【見どころ】
死体のオープンな描かれ方
【あらすじ】
解剖?シーンから始まる。メスで腕の根元に刃を入れると鮮血が!死体ではなかったのだ!どどーん!ということでバラバラ死体遺棄事件が立て続けに2件発生、死体には防腐剤が付与され死因は出血多量らしい(つまり殺人)。各パーツは必ずしも同じ男のものではなく足りないパーツも見られる。母親の喪中であるチョ刑事が少年の飛び降り自殺の現場にいるところ、バラバラ事件の担当に。3件目が発生し、歯の治療痕から身元が判明→身元引受人の女性スヨンは何と全被害者の元恋人だった。彼女の父(高名な画家)は数年前に行方不明、彼女のストーカーもいるらしく…
【以下ネタばれあらすじ】
スヨンの親友である女医の話によると、ストーカーは彼女の仕事場にいるギヨンであり、死体に使われた防腐剤を注文した形跡もある。しかしギヨンを取り調べ中にスヨンが何者かに襲われ女医が発見→ギヨンは証拠不十分で解放されるがバラバラ死体で発見される。
スヨンはチョ刑事宅に保護され、重い口を開く。少女時代父親に監禁されあまつさえヤらしいことをされており、隣家の少年が放火して助けようとしてくれたが、結局失敗。父から離れようと留学したこと。
そんな行方不明父の作品が売りに出ていたことから、父の住居を突き止めたチョ刑事の相棒は、冷凍庫の中に父の頭部と重要なキーになるスナップ写真を発見→直後犯人と思しき者に殺害される。
チョ刑事はスヨンの実家近所を調べ、件の少年=女医であることを突き止める。女医のスヨンへの歪んだ愛情が、彼女に近づく男たちを殺したのか?女医の家からルミノール反応が出て(しかし直前にわざわざ血をまく女医の描写あり)焦るチョ刑事。スヨンが女医に呼び出されタワーレコードに→駆け付けたチョ刑事の前でスヨンにメスを向ける女医→しかしチョ刑事に渡された銃で撃ち殺すスヨン。
事件は女医犯人で解決→留学先のパリに行くので一緒に来てというスヨンと別れたチョ刑事→自宅の防犯ビデオを確認中、ボタンを見つめるスヨンに気づく。冒頭の自殺した少年の服に高価なボタンが付いていたのを不審に思ったチョ刑事が保管していたものだ。少年が落ちたビル=スヨンの父頭部があったビルであり、スナップ写真には、スヨン・女医・ギヨン他複数が仲良しという感じで映っていた。
何かに気づいてスヨンの実家に走るチョ刑事。巨大鏡の横のスイッチを押すと、果たして首なし死体(上記不足パーツをつなぎ合わせたもの)が保存されていた。パリに向かうスヨンと隣席の男性の「パリは初めて?」「初めてよ」と会話するところでend。
これは正解がいまだ明らかになっていない話ということで、ネットに転がる意見をまとめるとこんな↓感じのようです(正解かは不明だけど)
----------
・犯人は?→スヨンが主犯+女医・ギヨンが共犯。ただしギヨンは利用された感あり
・動機は?→父のこともあって男性不審なスヨンとそんなスヨンを愛する女医が、理想の男性を作ろうとした
→チョ刑事は理想の男性の頭部にふさわしいと思われたが、パリ行きを断られたので、ターゲットは隣席の男性になったかもしれない
・スヨンの父は?→とはいえ父への思慕もあったので、最終的に父の頭をセットするため頭部を保存していた。冷凍にしていたのは、父殺害当時、防腐剤の準備をしていなかったため
・女医は?→スヨンの罪をかぶろうと風呂に血をまいた
→タワレコに行く前に普段は着ないような女性らしい恰好をしていたので、どうせ捕まるならスヨンを自分に振り向かせるor DIEみたいな気持ちだったと思われる
・ボタンは?→スヨンが少年を落とした描写から、どうも少年はあの部屋に何度も盗みに入っていたようで、ボタンもスヨン父のジャケットか何かから盗んだものと思われる
※2006年3月-2011年1月までやってたブログより転載