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- / ISBN・EAN: 4988001907022
感想・レビュー・書評
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2002年セカンドアルバム
My Love's Sold
神のカルマ
生きたいよ
手首
遊体離脱
virgin suicide
天才
ソドシラソ
バリで死す
ハピネス
coup d'Etat
空をなくす
汚れたいだけ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「これはなんだ 神のカルマ 俺が払う必要はない」神のカルマ
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中古で。ドラムの中畑くんが、ハルカトミユキで叩いてたからバンドの名前だけは知ってて。2017#18
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名盤。いま好きになってしまった悲しみったらないな
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誇張でもなんでもなく、私の人生を変えたバンド。夫とはシロップ繋がりで知り合ったからね。シロップ以上大切に思えるバンドは今後も出会わないだろう。ラジオで初めて空を泣くすを聴いたのがシロップとの出会い。汚れたいだけは強烈で、とても冷静には聴けない、私は。
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「愛されたい、なんていう名の幻想消去して 沈むよ嵐の舟 環境と関係性と感情の海で 沈むよ嵐の舟 箱の舟」
前作『COPY』が高評価を受けたSyrup16gが、全精力を注いで作り上げただろうメジャーデビュー・アルバム。とにかく、アルバム全体に漲る緊張感が恐ろしい。どうしたらここまで、シリアスな音楽を生み出すことが出来るのだろう。
1曲目、『 My Love’s Sold』は、力強く男らしい決意の曲だ。My Love’s Song、自分の愛してやまない音楽を売り払って生きていかざるを得ない生活。それでも、生きていきたい。なんとか好きなように、適当にやっていこう。自堕落で自分勝手に見えるかも知れないが、社会と自身のギャップに苦悩する表現者にとってこれほど切実で、強い決意もないのではなかろうか。
それからは、やはり内省を基調にした、絶望的で愛すべき楽曲が続いていく。俺がダメなのはわかった。じゃあ、それは神のせいなのか。このまま歌い続けてよいものか。なんも決められない、わからねぇ。そんな死ぬ気にすらなれない人間も必死に生きている、だがその行い自体が罪ではないのか。遠い日の、まどろむように心地よい愛の日々のこと。理解されない孤独と、必然的に繰り返されていく死生観についての随想。そして、変わらない自分と腐りきった日常にあきれ果て、カラカラと笑うように歌う。「まだ飛べるよ、どこまでも。もっと上なんてなんもないけど」
そして最後は、その破滅的な行動と発想の全ての原因を「汚れたいだけ」という感情に発見する。それなら、もう汚れきって逆に消えればよいものか。いいや、そんな自分のことさえも捨て去ることの出来ない僕らに、彼らは「壊さないで」と悲しく歌う。やっぱり彼らのアルバムの最後は、希望とも言えないような、伏し目がちの前進で締めくくられるんだなぁ。そりゃそうだ。そうでなければこのバンドは、とうの昔に歌うことをやめているはずだもの。 -
01.My Love's Sold
02.神のカルマ
03.生きたいよ
04.手首
05.遊体離脱
06.Virgin Suicide
07.天才
08.ソドラシソ
09.パリで死す
10.ハピネス
11.coup d'Etat
12.空をなくす
13.汚れたいだけ -
出口のない焦燥感や折り合いのつかない過去や言葉にできない感情を五十嵐は歌ってみせる。
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レンタル、のち中古で