仄暗い水の底から [DVD]

監督 : 中田秀夫 
出演 : 黒木瞳  小日向文世  小木茂光  徳井優  水川あさみ  菅野莉央 
  • バップ
3.09
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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021151054

感想・レビュー・書評

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  • 印象に残った点
    ・ロケ地
    知っている幼稚園だったので、こんなマンション?団地?だとか、あんな水路?川?近くににないけどな。。。という部分が気になり、自分自身へのストーリーの浸透に妨害となった
    ・矛盾
    ある意味、ホラーは矛盾がないと成立しない。しかし、矛盾してもいいんだけど、それなりに腑に落ちる矛盾の仕方や理論づけがないと、鑑賞サイドとしては置いていかれる。それをスルーしないと楽しめないのはもちろん理解の上だが、完璧に近いものを求めるすぎると楽しめない。

  • 5歳の娘・郁子の親権をめぐって別れた夫(小日向文世)と争っている松原淑美(黒木瞳)は、新しい就職先である出版社にほど近いマンションへ引っ越してきた。はじめは快適そうに見えたマンション暮らしだが、大きくなる天井のシミや、上階の子供の足音など、淑美の気にさわることが次第に増えていく。そんな中、淑美は真夜中にマンションの屋上に上がる郁子を目撃する。屋上の高架水槽付近で誰かと会話しているような郁子。だが、そこには子供用の赤い手提げバックしかない。淑美はバックを管理人に届けるが、いつの間にかそれは元の場所に戻っていた…。

    全編暗みがかった雰囲気と黒木瞳の演技が秀逸。精神的に参ってしまいヒステリックになる様子は、「ひょっとしたら一連の出来事は母親の妄想なのかも」と思わせる展開で気が抜けません。
    ただ終盤は心霊ドキュメントからホラーにシフトチェンジした感じでそれまでの緊張感が台無し。過剰な演出とお涙頂戴のラストもチープさを増幅させていると思います。

  • 「午後のロードショー」にて。「リング」と比較しないで素直に見れる人にだけおすすめ!?

    原作は未読。もとは短編らしく、どうも無理やり引き伸ばしたかのような印象が強い。2時間も引っ張れるようなネタじゃなかったかも。思わせぶりで冗漫な展開に、子役の女の子が可愛くなかったら観ていられなかったかも。それに肝心の後半も大して怖くない。まぁ「貯水槽でおぼれた少女の霊」というのは、ホラー映画のキャラとしては優れ物だとは思いますが(このジメジメ感がJホラーなんでしょ?)

    「私はあの子がいないと生きていけないの」とさんざ親子の絆が強調されていただけに、あの結末はちょっと意外(主役は死ぬ話って好きw) でも10年後のエピローグは全くの蛇足。「お母さんは私を守ってくれていた」という唐突なセリフに失笑。

  • 身体のない方々は どこにでも いっぱいいらっしゃるのに

    なぜ、大きなマンションで

    その子しか見えない ということになるのか・・?


    もし、波長が合って、

    その子が見えるようになったのなら

    ほかの皆様も見えるようになるはずでは・・?

    と不思議に感じながら観た記憶があります。


    この作品に限らずなんですけど、心霊系のホラーって、

    【その人(霊)だけが見える】という設定が多い。


    人里離れた別荘など、あまり人が住んでなかったような場所なら 理解できるのですけど

    (その別荘に関わった人くらいしか、そこにはいらっしゃらないだろうなと推察できるので)


    住宅街や、マンション、街中で

    一人しか見えないなんて、変だなぁと感じます。

    誰か(霊)と波長が合って、見えたなら

    その系統の波長のものは、大抵見えるようになるはずなので。

    (例えば、淋しがっている方(霊)と波長が合って、見えたのなら、
    ほかの淋しい方(霊)も見えるようになりやすいかと。)


    でも、そうして 

    主人公たち皆が、どんどん見えるようになってしまうと・・

    話がまとまりにくいかもしれない。


    サスペンスの要素で話を進めるには

    たぶん、一人しか見えない設定の方がいいのだろうなとも思います。

  • 途中までは子役たちや脇役たちの熱演(正直、黒木瞳はやっぱり下手である)に支えられて、それなりにおもしろかったのだが最後のあたりになると今の日本映画のダメなところ、つまりどんな話も愛と感動で回収すればいいという安直な脚本にどっちらけである。正直、最後の10分は完全に蛇足である。こういうお涙ちょうだいの話をやりたければホラーなんか作らずに2時間ドラマでも作っていればいいのである。
    また、肝心の幽霊のモチーフが「ママがほしかったの♪」っていうのは何じゃらほい。そういう設定はあってもいいが、だったら、きちんとこの子が父親から虐待されて、母親恋しの無念の思いを抱いて死んだということを書かないといけない。また、この亡霊がどこにいるかは完璧に途中で観客に分かってしまうのに、そこを何にも手当しないというのは客をなめている証拠だと思う。
    結論から言えば、冒頭に現われる泣いている男の子、そして主役の女の子の泣く演技が異常にうまいからなんとなく許されているだけで本当はダメ映画である。

  • 心霊現象の怖さより、マンションの管理人とか離婚した夫とかへのむかつきが先だって、いらいらしてもうた。
    ラストの主人公の行動にもいらいら。不自然やん。その不自然さの言い訳を、精神病だからとかで補ってるんじゃないかと勘繰ってもうた。
    水の怪しさとか、綺麗さとか一切感じなかったなあ。

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