクラスのようでおもしろかった。
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学校の課題で見ましたが社会学の集団心理について実に巧妙に描かれていると思います。
内容としては、無実の罪を着せられた黒人少年の判決を決めるため
陪審員である12人の男性らが話し合いを行う。
証拠も出揃っており、11人は有罪を主張するが、その中で建築家の男性が少年の無実を主張する。
結果として判決は無罪となり、少年は死刑を免れる・・・というもの。
とても面白いです、検察側の嘘をだんだん解明するのも面白いので
普通に心理学を勉強していない人でも楽しめる内容です。
登場人物も皆味があっていいです。
改めて日本でも陪審員制度が始まりますが、
人間の人生を左右する裁判という場では客観性を重視すべきであり、主観を捨てるべきだと。
そのためには証拠の公平性が強く求められますね。 -
これはおもしろい
すごい
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「差別や偏見が、正しい判断を歪める」というテーマ。
せっまい部屋で議論しているだけの映画が、よもやこんなに面白いとは! -
すごく面白い。何度も観た。
脚本が良い。
舞台は1つの部屋の中のみです。話に引き込まれ夢中になる。
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裁判陪審員の話。閉鎖された空間の中でどんどん白熱していく人間たちのやりとりは凄い。内容も密で、「考える」ということはどういうことかを再考させられる。最初に刷り込まれた先入観と、「正しい」という観念がどんどん崩されていく。
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ほんとは英語版で見た上に、MGMのDVDなんだけれども、細かいとこはまぁいいか。
これのリメイク版を見たことがあるのだけれども、最初から見たことがなくて、やっとオリジナルで全ストーリーを見ることができた。つくづく思うけれど、白黒のクラシックは名作が多い!舞台の変化はほとんどなく、せせこまい部屋に12人の陪審員。それだけのセッティングなのに、役者がそれぞれ非常に個性を出す名演技。それぞれの人間性がにじみ出ているところや会話のやりとりなどにこめられたユーモアがたまらなかった。