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- / ISBN・EAN: 4988102715816
感想・レビュー・書評
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カリフォルニア州の田舎町ウッズボロー。ある夜、高校生ケイシー(ドリュー・バリモア)が恋人スティーヴと共に正体不明の犯人に惨殺された。
翌朝、ケイシーの学校には警察や報道陣が詰めかけて大変な騒ぎになった。
彼女のクラスメイトだったシドニー(ネーヴ・キャンベル)は、忌まわしい記憶を呼び起こされて苛立つ。
1年前、母親を何者かに殺されて以来、彼女は恋人のビリー(スキート・ウールリッチ)や友人たちと一緒にいても暗い気持ちになってしまう。
おまけに芸能リポーターのゲイル(コートニー・コックス)が、しつこくつきまとい、未だ心の傷が癒えていなかった。
父の出張中、一人きりのシドニーの元に不審な電話がかかってきた。電話の声は「電話を切ると母親のように死ぬぞ!」と怒鳴った。
その時、ハロウィンのマスクを被った犯人が家に侵入し、ナイフを手に襲ってきた。出口を塞がれ、追い詰められた時、間一髪、ビリーが現れて犯人は入れ違いに姿を消した。
しかし、ビリーが落とした携帯電話と出現のタイミングのよさに、彼女は疑念を抱く。駆けつけた警察はビリーを容疑者として連行した。
だがその夜、友人テイタムの家に身を寄せたシドニーに、全てを見透かしたかのような犯人からの電話がかかってくる。
犯人はビリーではないのか? 彼女は再び言い知れぬ恐怖にとらわれた。
神出鬼没の殺人鬼は、ホラー映画のやり口を真似ながらシドニーの周囲の人間を、襲っていく。
殺人鬼の真の狙いは、シドニーで動機は、シドニーの惨殺された母親にあった。
マスター・オブ・ホラーのウェス・クレイブン監督が、新鋭脚本家ケヴィン・ウィリアムソンと組んだ常識破りのスラッシャーホラーコメディ映画。
クエンティン・タランティーノ監督作品のように、シドニーと元カレのビリーが自分たちの関係が上手くいかなくなったことを「ロマンチック映画からR18指定の映画にまっしぐらだったのに、R15指定に戻ってしまった」と喩えたり、シドニーたちが学内で起きた殺人事件の真犯人を話しながら推理するシーンで「体を抉って木に吊るすなんて、犯人は男だ。ホラー映画の殺人鬼はたいがい男だし」「「氷の微笑」みたいに女かもしれない」と映画に喩えたり、殺人鬼をランディと思ったテイタムがホラー映画ごっこと思ったテイタムが「殺さないで、続編に出たいの!」と戯けて命乞いしたりなど、映画をオマージュしたメタ的な展開やセリフにニヤニヤさせられる。
映画オタクのランディが、シドニーたちに指南するホラー映画のお約束などのパロディで笑わせながら、お約束を逆手に取る予想外な犯人探しの展開で、新たなホラー映画のスタイルを作ったホラーコメディの傑作です。
母が、殺害された事件のトラウマから、男女関係に深く踏み込めないシドニーが、母を殺害した犯人と関係ある殺人鬼が起こした殺人事件に立ち向かう中で、成長していく青春ものの要素が強くあり、脚本を担当したケヴィン・ウィリアムソンが、ブレイクするきっかけの映画として必見です。
「ホラー映画は、好きかい?」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ホラー好きになったきっかけの作品。
この1作目は何度観たか分からないぐらい観ていますが、今回久しぶりに見ましたが上手に作っているな~と改めて感じることが出来ました。
やっぱり一番の見所は冒頭のドリュー・バリモアさんのシーンです。電話が何度もかかってきてドリューさんと一緒に嫌な気分にさせつつ一気に引き込む作りは流石です。
又あのマスク。あのマスク何とも言えず好きです。今でも家に飾っているぐらい大好きなんですが、これを被って襲ってこられるのは正直たまったもんじゃないです。
でも犯人意外とドジだったりするんですがね・・・w
そしてホラー映画で生き残る為のルールを教えてくれたのも新鮮で面白かったです。
出演者達も今でこそ知っている方達ばかりですが当時はドリューさん以外ほとんど知られていなかったと思います。そのおかげで誰が生き残るのか誰が犯人なのか分かりにくくしていたのも凄く良かったと思います。
監督がフレディの格好をして一瞬だけ出ていたり、数々の映画作品へのオマージュが散りばめられていたりと映画(特にホラー)への愛がたっぷり詰まった愛すべき作品だと思います。 -
懐かしい。
確かに自我の固まりかけたころにスクリーム・ショック、それに続くラスト・サマー・ショックがあったのだ。
「13日の金曜日」や「ハロウィン」よりもわが世代にガツンときたというわけ。
たぶんいまの中高生には「キャビン」なんだろう。
犯人のキャッチーな扮装もさることながら、被害者から結構反撃される脇の甘さが印象深かったものだ。
作中に言及されるショッカー映画を知らないころだった。
開幕。
ドリュー・バリモアの場面で図らずも感動してしまった。(野中藍に似ていて)
続く主人公ネーブ・キャンベルが、母がレイプ後に殺害された衝撃でセックスができないという設定も素敵。
もちろん彼氏役のスキート・ウールリッチのぎらぎらした瞳も。
女友達役のシャツに乳首がぴんぴんしていたところも外せない。
それからそれから……最高の娯楽だった。 -
何回驚いたことか〜
また記憶が薄らいだらまた観よう!
ぜひ〜 -
ホラー映画あるあるも加えつつ、ホラー映画として成立している。
基本的なあらすじは良くあるが、そうしたユーモア面も含まれているため、とても面白い。 -
アマゾンプライムビデオのレンタルにて視聴。
スクリームは人間のため、霊のような動きはない。人間ならではの怖さがある。
最後まで殺人鬼が誰だかわからない楽しみはある。
ストーリーが続いているため、続きは気になるところ。 -
劇場字幕鑑賞
ホラー映画を小バカにしつつも、ホラー映画愛に溢れているような映画。
当時は斬新だったけど、若い人たちはどう思うのかなぁ。 -
昔かなり終盤まで見たことがあって、展開をある程度知ってる状態で見たけど、ラスト近くの展開がテンション高くて好きだった。劇中での「ハロウィン」の映像との重ね方はパロディなんだろうけど、ウェス・クレイヴンの批評性みたいなものを感じた。
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平穏な町で一年ぶりに起こった凶悪事件。やがてそれは謎のマスクの男による連続殺人事件へと発展していく。
大ヒットホラーシリーズの一作目。
冒頭の殺人シーンは本当によくできてる。今までのホラーの定番を登場人物達が意識するという設定もうまい。
ただ、惜しむらくは殺人鬼の正体を終盤まで秘密にしている為、殺人鬼のキャラクターとしての魅力が薄くなっている点だ。ホラー映画に誰が犯人かなんてのはいらないなぁ。。。