学校であった怖い話S

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  • Amazon.co.jp ・ゲーム
  • / ISBN・EAN: 4983164734058

感想・レビュー・書評

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  • psアーカイブスが終了する前にやりたいソフトを購入しました。

  • 木造の踏み板からリノリウムに移り変わっても、恐怖の音は変わらない。

    SFC版『学校であった怖い話』の割と早めに出たPS移植&リメイク作品です。
    原作の大量出荷の煽りを喰らって『晦-つきこもり』同様に出荷枚数が絞られたらしく、好調を受けて増版が決まった後も最終出荷数は25,000本程度と少数であったそうです。
    その上、手放す人も少ないので中古市場では価格が高騰したまま安定しているのですね。今ならゲームアーカイブスで配信しているそうなので遊びたい人はそちらにGOです。

    さて、リメイクに当たってROMカセットから円盤に移り容量に余裕が出たためか、ビジュアル面では強化されています。
    実写と言ってもほとんど超現実派の絵にしか見えなかったSFCに比べ、ちゃんとこちらは写真です。
    一部を除いて全員高校生に見えます。
    ただし、これはホラーとしては痛し痒しといったところで禍々しさは薄れました。一昔前の学園ドラマを思わせる一方、特殊効果のチープさが際立ってしまった印象もあります。

    あと、BGMもほとんど一新されており、アレンジの利いた語り部選択曲「迷信」やある場面で用いられる「追問」などを除いては新規曲が占めています。
    その辺はリメイクとしては辛いところ。
    一方で、私が大好きな「刹那」、続いて「過去」といった切なめの曲が感動系の話を引き立てるのは見逃せませんね。SEは普通に向上しています。特に『晦-つきこもり』を引き継いだ悲鳴は嬉しいところ。

    で、肝心のシナリオですが、女性主人公「倉田恵美(デフォルト:変更可能)」が追加されています。
    これに伴って隠し含めニ十本ほど新規シナリオが追加され、男性向け女性向けに従来のシナリオも再配置されています。つまり男女どちらも選ばないとすべてのシナリオは回れません。

    共通シナリオであっても男女によって微妙に語り部の対応も違うので芸が細かいですね。
    特に岩下さんは男相手には恋愛を絡めた話、圧迫面接もかくやなおっかない話をするのに、同姓相手には割と親身な話をしてくれたりもします。

    SFC版からのシナリオもほぼすべての分岐に手が加えられ、語り部からの質問の答えが相槌のバリエーションを増えるだけとは限らず、高確率で違った話と言う形で返ってきます。

    先にも少し触れましたが、恐怖一辺倒ではなく感動系の話も増えています。
    その他、女性心理の話、追憶の話、超自然かつ幻想的な話、一見些細ですが身近で起こることで身につまされる厭な感情を巻き起こす話、などの強化も見逃せない。
    少年少女が普通に説得力あるモデルによって演じられているのは感動や繊細な心理を演じる上では強い。「まつげ」に恋する新堂さんは多いことでしょう。

    おそらく恐怖でなく郷愁の念を呼び起こす力で言うならこちらがより大きいとわたしは分析します。
    「学校」という誰もが通った道を舞台とするこのジャンルが懐かしさを呼び起こさないでなんとする、とお叱りを受けそうなものですがそれにしてもSFC版は異界感が強すぎた。過去であることは確かなんですが、抽象的で古すぎるんです。

    恐怖の純度は落ちたかもしれませんが、様々な感情を巻き起こす分一周した後の虚無感は上です。
    この世界を歩いてみてください、返ってくる足音は一見違っても、心臓の高鳴りは変わらないと思いますから。

  • 学校の七不思議の特集を組むことになった新聞部の主人公が、学校にまつわる怖い話を聞いていくサウンドノベル形式のADVです。

    話の語り手は6人。選択した順番によって話が変わります。隠しシナリオも存在するので、総数は50話以上。流石にこれだけあると出来は玉石混交ですが、7話目に向けて徐々に盛り上がるよう構成されているので、あまり気になりませんでした。
    ただ、システムがやや不便でした。フローチャートが無い、文章の表示速度が調整出来ない、バックログ機能が無いなど。SFCのリメイクだけに改善して欲しかったです。

  • シナリオの種類が多すぎて未だ制覇できず。
    怖い話が読みたくなったときには最適。

  • 学校であった怖い話S(PS)

    SFCのリメイク作。サウンドノベルホラー。
    新聞部の主人公が学校の7不思議を7人の学生に取材していく。
    話を聞く順番によって物語は変化し、最終シナリオも変わる。
    全部見るにはかなり時間がかかる、やりこみ要素満載。

    高値になっていてびっくり。でも、良作。プレミアついてる。
    (ps3やwiiでもダウンロード出来る)
    ホラー好きの私でもびびったトラウマシナリオもある!

    全部は覚えていないので好きな話とトラウマになった話を。

    殺人クラブ
    7不思議を取材し終わると、意識が薄れ、気が付くと椅子に縛り付けられていた。
    6人の学生たちは、主人公に恨みを持つ者たちの集まりで、
    殺人ゲームを考え付く。
    制限時間が限られている中、学校からの脱出を試みる。
    主人公は毒を盛られていて、隠されたアンプルを見つけて脱出しなければ助からない。
    しっかし、その恨み言の大したことのない動機が狂気に繋がるのが意味不明。
    選択肢を間違えると、学生達に殺される。
    ラスト、新聞部部長と対峙した際、どの選択肢を選ぶか悩んだものだ。
    正解はボールペンだったかな。
    部長をやっつけてエンド。
    制限時間はあり、選択肢を間違えるごとに時間が減っていくのはスリリング。

    図書室の肖像画
    図書室の清水さんの肖像画の顔が時々変わるという噂。
    清水さんが死んだときの顔になっているという。
    大丈夫だろうと思う選択肢を選んだ一回目。
    絵は変わっていなかった。そのままクリア。
    二回目。これもまたいくつかある選択肢の中から大丈夫そうなものを選んだが、、、、
    ムービーシーンになり、肖像画に近づくとその顔は
    血濡れのものに変わっていた。
    予期していなかったのでちょっとびっくり。

    水泳部のロッカー
    足を攣って水死した水泳部のロッカーを順々に開けていく。
    お約束で死体が飛び出てくるのかなーと思っていたら、
    コントローラーが不調のせいか、押してもいないのどんどんロッカーを開けていく。
    え、え?と戸惑っていると正解を引き当ててしまい、
    ロッカーから腐敗した少女の死体の顔のアップが!
    そして一瞬で消えた。
    予期していないとかなりびびります。

    トイレの生首
    お約束のトイレツアー。
    しつこくトイレを調べていたら、目玉の飛び出した生首が床にころりと。
    天井を見上げるとびっしりと生首がぶら下がっていると状態。
    いつも何もないトイレツアーで、実際に何かあると驚く。

    人形の話
    この作品の中でもかなり恐ろしい部類に入るといわれている物語。
    毎年1人が人形にイケニエに捧げられて命を落とす、という話。
    主人公が13番目で、最後のイケニエに選ばれ、
    毎日人形の幻影に怯えて精神、肉体ともに衰弱していくが、
    このままでは死ねない!と、イケニエを選定しているという噂の校長室へ乗り込む。
    そこである事実を知る。
    語り部の荒井さんは予定されていた語り部ではなく、
    学校の生徒でもなかった。
    そして、荒井さんは校長先生の息子で、12年前に亡くなっていた。
    息子を蘇らせる為に、校長は悪魔と契約し、人形にイケニエを捧げていた。
    ラスト、13人目のイケニエとして校長が選ばれ、凄惨な最後を迎え、
    人形が完成した。
    茶色い身体に黄色の粘着質の液体をまとった荒井さんに似ているような顔の人形。
    首を絞めてきたので、咄嗟に悪魔との契約書を破り、
    人形から魂が抜け出ていった。
    同時に人形の中から手のひらサイズの蜘蛛がワサワサと溢れ出し、
    その顔を人の顔をしており、おそらくイケニエにされた学生たちの顔だろう。
    そのまま空中を彷徨い成仏していった。
    荒井さんが実は人形だっという話。
    なんか、こんな説明じゃ何も怖くないねっ。

    花子さん
    一番衝撃的と言われている隠しシナリオ。
    実はまだ見ていない。
    いつか見たいけど、トラウマがあるせいか、実はこのゲーム怖い。

    以後四八という続編にあたるゲームが出たが、
    値崩れの速さから期待はできないだろう。
    殺人クラブが漫画化されたらしい!連載だっていうから楽しみ。

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    追記

    ゲタ箱の中には
    他人のラブレターが入っていた、といオチ。
    上履きにぎっしり画鋲が入っているパターンもあり。

    トイレに行かない男
    学校の有名人竹内はトイレに一度も行かない。
    ある怪しいお茶を飲んでいるからだというが・・・
    そのお茶の名はサンブラ茶。
    植物らしいが人の体内に入ると活性化し、排泄物を汗として処理してくれるらしい。
    その見た目のグロテクスさと、青臭いひどい臭い。
    最初は気色悪くて仕方がないが、飲んでみるとはまっちゃうらしい。
    しかし、飲むと皮膚の下を寄生虫が這い回るような感じがし、
    口を開けると、植物の茎や根がからみついて見える。。。
    おぞましい。

    ギャンブラー
    悪魔のトランプを拾った金儲け好きの男の話。
    ポーカーで必ず勝つことが出来、負けた相手の生気を悪魔へ捧げる。
    100戦連勝の男とポーカーをしてくれる相手がいなくなり、
    悪魔との契約のタイムリミットで自分の命を奪われて死んだ。

    水道の蛇口
    体育館の水道の水を飲むことができるか?
    はしから2番目の蛇口からは変なにおいがするから、針金で止めて使えなくされている。
    よく水死体の髪の毛やアカサビ、ゴキブリなどの虫が出てくる、
    というおぞましい話を聞くが、これも似たようなもので、
    体育館の貯水タンクの中に女生徒を監禁した生徒がおり、
    その死体の腐臭や腐肉が水道から流れてきたという話。
    独占欲の強い生徒が生徒をそんなところに監禁するという狂った話が怖い。

    かくれんぼ
    高校でかくれんぼをした小学生が、誰にも見つからず出られない場所に
    隠れてしまいそのまま餓死してしまい、以後
    その少年の亡骸を見つけると、かくれんぼの鬼を交代させられ
    二度と抜け出すことができない、という噂があった。
    実際興味を持った男子生徒が旧校舎の床下から少年の亡骸を発見。
    かくれんぼを繰り返し、最後は死んでしまった。

    とりあえず以上!

  • 「きみも僕みたいなカッコマン目指してがんばりなさいよ」
    アーカイブスで落とせるのでぜひどうぞ

  • SFCソフト「学校であった怖い話」の移植バージョンです。
    見所は前作主人公に加え、女主人公が増えた所ですね!
    女主人公でしか見れない話が増え、SFCでお馴染みのシナリオにも新しい選択肢や展開が増え、ますますやりこみ要素が増しました。

    残念なのは音楽が変わってしまった事でしょうか。SFC版のアレンジや新BGMなどが増えましたが、この作品にはSFCで使用されていたピアノ曲の方が映える気がします
    。特に新堂先輩のテーマ曲の変わり具合にはがっかりしました…。(新しい方のも良いんだけどね!
    あとは実写のキャストも全員新しくなりましたが、こちらは賛否両論かもしれません。私は女性陣が綺麗になったなと思いましたw
    グラフィック面は綺麗になりましたが、個人的にはSFCの少し荒いグラフィックの方が雰囲気が出ていて怖かったです。

    色々書いちゃいましたが、ゲームとしては面白いですよ!学怖好きな方におすすめしたいです。


    【好】
    恵美たん

  • 夏のお約束。

  • 現在、入手困難なレアゲームと化しているらしい。
    何故かプレイ途中でソフトが行方不明になったので、未クリア。何処に行ったんだ。

  • 私が買った(らしい、覚えてないw)ホラーゲーム!自分が会話に参加していくサウンドノベル、もちろんマルチエンディング形式で、あとは隠しシナリオもあったりとけっこう遊べますよ。話的にはもちろん怖いものも、人間味があって切ないものもあるのですが中には「ふざけんなァ!」って思うくらいばかばかしいものも・・・wそれはそれで差が激しくて面白いです。純粋なホラーもギャグなものも好きな私にとってはですが。そういう点では好みが分かれるゲームだと思いますね。あとBGMもけっこういいんです、これが。

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