幕末太陽傳 [DVD]

監督 : 川島雄三 
出演 : フランキー堺  南田洋子  左幸子  石原裕次郎  芦川いづみ 
制作 : 川島雄三  田中啓一  今村昌平 
  • 日活 (2011年12月7日発売)
4.02
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  • 本棚登録 :157
  • レビュー :39
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988103600456

幕末太陽傳 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 「プレミアムシネマ」にて。幕末の遊郭を舞台にしたグランドホテル形式というのが奮ってる! フランキー堺が狂言回しになって、さまざまなトラブルに嘴を突っ込むという設定は面白いのですが、セリフが聞き取りづらくて、ストーリーの把握が難しいのが難。

    高杉晋作役で若き石原裕次郎が出てきたりしますが、もっと歴史上の人物が出てくれば良かったのにと思わなくもないです。

  • <ストーリー>
    舞台は幕末、文久二年の品川宿。佐平次は仲間を連れて遊郭旅籠の相模屋で豪遊する。しかし無一文でお金を払えない。散々遊んだ挙句に仲間を帰して金が無い事を店の者に打ち明ける佐平次。支払いが出来ない代わりに居残りと称して相模屋に住込みで働き始める。そこから佐平次は女郎同士の喧嘩、客のクレーム、おまけに攘夷派の長州藩士高杉などと交わるなど、相模屋のいざこざを手際よく解決していく。いつしか佐平次はお店にとって無くてはならない存在になり、みんなからも信頼されるようになった。しかし時折変な咳をする佐平次。お金も貯まってきたしそろそろ潮時だと店を出ようとする。そんな矢先にまた客の対応を頼まれる。

    <感想>
     ストーリーは大雑把にしか書いていないが、この中にはたくさんの出来事が入っている。それもそのはず、この映画は落語の「居残り佐平次」という噺から主人公をとっている。他にも「品川心中」、「三枚起請」、「お見立て」などの落語がこの映画には登場する。それらの噺と幕末の混沌とした世界観を織り交ぜつつ、我が道を生きていく佐平次を面白おかしく仕上げている。この世界観がたまらない。見れば見るほど味のある映画です。ちなみにキャストで石原裕次郎なども出ている事が注目を集めますが、脚本には当時31歳の今村昌平も参加しています。面白いわけですね。

  • フランキー堺最高!

  • 1:50

  • 面白かった!テンポが良くて笑いがある作品の流れの中で、死の影が描かれているのがどことなく緊張感を感じさせる。また死さえも笑いと同じように描けるのは表現の強みだと思う。ラストシーンのカットは死からの逃避という意味に見えた。そしてフランキー堺は名演!

  • 上から下へ、左から右へ。
    まさに河が流れるかのようなスピード感。
    どこをみても飽きない!
    しみったれてなくて、なんてかっこよく素敵な時代劇。

  • 幕末。品川の遊郭で飲めや歌えやの大振る舞いをした佐平次だったが無一文だった。
    遊郭で働く事になった佐平次は、その要領の良さで次々とトラブルを解決していき・・・。

    居残り佐平次はじめ、落語の噺がたくさん出てくるので、落語好きならかなり楽しめる!

  • 居残りさんのキャラが最高!「悪いせき」のふりがあったので、あのあと死んだのかしら、死ぬ運命にあるから出たのかしら、と思うと切ない。

  • この映画のみを見る限りでは、この監督の映画は観る気がしない。
    フランキー堺のコメディーはおもしろくない。
    下品だし、きたないし・・・。
    まして、あんな顔がもてるわけもないのに、もてている。

  • ときは幕末夜明け前。
    北の吉原、南の品川と称された品川遊郭を舞台に、
    一癖も二癖もあるスルメみたいな連中が起す騒動を一手に引き受け、口八丁手八丁ですいすいっと泳ぎきる佐平次の活躍を描いた痛快傑作喜劇。

    主人公佐平次にジャズドラマーのフランキー堺。脇を固める町人、庶民には、
    小沢昭一、菅井きん、金子信雄に熊倉一雄…いづれ劣らぬ立て板に水の口達者、芸達者。これでつまらぬ訳が無い。
    また血気盛んな攘夷志士には、やはり血気盛んな後の日活看板スター等が勢ぞろいで華を添える。演技の巧い下手はともかく石原裕次郎はやはり華のある人なんだと再認識。

    全体の味付けは、粋で洒落っ気たっぷりな、テンポの良さとシニカルな笑い。
    特にフランキー堺の身のこなし、センスの良さ、宙に舞う羽織をふぅわりと羽織る粋の良さには舌を巻く。

    最後の杢兵衛大尽は、佐平次のそして川島監督のもう一人の内なる自分の代弁者ではなかろうか。若しくは父親や故郷かもしれない。
    得意の口上が通じないのも自分自身だから誤魔化しが効かないのではないだろか。
    「このふらふらもんが」「人間一度はおっ死ぬもんでねぇか」「嘘べぇこいてるとぉ地獄さ落ちねばなんねぇど」と杢兵衛に詰問される。これは自問自答かもしれない。
    しかし佐平次は「え~ぃ。地獄も極楽もあるもんけぇ。俺はまだまだ生きるんでぇぃ」と言い放ち全力疾走でその場を逃げ去り幕となる。
    この川島監督の所信表明とも取れる意地っ張りに、私はただひたすら憧れるしかない。
    お薦めの一本です。

    中高生の頃、ヤンジャン「栄光なき天才たち」で本作に出遭いました。感謝!
    〔080518鑑賞〕

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