橋 [DVD]

監督 : ベルンハルト・ヴィッキ 
出演 : フォルカー・ボーネット  フリッツ・ヴェッパー  ミヒャエル・ヒンツ 
  • アイ・ヴィ・シー (2002年6月25日発売)
4.00
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4933672226170

感想・レビュー・書評

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  • 沖縄だけが戦場になった日本と違って、ドイツは自国の領土内にアメリカ軍やソ連軍が攻め込むことになった。もう瓦解寸前のドイツは小さな子どもまでも使って、玉砕戦術とも言うべきむちゃくちゃなことをやった。それはそうした戦争末期の悲惨な出来事を描いたものである。戦時中に育った若者たちは早く兵隊になりたいと思っている。それがようやくかなったと思ったら、いきなり村に入ってくる橋を死守せよという、無理な命令を与えられる。命令を出した大人は「まあ形だけだ」と思っているのだが、本人たちはようやく出番が来たと張り切っているのだから哀れである。もちろんアメリカ軍の戦車部隊に勝てるわけもなく、若者たちはどんどん殺されていく。もうこれは地獄絵図としか言いようがない。
    惜しむらくはカット割りがややわかりにくいのと、若者たちの顔が日本人の私には区別がつきにくいところだが、まあ、それは小さな瑕瑾とでも言うべきだろう。

  • 『橋』[DIE BRUCKE/THE BRIDGE] (1959) 西ドイツ/モノクロ

     “第2次世界大戦末期、敗色濃厚なドイツでは軍国少年たちにも召集令状が届いた。父親がナチスの幹部を務めるワルター、理髪店の息子のカール、奥手のクラウス、母親思いのジーギ、金持ちの子ユルゲン、リーダー役のハンス、ハンスが居候していた家の息子アルベルトの7人。
     入隊するも軍事訓練も満足に行われずこのまま実戦に投入することは無理と判断して、伍長を一人つけて、敵に襲われる心配はないと思われた橋の守備に向かわせる。
     その橋は彼ら少年兵にとっては、故郷の昔から知っている橋であり、その任務を何としてでもやり遂げねばと決意するのだった。
     引率する伍長としては、橋は味方が退却すれば破壊して敵が通れないようにするだけの簡単な任務と承知していたものの、ある夜少年兵たちに珈琲を買ってきてやると町に出かけて、スパイと間違われて射殺されてしまい、少年兵だけになってしまう。
     そんな状況の中、来るはずがないと思われたアメリカ軍が現れた…”

     それぞれの国には、記録として残しておくべき戦いがあり、このエピソードもその一つ。この事実を知ったベルンハルト・ヴィッキが起こったことの記憶を少しでも後世に残そうと奮闘し、製作スタッフ一同のやむにやまれぬ気持ちが伝わってきます。

     ドイツの名優ベルンハルト・ヴィッキが、監督に転じてのデビュー作。戦争末期の1945年4月27日のドイツ軍少年兵の物語。監督の思いがラストに集約されています。

     “ハンス、ハンス…、もう町に帰ろうよ…”

  • これぞ敗戦国の映画。
    持ち札のカードを次々と捨てて見せていくようなカット。
    必見の戦争映画。
    (1959/ドイツ)

  • ベルンハルト・ヴィッキ監督の映画、『橋』。

    敗戦間近のドイツの小さな村。少年兵たち。
    周りは死なないように配慮しているつもりが、
    運命の悪戯で、アメリカ軍部隊が侵攻・通過しようとする。

    飛び交う至近弾の音、塹壕でのパニックが、まるで現場にいるように恐ろしい。
    職業軍人たち。村人たち。
    そしてラストでは、生き残った少年兵に……。

    下っ端の生き死にというものは、こんなモノではないでしょうか。
    身につまされます。

    戦争アクションにも面白さはあるけれど、こういう角度の苦い「面白さ」も、たまには。

  • 『橋』という戦争映画、町山さんが推薦してたやつなんだけど観た。

    ざっくりわけると前半がドラマパートで、後半が戦闘シーン。
    「ミリオタなら後半の戦闘シーンが好きなんでしょ?」とか思われそうだけど、前半の方がすげえよくて、後半は「う〜ん。。」ってなった。
    シャーマンがT-34ベースだったりなんだりして、サーッと醒めてしまう。。
    『プライベートライアン』も『ダンケルク』もそうだったけど、そういうとこで「全然ちゃうやん!』ってなると醒めるなあ。。他の、それまでのシーンがあまりにも出来が良いから。
    『橋』も前半はほんとに良いんですよ。良いからこそ、後半が悲しくなくてコントみたいに見えてしまう。
    戦車の形とか変に知ってしまってるせいで楽しめないってことがけっこうあります笑。逆になんにも知らない人の方が良いと思う。

    でも、そういうとこ抜きにしたらすごく良い映画でした。特に脚本が素晴らしい。
    監督はこの後『史上最大の作戦』のドイツパートをやる、ベルンハルトヴィッキです。ヴェンダースの『パリ、テキサス』にも出てたみたい。

    純ドイツ製の戦争映画ってちょっとしか観たことない。日本になかなか紹介されないせいもあるとは思うけど、珍しい。
    パッと思いつくのは『ヒトラー最後の12日間』と『Uボート』ぐらい。『ネバーエンディングストーリー』のヴォルフガングペーターゼンの。

    「橋」を守る話なんだけど、この映画の橋って「国家」のメタファーですね。
    映画とは直接関係ないけど、これに近い。
    http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/touch/20040604

    この映画とブラピの『フューリー』を一緒に観るとより楽しめます。理由はネタバレになるから言えませんが。。

  • ☆8

    1998年 視聴

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