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- / ISBN・EAN: 4560128823289
感想・レビュー・書評
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エンタテイメントとしては退屈です。事件が起こるのがそもそも半分を超えたあとなので、ミステリを期待すると違います。
雰囲気を味わう映画だと思う。20世紀初頭のイギリスの階級社会の空気や、使用人たちの思惑を、ドキュメンタリーを見るように楽しめるなら面白いと思う。セットや衣裳は最高です。私は好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何が面白いのかといわれると、面白くないよとしか言いようがないのだけれど、ある種の覗き趣味を完璧に満足させてくれる映画。階級社会が好きならきっと楽しめる。
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2002年度アカデミー賞で脚本賞に選ばれた作品です。
(ちなみに、同じ脚本賞に選ばれた作品は『アメリ』『メメント』『チョコレート』『ザ・ロイヤルテネンバウムズ』)
『ゴスフォード・パーク』のパークとは貴族の館を意味しているそうです。
かなり端折ってまとめると、1930年代初頭のイギリス。
キジ猟のためにゴスフォード・パークに訪れる上流階級の人々と従者たち。
そこで殺人事件が起こるという話。
とにかく、登場人物が多いです。
チラシの人物相関図がないと辛いかも。
もともと名前を覚えるのは苦手なのに横文字だし(あたりまえだけど)、従者・メイドの名前は「主人の名前」で呼ばれるのがイギリス貴族社会の古くからの習慣らしく、従者・メイドなんて似たような格好なのでよけいに混乱。
前半部分はもう一回観ないと誰が誰だが・・・。
殺人事件が起こると先に書きましたが、実はそれはメインではありません。
犯人探しというより、なかなか殺人が起こらない。
どちらかといえば、上流社会の人々と従者・メイドの階級の違いや複雑な人間模様を中心に描いている。
交互に場面は展開するのだが、大きな起伏があまりなく淡々と進んでいくのでビデオで観たら寝ちゃうかもしれないなあ。