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- / ISBN・EAN: 4988111280275
感想・レビュー・書評
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2000年代前半の閉塞の限界から進んでいく雰囲気がぷんぷんしてて、カッコいい。
テーマはこの年代によくある陳腐なもので、人との繋がりを求め(Mail To Me)、見の周りの小さな繋がりに閉じた人間関係を廃し、荒涼とした世界(デザート)に置かれた時、彼らは空虚な彼ら自身と向き合い(あなたはあなたの関係者)、死という形で、私たちが普段意識しない大きな円環(サークル)がたち現れる。(家族が自殺し、自身も自殺した刑事への罵倒はこのことに対するもの。あなたはより広い人間の繋がり、サークルを意識していますか。)
掲示版は家族などといった小さな人間関係の外に、同質性による新たなサークルの萌芽を予感させる。
これで読み切れるているかは分からないが、実態ではなく、メタファーの配置として捉えなければ、読めないよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アイドル業界への批判っぷりが皮肉たっぷり(だと思った。
ROLLYがジェネシスでなく、ROLLYでしかなかった。
カレンダーめくるシーンは好きな絵なんだろうなぁ。
あと、布を切って出てくるシーンは絵が良かった。
自分で指切るシーンはハレグゥか!笑と思ったけど(どっちが先や)右腕の上に右手の指があるのかと思って巻き戻して観たら、ダイコンだった。
園作品はいつも思うけど、世の中にイライラするなら、イライラする!ってもっと直接的に言えばいいのにな。いや、これでも全然ありだが。
あなたはあなた〜のくだりは、なるほど。と思った。
最後に出てきた子供は咳をするべきだったと思う。不気味に。
でも、どことなく、プロパガンダやらサブリミナル効果の感があって良かった。
DVDの特典で、園監督自身の解説があるのが、すごく良い。 -
正直、雑な映画だと思った。
何だかメッセージ性みたいなものが強過ぎて無理矢理考えさせられる内容にさせられた気になる。
しかもそれが自殺と結びついていないし結局なんとなくわかった気になって終わる。そんな映画
続編(?)の紀子の食卓は面白い -
ローリーwwwwwwwwwwww こんど紀子の食卓と続けて観たいな。超疲れそうだから元気な時に・・
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グロいの嫌いな方は注意。ローリーに笑った。
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あまり評判はよくないようですが、私はこのチープさがけっこうスキです☆
とくにローリーの名前が鈴木宗男だったところとか、
こういう小ネタがいい! -
めちゃくちゃ怖かったらしい
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一体何を見せられているんだ…?という気分にさせられる映画。(悪い意味で)
ROLLYは一周まわって見どころでしょう。
このメッセージ性を映画にするなら、このストーリー構成じゃない気がする。
あと、異様に下手で無駄な登場人物がチラホラいる気がするけど、これはどこかへの忖度? -
レンタル開始頃、ホラー映画にカテゴライズされていてホラー映画を観たくて借りて観て、ぽかーんとしたのだった。監督の思惑通りかしら。ぽかーんと生きている人間をよりぽかーんとさせたいんじゃろこの!
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過剰とも思われる演出。
印象づけの意味では成功かもしれないが、その意図は理解しかねる。 -
高校時代当時付き合ってた彼と
同級生の男の子が借りてきたものがこれ。
おなか空いてた私に一緒に
牛カルビ弁当を買ってきてくれ
ニヤニヤしながら弁当を差し出す彼
映画始まり
飛ぶこと飛ぶこと
血は飛び散るし肉も飛び散る
牛カルビ食べられなくなりました -
この映画は話題になった当時に観ようと試みて、
最初のグロシーンで挫折した一本。
その後、園子温作品も遠ざけてたけど、
最近彼の作品をいくつか観て、面白かったので
再チャレンジ。
やっぱり時々映るグロはキツかったけど、
思ってた以上にストーリーで見せる映画だった。
でも、結局意味が分からず、カタルシスは得られなかった。 -
捜査はすぐ行き詰まり意味をなさない、結局一番核心に近づいたのは恋人を今回の事件で自殺で亡くした少女。
でも何一つ謎は解けてないです。後半、こいつらか、と思う人物はいるものの結局謎は謎のまま。グロテスクな描写も盛りだくさんってほどでもなく、急に出てきて消えてく感じ。でも指を包丁で切るシーンは切りにくそうな描写がリアリティーを感じで楽しかったです。
見終えた後に残るのは、なんとも言えないもどかしさとほんのちょっとの時間を返せ感。 -
自殺サークルの謎とか、いくつもの謎の部分をまったく回収せずに終わるので物語重視の人にはつまらないかもしれません。そういう部分やグロい部分を削ぎ落とすと、エッセンスは宮台センセの『終わりなき日常を生きろ』です。「『永久に輝きを失った世界』の中で」「そこそこ腐らずに『まったりと』生きていく」知恵を説く。
「あなたはあなたの関係者ですか?」という台詞が印象的です。自己肯定感の希薄さというより、自分がこの世界にいるという苦しさっていうのはこういう存在論的な部分からくるのかなぁ。
この映画が提示するのは、そこはもちろん大事だけど、私が私であるということは、不自由な悩みの中にいるそれぞれにとってそれぞれが妥当な自己像を模索し、せいぜい生きるだけの知恵程度にすぎないことだよ、とまとめている気がする。
「がんばれ」とかうざいんだよ。不安や空虚は癒せるわけないだろ。人は分かり合えないし日常はつまらない。そこまで面白くもならない。
そこまでして生きることに意味はあるのかって言ったら意味はない。でもそんなこといちいち言わなくてもいいよね、ごまかしながらやってくしかないよね、っていう。
この話には続編があるみたいなので観てみよう。78点。 -
雑だったなー。こどもたちの言葉は、ステキだった。
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うーん…これはちょっと気持ち悪いとしか思えなかった…
こんだけ気持ち悪いと思わせるのも大したもんですが…
途中のあなたとあなたの関係性?みたいなメッセージもそれらしいことを言っているだけとしか思えず全然心に響いて来なかった