ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ [DVD]

監督 : ジョン・キャメロン・ミッチェル 
出演 : ジョン・キャメロン・ミッチェル  スティーヴン・トラスク  ミリアム・ショア 
制作 : ジョン・キャメロン・ミッチェル 
  • エスピーオー (2002年9月6日発売)
3.97
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本棚登録 : 1343
レビュー : 275
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988131900801

感想・レビュー・書評

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  • 観てる最中・観終わってすぐは、よくわからなかったけど、あとからじわじわと。the origin of loveの内容をよくよく噛み締めると、もう、たまらん。片割れをね。そうだよね。
    っていってるといつまでも結婚できない気がするけど。

    話にはちょっと入って行きにくかったけど、観て良かったなと思えました。

  • 多分10年ぶりくらいに観た。
    ヘドウィグの舞台にむけて復習予習のため。
    やっぱりいい映画だった。いい音楽だし。サントラほしい。
    感想も解説もよくわからなくて何も述べられないけど。

  • カフェの店員に今書いている評論の話をしたら、オススメされた一本。
    僕は映画はまったく観ないタチなんだけど、まぁ物書きの足しになると言うなら観てみたいと思って借りてきたら、めちゃめちゃ面白かった。

    まず主人公の名前からして、ドイツ語の女性名とカツラのダブルミーニング。そして主人公は東独出身、その連れ合いはユダヤ人。前者はトランスジェンダー、後者もそうっぽく描かれている。主人公の母親はヒステリックな社会主義者(神を批判していたのでレーニニストなのだろう)。主人公の最初の夫はホモの黒人米軍将校、次のパートナーは——作品のなかで重要な役割を占める男の子だが——マザコンのクリスチャン、主人公が若き日にセッションしたのは韓国人の米国軍人妻。かたっぱしから既存の社会構造の中でアイデンティティをぶっこわされまくってる人々を並べて行って、その矛盾を歌に織り込んで投げつける。

    これぞ、the end of 20 century の地獄絵図。でもそれを、最後にはSpinning your rock 'n' rollと前向きに歌い上げる。

    そして、こミュージカル映画のテーマとなるのはOrigin of love。プラトンのアンドロギュノスを引いて、愛の本質さと自由さを歌い上げる。ここにあるのは階級対立でも、マジョリティとマイノリティの対立でもない。そんなものはもう20世紀の遺構だ。今ここにあるもの、それはカオスであり、お互いがお互いのカオスさを自分の中でどう縫い合わせ(コラージュ、モンタージュ)、作って行くかという問題が提起されているのである。その中で、愛が極限の結合として——同時に絶対的な不可能性として——描かれるのである。

    非常に素晴らしい映画だった。なのに何故星4つかって? やっぱり舞台で観たいと思ったからだよ!

  • 主人公のヘドウィッグの哀しさが通底に流れるなか、異国で生きていくために、無理をしてでも胸を張っているところ。

    それが劇中でのロックパフォーマンスの激情と、普段の半分あきらめたような、それでもあきらめられないような、もの悲しい表情の往来に表現されている。

    やはり、少しウェットで、なんだか腑に落ちないこともある中、ロックを演奏することで、ホンモノになれるような。

    ジャンルとしてはグラムロックなのでしょうか。曲としてはもう少し幅広だった気がしますね。パンクっぽいのもあれば、かなりポップなのもあって。

    TheWhoのトミーの劇場版を観ているような気分になった。
    70年代から80年代のMTVテイストのように感じられるところもあり、見せかけのキラキラさの奥に潜む、ちっぽけな人間性のもつ哀切が良く描かれている映画。

  • 愛と悲しみのロックンローラー
    めちゃカッコいい
    サントラも最高

  •  東独で生まれ性転換手術に失敗したヘドウィグ。彼の歌と共に、愛と裏切りに満ちた彼の人生を振り返る。
     オフブロードウェイの名作を自ら映画化。

     20年ぶりに見て当時は歌のインパクトしか分からなかったけど、改めて見るとやっぱり名作。
     歌の力強さとストーリーがバッチリ噛み合っている。愛というのは残酷さを持ってるものなんだ。良くも悪くもそれが愛なんだと思う。
     同性愛の映画だけれども『愛の起源』の歌詞にあるように異性愛とか同性愛とか区別するようなものではなくて、どれも全部愛なんだというテーマがあるように思う。あれから20年、日本もやっとそういうとこに近づいてきたのかな。

     DVDでは普通のチャプターだけでなくミュージックチャプターもあってこれは助かる。
     『愛の起源』はほんと最高。 

  • 舞台は見ていないので、純粋に映画のみへの感想。

    すんごい音楽かっこいい!!!
    観た後、とにかく楽曲をすぐ手に入れたくなりました。

    同性愛ですが、ものすごくせつなくて美しいです。
    そして、一緒。
    異性どうしだろうと、同性同士だろうと、すれ違ったり、受け入れられなかったり、理解していても同じ道は歩めなかったり…
    そういう出来事はどうしても起こるし、
    それに巻き込まれるようにして傷ついて傷つけて、
    そうして、やっぱり生きていく。

    音楽が骨太に作品を支えるけれど、演者のたたずまいからセンチメンタルを感じたり、エールを送って観ていて、全く同じ要素がない人生でも、自分の人生を大切にしようと考えたりする、不思議な作品。

    すごく荒削りで、まだ生っぽい要素を残しつつ愛されていった舞台を、よくここまで映画に落としこめたなと、
    別視点でも感動。

    ほんとうに、いい作品。
    同性愛嫌いとか知らんとか置いといて、まず観て。
    創作の愛は性別に縛られない。

  • 先週のトニー賞授賞式で、今、ブロードウェイでやっているこの作品の舞台版のパフォーマンスがあって、それがなかなかよくて、どんな内容なんだろうと興味をもったのでDVDをレンタル。
    なんというか、ロックミュージカル風な気楽で楽しい感じを予想してたので、ストーリーも表現方法もけっこう複雑というか難解で、一回見ただけだとよく理解できないのかも。楽しい、って感じではなく、むしろ、暗い気持ちになったのは事実……。でも、少し調べた結果、なんとなく腑に落ちた。言っちゃえば身も蓋もないかもしれないど、求めすぎず、そのままの自分と状況受け入れることが大切、とか、すでに幸せはそこにあるのかも?、とかいうこと?
    歌が全部すごくよかった気がする。

    あとどうでもいいけど、イツハクがミュージカル「レント」のファンで、オーディションに受かったのに行かなかったの??というのが気になる……。

  • 東西ベルリンの壁、同性愛を題材にしたお話。
    東で生まれたヘドウィグが自由を求めて西へ行く。その自由と引き換えに自分の大事な部分を渡すことに。ヤブ医者の手術により1インチだけ残ってしまい、また恋人にも見捨てられる。ヘドウィグは女として生きる道を選び、恋をして、傷つき、それでも懸命に生きる。最後全てを捨てて自由になるシーンは最高です。
    日本に馴染みのない2つの問題を題材にしてたので、内容を知らずにいきなり見た感想は内容で分からない部分が多かった。けれども見終わった後に何か残り、調べてもう1度見たら内容深く理解できたし、すごく引き込まれる映画だなと。カルトムービーですね。

  • タイトルの意味が作品を見て分かった瞬間に

    胸がきゅーっと締め付けられました。

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